DIOR（ディオール）のアーティスティック ディレクター・キム ジョーンズが手掛けるサマー 2023年 サマー メンズ コレクションが2022年6月24日（現地時間）、パリ ファッションウィークで発表されました。
ムッシュ ディオールとイギリス人画家ダンカン・グラントの2人の生涯や作品からインスピレーションを得た本コレクションは、パリ5区のヴァル ド グラース王立修道院を会場として開催。
2人が暮らしたそれぞれのフラワーガーデンとノルマンディーの海のイメージが再現され、華やかで幻想的なショーとなりました。
ディオールのサマー 2023年 サマー メンズ コレクションについてご紹介いたします。
ディオール サマー 2023 メンズ コレクションについて
ディオールのサマー 2023 メンズ コレクションは、メゾンの創業者・ムッシュ ディオールとイギリス人画家のダンカン グラントの誕生日が同じ1月21日であり、さらに2人が大のガーデニング好きで美しい庭園で暮らしていたという縁から始まりました。
ディオールが創設75周年を迎えるにあたって2022年6月に発売されたカプセルコレクション「CD 1947」では、園芸家としての一面も持つムッシュ ディオールのガーデニングへの情熱を讃えた実用的なアイテムがラインナップされていましたが、今回のサマー 2023 メンズ コレクションもその流れを継承したコレクションとなっています。
会場にはムッシュ ディオールの故郷であるピンクの壁のグランヴィル邸と、ダンカンが暮らしたイギリスのイースト サセックスにあるチャールストン ファームハウスが建設され、モデルたちが2人が愛した庭園と2つの家を行き来することで「時空を超えた繋がり」を表現。
エレガンスなテーラードスーツを纏うモデルの中には、ガーデニンググッズやアウトドアグッズを手にするモデルも見られました。
アウトドアや旅好きとしても知られ、これまでも機能性とモードを組み合わせてきたキム ジョーンズ。
今回のコレクションではカモフラ柄のジャケットやガーデニングハット、レインブーツなどガーデニングやハイキングなどの要素を取り入れることで、ラグジュアリーでありながら実用的という枠組みにとらわれないスタイルを追求しています。
カラーはディオール グレーやピンク、グリーンやブルーなどのパステルカラーを基調として自然の豊かな色使いを表現しています。
ディオール サマー 2023 メンズ コレクションから注目アイテムをご紹介
ミステリーランチとのコラボアイテム
山岳ガイドやハンターなど過酷な環境で活動する人々や米軍の特殊部隊からも絶大な支持を集めるアウトドアブランド「ミステリーランチ」とのコラボレーションにも注目です。
ディオールの人気アイテムであるサドルバッグやベルトバッグ、スーツにも合わせられるバックパックなどが登場しました。
「パーゴラ」ガーデニングハット
3Dプリント入りのハイテク構造を採用し、ベースボールキャップとガーデニングハットを重ねた「パーゴラ」ガーデニングハットは世界的帽子デザイナー・スティーブン ジョーンズによるデザイン。
ダンカンが生涯を通して着用したガーデニングハットに、ムッシュ ディオールの庭園にあったパーゴラの要素を加えた斬新なアイテムです。
ディオールのアイコンを落とし込んだアイテム
「カナージュ」のキルティングを落とし込んだコートやシューズなど、メゾンのアイコンを落とし込んだアイテムも多く展開されました。
半透明のシルクオーガンザの繊細な透け感が美しい「バー」ジャケットはディオールの仕立ての美しさが際立ち、ステッチのひとつひとつにディオールの職人の技が反映されています。
ダンカン・グラントの作品をあしらったニットや刺繍など
ダンカンの絵画「Lily Pond Screen」は刺繍として、またスケッチは手編みのニットとなって登場。
キム ジョーンズらしいストリートスタイルで現代的に仕上げられ、「アートとファッションを繋ぐ絆」が感じられました。
まとめ
ディオールのサマー 2023年 サマー メンズ コレクションについてご紹介しました。
コレクションならではの独創的で魅力的なアイテムばかりでしたが、気になるアイテムは見つかりましたでしょうか？
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image source：dior.com
