【プロ解説】モンクレールの並行輸入品について解説！見分け方や購入時の注意点など完全ガイド！

急な気温の低下も見られ、秋の到来を感じる季節となりました。この時期にダウンを検討される方もいらっしゃいますよね。

日本でもラグジュアリーダウンの需要も高まり、「モンクレール（Moncler）」に目を向けられると思います。

モンクレールを探す上でよく目にする「並行輸入品」。
「並行輸入品って何者？？」や「並行輸入品て偽物でしょ？」などの疑問を持たれる方も多くいらっしゃいますでしょう。

今回はそんな並行輸入について迫っていきたいと思います！

モンクレール並行輸入品とは？

大手ショップングサイトやファッション通販サイトで見かけることの多いモンクレールの並行輸入品。まずは、並行輸入品について詳しく説明いたします。

並行輸入品の定義と国内正規品との違い

「並行輸入品＝偽物」と考えている方もいらっしゃいますよね。実はそうではないのです。

並行輸入品とは海外の正規店や免税店などで入手した品物を業者やバイヤーを通して、もしくは海外で個人で購入されたアイテムを指します。

BUYMAやAmazonなどのショッピングサイトにて「並行輸入品」と表示されているアイテムは、バイヤーや業者が海外へ買い付けに行き、または現地のバイヤー・業者が販売を行なっています。

他にも個人でアメリカのモンクレールやブティックで購入し、日本の国内へ持ち込んだものも「並行輸入品」となります。

日本の国内正規代理店（現在ではモンクレールジャパン）が提供していない日本国外、海外で出回っているモンクレールは全て「並行輸入品」と捉えて良いでしょう。

並行輸入品のメリットとデメリット

並行輸入品は傷やダウンの劣化などアイテムに何かあった場合、国内正規店で行なっているアフターサービスを受けることができません。
また、国内正規品と海外とでは製造の基準が異なることもあり、品質が劣ってしまう場合があります。そのため売却するとなった際に、買取金額には大きな差が生じてしまいます。

モンクレールの並行輸入品と国内正規品を見分ける3つのポイント

どこをどう見れば「国内正規品」と「並行輸入品」と見分けられるかを説明いたします。ショッピングサイトや中古品でモンクレールを購入する際の参考にしてみてください。

タグ(シリアルナンバーとプロダクトID)

国内正規品か並行輸入品か見た目ではパッとわかりません。そこで判断材料となるのがタグです。
国内正規品であればQRコード、シリアルナンバーといった正規代理店が発行したタグが付属されております。
モンクレールの正規品のアイテムには、必ず12桁のシリアルコード（画像赤線部分がシリアルコードとなります）が付いています。このコードを読み込むと購入された店舗やモデルの情報などが記録されており、アフターサービスを受ける際スムーズに行うことができる他、偽物か本物の判断も可能となっております。

並行輸入品の場合は、写真の通りシリアルナンバーやプロダクトIDのタグが付属されておりません。
（稀にアウトレットアイテムでタグが切られていることや、スタンプが押されていることもあります。）

価格差

並行輸入品は価格帯の差もあります。どのくらい違うのか、定番モデルのMAYAダウンジャケットで比較してみます。

日本国内正規直営　　　　　　￥300,300（税込）
楽天市場 海外並行輸入品　　 ￥229,900～289,300（税込、サイズによって価格が異なります）
Amazon 海外並行輸入品　　 　￥287,640（税込）
BUYMA 海外並行輸入品　　　　￥260,700（税込）

国内正規に比べると並行輸入品は1〜2割安い傾向にあります。また、並行輸入品は海外限定モデルも購入することができ、品質が変わらないこともあるので並行輸入を選ばれる方も多くなっております。

販売ルートの確認

並行輸入品を購入される際は、販売ルートを確認してから購入されることをお勧めします。
2024年現在、日本国内で出回っている国内正規品は「モンクレール ジャパン」より販売されております。
歴代の代理店は以下の通りとなります。

年代	代理店名
2001年〜2005年	ペッパージャパン コーポレーション（株）
2006年～ 2008年3月	スープリームス インコーポレーテッド（株）
2008年4月 ～ 2009年3月	スプレンダーズ＆カンパニー（株）
2009年4月〜現在	モンクレール ジャパン（株）

「モンクレールジャパンではないから並行輸入品。」という訳でもなく、歴代によって代理店が異なります。
また、並行輸入を取り扱っている店舗によっては、「どこで、どうやって購入したか」を明記している業者のほか、大手のネットショッピングサイトでは所属のバイヤーが海外に直接買い付けに行って販売している事もあります。

古着店では販売代理店を確認してみたり、ネットショップでは入手方法などを細かく見てみることも並行輸入品との差別化に繋がるかと思います。

モンクレール並行輸入品を購入する際の3つの注意点

並行輸入品は購入するリスクが高い点はありますが、品質やクオリティは国内の正規店で販売されているモデルと変わらないモデルも存在し、安く購入できれば嬉しいですよね。そこで並行輸入品を購入する際の注意点をお伝えします。

信頼できる店舗や業者の見極め方

ネットショップやフリマアプリなどでは、不自然な日本語や漢字が使われていないか、「90%OFF」といった値引率が異様ではないかなどをチェックしていただき、販売業者の口コミといった情報も有力です。
ブランド古着買取店では買取実績を公開している店舗もありますので、そちらもチェックしてみるのも良いと思われます。

アフターサービスの有無を確認する

モンクレールはラグジュアリーダウンの中でも人気が高く、お値段も高価なものです。
日本国内正規品であれば、モンクレールの公式のアフターサービスを受けることができます。
傷や破損などが生じてしまった場合にはこちらの利用ができますので、長年着れることが可能です。

並行輸入品は、日本でのモンクレール公式のアフターサービスを受けることができません。
もし、アメリカのモンクレールで購入された場合ですとアメリカのモンクレール公式のアフターサービスは受けれます。（アフターサービスの内容は各国で異なります。）

並行輸入で購入されたお品物で、破損やファーやベルトを紛失してしまったのであれば、購入されたお店やネットショップに相談してみてください。

「長く着たい」、「キッズアイテムが欲しいけど汚れや傷が心配」という方は迷わず日本の正規店で購入されることをお勧めします。

モンクレールの並行輸入品は偽物が多い

並行輸入品は残念ながら偽物の出回りが多くなっています。
ブランドから直接アイテムを仕入れる訳でもないので、どこかでこっそり偽物をすり替える業者も中にはいますが、バイヤーによっては偽物かを判断する手段を持っていないバイヤーもいるため、偽物の流出を防げなくなっております。

モンクレールの並行輸入品＝偽物？

「並行輸入＝偽物」と考えてしまいがちですが、モンクレールジャパンが取り扱っていない海外モデルのアイテムが「並行輸入品」となりますので、必ず偽物という訳ではありません。

逆に言うと、日本正規品を海外に持って行き販売しようとすると、日本正規品も現地では「並行輸入品」という扱いになります。

なぜ、偽物と言われてしまうのか。それはやはり、並行輸入品は偽物が多く出回っている現状にあります。
その理由としては、コピー品と知りながら「並行輸入品」と謳っている悪徳業者や、買取店によっては並行輸入品を本物・偽物と見分ける手段を持っていないお店もあり、並行輸入品を買取から弾くこともあり「偽物」と認識してしまうこともあります。

また、並行輸入品は国内正規店からは正規サービスを受けられないと言うリスクもあります。その事情を知らない方がアフターサービスを受けようとし、実際「サービスを受けれないから偽物」と受け取ってしまうこともあります。その際は購入された店舗にて「独自にアフターサービスを行なっていないか」を問い合わせをしてみても良いかと思います。

様々な影響もあり、多くが「並行輸入＝偽物」と捉えてしまう人が増えております。

モンクレール 並行輸入品でよくある質問（FAQ）

まとめ

「並行輸入品だから偽物」と言う訳ではなく、偽物が多く出回っているのが並行輸入品と考えていただいて良いでしょう。

ただ、日本正規品と称して日本国内でのコピー品も年々増えているのも確かです。やはり正規店で購入されるのがオススメです。

それでも「少しは安く購入したい！」と言う方は、ブランド買取店がオススメです。当店ではモンクレール専属バイヤーが移籍しておりますので国内品はもちろん、並行輸入品のお品物もしっかりと見極めて買取・販売を行なっております。

近年では新古品も増えており、新品同様状態も中古市場への流通が多くなっているのでチェックしてみる価値はあります。

また、「並行輸入品だけど買取を断れるか不安」と言う方も是非当店をご利用してみてください。状態や年代などお品物をしっかりと拝見させていただき、お客様に満足のいく買取金額をご提示させていただきます！買取実績も公開致しておりますので是非買取ページをご覧ください。