エルメス(HERMÈS)財団が運営する 銀座メゾン エルメス フォーラムで、光・振動・波動といった身体が感じる「ゆらぎ」を通して知覚探究を試みる4人のアーティストによる「インターフェアレンス(Interference)」展が2023年2月23日からスタートしました。
参加アーティストの4人と展示作品についてご紹介します。
銀座メゾンエルメスで開催される「インターフェアレンス」展について
銀座メゾンエルメスで開催中のグループ展「インターフェアレンス」展の参加アーティストは、フランシス真悟、宮永愛子、スザンナ・フリッチャー、ブルーノ・ボテラの4人。
光・振動・波動といった 日頃から身体が感じる「ゆらぎ」を通じて知覚探究を試みるアーティストたちです。
タイトルの「Interference(干渉)」は光・音・電波・記憶などの干渉や妨害を意味する言葉で、今回の展示においても「作品の相互干渉」や「振動の干渉」、「展示への干渉」などの様々な「干渉」を表現しています。
フランシス真悟はカリフォルニア州・サンタモニカに生まれ、現在はロサンゼルスと鎌倉を拠点に国際的に活動するアーティスト。
空間や精神性を探求する抽象画を得意とし、キャンバス上の帯から色彩が広がる「Bands Light Space」シリーズや今回のイベントのタイトルにもなっている「Interference」シリーズなどが代表的です。
「Interference」シリーズでは蝶の鱗粉のような薄い素材「光干渉顔料」を用いて、角度によって光や色が移り変わる「光の干渉」が生み出されます。
スザンナ・フリッチャーはモントイユとパリを拠点に活動する現代アーティスト。
光や空気の流れを取り入れた繊細な空間表現が特徴的で、観る人の感覚や感性を刺激する作品を数多く手掛けています。
今回の展示では極細の半透明の糸で空間を満たし会場内に設置された複数のモーターの振動や周波による「振動の干渉」を表現しています。
鑑賞者は作品の中に入って糸から空気に伝達される振動を体感することができます。
現在京都を拠点に活動するブルーノ・ボテラが今回の展示で試みたのは「展示への干渉・衝突」。ギャラリー内の隠れた場所や、ビル内の通常目にすることはない一角を展示場所として選択しました。
「寄宿」という作品ではブルーノ・ボテラが会場の裏側の一角で一晩眠り、その際にベッドに空けた穴から突き出した手の無意識な動きをかたどった独創的な立体物を展示しています。
作品を通して芸術の本質や展示、作品そのものに対しての観る人の意識を触発しているといいます。
結晶化するナフタリンの特性を活かしたオブジェやインスタレーションを用いて「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する宮永愛子は、今回の展示ではオンラインで「日常から宇宙を感じるお茶会」を開催します。
エルメス公式サイトでの事前応募で当選すると席主である宮永愛子からの手紙が届き、お茶会当日には花山天文台からライブ中継が行われます。
会場に飾られた写真やオブジェは離れた場所を感受する身体を想像させます。
会期:2023年2月23日(木・祝) 〜 6月4日(日)
※2023年3月21日、4月21日、5月21日には宮永愛子による茶会も開催(要事前応募)
参加アーティスト:フランシス真悟 / スザンナ・フリッチャー / ブルーノ・ボテラ / 宮永愛子
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階
所在地:東京都中央区銀座5-4-1
開館時間:11:00~19:00
入場料:無料
休館日:3月15日(水)
※予告なしに変更の可能性あり。最新の情報についてはエルメス公式サイトをご確認ください。
アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」B7出口直結 / JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」日比谷口より徒歩7分
問い合わせ先:銀座メゾンエルメス フォーラム TEL 03-3569-3300
まとめ
銀座メゾン エルメス フォーラムで2023年2月23日から開催中の「インターフェアレンス(Interference)」展についてご紹介しました。
それぞれの世界観が響きあうようなユニークな展示会は2023年6月4日までの開催です!ぜひ足を運んでみてくださいね。
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