みなさんこんにちは!
ラグジュアリーバイヤーの森田です!
いきなりですが、みなさんは好きなファッションデザイナーはいますか???
服好きの方でない限り言われても難しいと思いますが、私は何人か好きなデザイナーがおりまして、前のブログにも書いたのですがエディ・スリマンや宮下貴裕、クリス・ヴァン・アッシュらのデザイナーが好きなのです!!
その記事を書き終わった後に「あ、リックがいた!」と失念しておりました(泣)
ということで、今回は世界的な鬼才リック・オウエンスが作り出す圧倒的な世界観を紹介していければと思います!
リックオウエンスの世界観
リックオウエンスが作り出す世界観は一言で言えば「ダーク」です…
ルックを見るとどのブランドよりも奇抜で、流行に流されない圧倒的な黒が支配する世界=コレクションを全面に打ち出しておりモードかと思いつつもどこかストリートやゴシック、ロックを彷彿とさせるようなルックが特徴です!
日本では2014~2018年頃に流行したモードストリート全盛の時代に所謂ジオバスことジオバスケットスニーカーやサルエルパンツなどのアイテムにヴェトモンやOFF-WHITEを筆頭にヨウジヤマモトや懐かしきマルセロバーロン、HBAらのモードストリートブランドのアイテムを合わせるスタイリングが爆発的に流行しました…
私も学生でしたので例にもれずラグジュアリー、モードストリートファッションをしリックのサルエルパンツを履いていたことが記憶に新しいです(笑)
リックオウエンスの代表アイテム
世界的に高い人気を誇るリックオウエンスが代表アイテムといっても様々なアイテムが存在します…
ジオバスケットやミニマルなキャンバススニーカー、コンバースとのコラボスニーカーまで幅広く展開しておりその全てが人気アイテムです
- ジオバスケットスニーカー
- サルエルパンツ
- ラモーンズスニーカー
- 22SS THOMAS シリーズ
世界観重視、全身リックを着る人にとっては毎年ローンチされる黒を基調としたアイテムが非常に人気でドレープが施されたアイテムやリックの代名詞であるサルエルパンツ、オーバーサイズのフーディなどこう見ると以外にも様々なアイテムを展開している印象です…
実はアクセサリーもオススメで、あまり日本では見かける機会がありませんがジオメトリックなチェーンネックレスやリック自身が影響を受けた建造物や文化、風習、宗教から影響を受けた悪魔的なアクセサリーなど一貫してリックの持つ素晴らしいインスピレーションと表現力が踏襲されていると思います!
また、比較的カジュアルなアイテムが多いDRKSHDW(ダークシャドウ)の人気も高く、リックオウエンス本ラインに引けを取らない程です…
リックオウエンスの23SSをレビュー
リックオウエンスも所謂ハイメゾンの一つとして位置づけられているため、パリファッションウィークに参加しております!
2022年6月23日(火)の3日目に登場したリックはルイヴィトン、ヨウジヤマモト、イッセイミヤケといった錚々たるブランドの中でも個人的にNo.1と言ってもいいくらい圧倒的な世界観を放っていました。。。。
リックの代名詞であるダークでゴシックな黒のアイテムも目立ちましたが、今回に限ってはエジプトの神様であるスカラベからインスピレーションを受けたルックや「半透明」というテーマのもとこれまでに見た事の無いような衝撃的なルックを数多く展開していました!
ショーの内容自体も衝撃的で、火や水を全面的に使ったショーはダイナミックで美しく会場も相まって見入ってしまいました…
リックのショーは通年過激で誰も思いつかないようなインスピレーションが多く、一貫してダークかつアングラな世界観を持ちながらも意外にも文化や風習、宗教などリックが影響を受けたバックグラウンド以外にも多様性が強く打ち出されている事が多く、2023年春夏で見せたコレクションはパステルで派手なカラーリングでありながらもどこかダークさが漂っているので、今回も更なる進化を遂げたなーという印象を持ちました!!
まとめ
リックは間違いなく天才であり奇才と呼ばれる世界的デザイナーの一人です!
リックオウエンスを立ち上げてから長いキャリアを持ちながらも、これまで一度もハイメゾンのデザイナーとして就任していない事もまた、すばらしさを感じられます。
一貫して自身のクリエイションを創造し続けるリックは今後も人気が落ちることなく続いていくでしょう!
Image Source:fashion-press.net,highsnobiety.jpfashion-archive.comfashion-archive.com,mybrands.jp,25ans.jp