こちらの記事では、フランスの老舗ファッションブランド「ディオール(DIOR)」について歴代のデザイナーや歴史、人気の定番アイテム、おすすめの購入方法まで徹底解説いたします!
ディオールのアイテムが気になっている方はぜひこの機会にチェックしてみてください!
フランスのファッションブランド「ディオール(DIOR)」の歴史やブランドを支えてきたデザイナー、人気の定番アイテム、購入方法までたっぷりご紹介いたします!
- ディオールとは?
- ディオールの歴史年表
- ディオールの歴代デザイナー
- 1946年~1957年 クリスチャン・ディオール(Christian Dior)
- 1957年~1960年 イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)
- 1960年~1989年 マルク・ボアン(Marc Bohan)
- 1989年~1996年 ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)
- 1996年~2011年 ジョン・ガリアーノ(John Galliano)
- 2001年~2007年 エディ・スリマン(Hedi Slimane)
- 2012年~2015年 ラフ・シモンズ(Raf Simons)
- 2016年~ マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)
- 2018年~ キム・ジョーンズ(Kim Jones)
- ディオールの人気アイテム紹介
- ディオールの購入方法
- まとめ
ディオールとは?
クリスチャン・ディオールとブランドの誕生
ディオール(DIOR)は、1946年にクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が立ち上げ、当初はオートクチュール(高級仕立服・高級注文服)のメゾンとして世界のセレブたちから愛されました。
現在は、ファッションをはじめジュエリーやバッグ、コスメなど幅広いアイテムを展開しており、男女問わず世界中のファンを魅了し続けています。
クリスチャン・ディオールは、子ども時代からパリの建築に興味を持ち、そのなかでも特に装飾芸術に強い関心がありました。両親の意向もあり政治学院に進学しましたが、その後もアーティストである友人に囲まれ小さなギャラリーをオープンさせるなど、芸術界との関わりを持ちながら過ごしていたといわれています。
装飾芸術から学んだ知識をもとに磨いた感性やデッサン力は、当時の有名クチュリエ(裁断師)であるロベール・ピゲやリュシアン・ルロンに認められたといいます。才能が開花しブランドを立ち上げるも、12年という短い間でこの世を去っています。
ディオールが現在まで世界的ファッションブランドとして成長し続けているのは、クリスチャン・ディオールの想いを受け継ぎ、支えてきたデザイナーたちの存在が欠かせません。
ディオールのデザインの特徴
ディオールを立ち上げた翌年の1947年、パリでオートクチュール・コレクションを発表した際に提案した、曲線を強調しウエストを細く絞った女性らしい優美なシルエットラインは、遠く離れたアメリカでも高く評価されました。
その美しいデザインはこれまでのファッションの常識を覆すほどの衝撃を与え、「ニュールック」と呼ばれるようになります。その後も、「ジグザグライン」、「バーティカルライン」、「オーバルライン」、「シニュアスライン」、「チューリップライン」、「Hライン」、「Aライン」、「アローライン」と次々と新しいデザインを発表しました。
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ディオールの歴史年表
1946年 | クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が自身のブランドを設立 |
1947年 | パリコレクションでデビュー 女性らしい優美なシルエットスタイルの「花冠ライン(ニュールック)」を発表 |
1948年 | 香水部門の会社「パルファン・クリスチャン ディオール」を設立 |
1950年代 | 新しいデザイン(ライン)を提案し続け、ファッション界をリード |
1954年 | コスメラインの展開をスタート クチュールメゾンによるコスメティック製品の発売が初めてで大きな話題となる |
1967年 | 本格的にプレタポルテをスタート ベビー ディオールもこの年にスタートした |
1970年 | メンズラインの展開をスタート |
2014年 | 大規模な展覧会「エスプリ ディオール」を東京・銀座で開催 |
2016年 | リアーナとコラボレーション 限定サングラス「リアーナ」が発売された |
2018年 | メンズラインの「ディオール オム(DIOR HOMME)」が ブランド名を改め「ディオール(DIOR)」となる |
ディオールの歴代デザイナー
1946年~1957年 クリスチャン・ディオール(Christian Dior)
ディオールの創設者であるクリスチャン・ディオール(Christian Dior)。
自身初のコレクションで発表した、曲線を強調しウエストを細く絞った女性らいしシルエットデザインは「ニュールック」と呼ばれ大きな話題となり、鮮烈なデビューを飾りました。その後も、次々を世間を驚かせるような新しいライン(デザイン)を発表し続け、革新的なアイデアと技術でファッション界に革命を起こしました。
しかし、1957年にわずか52歳という若さで心臓発作によりこの世を去ってしまいます。彼の死後、ディオールは弟子や後継者たちによって引き継がれました。
1957年~1960年 イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)
クリスチャン・ディオールの死後、後継デザイナーとして就任したのはイヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)です。
イヴ・サンローランはわずか21歳という若さでデザイナーに就任しましたが、実はクリスチャン・ディオールが亡くなる前から後継者として育ててきた唯一の弟子でした。創設者の急死後も、ディオールの経営が破綻せずに済んだのは、彼の十分な準備があったためだといわれています。
イヴ・サンローランは、ディールの想いを受け継ぎながら自分の感性も大事にし、新しいデザインを次々と生み出しました。当時、当たり前とされていた女性の体にフィットするような服ではなく、ゆったりとしたシルエットのデザインを提案したり、芸術とファッションを融合させたような美しい服を作り出しました。
しかし、デザイナー就任からわずか3年後、戦争に徴兵されることになり、ディオールを離れることになってしまいました。徴兵期間が終わったあとは、才能を活かし彼自身のブランドである「イヴ・サンローラン」を立ち上げることとなります。
1960年~1989年 マルク・ボアン(Marc Bohan)
イヴ・サンローランがディオールを離れたあとデザイナーを引き継いだのは、マルク・ボアン(Marc Bohan)です。28年というとても長い間、デザイナーとしてディオールを支え続けました。
オートクチュール(高級仕立服・高級注文服)として王室や貴族、セレブリティなどに人気があったディオールですが、彼がデザイナーを務めていた1967年に、本格的にプレタポルテ(既製服)の発売を開始。
さらに彼の完璧なカット技術や創設者クリスチャン・ディオールの精神を受け継いだデザインや、1961年に発表した「スリムルック」というコレクションは多くの女性から支持を受けました。また、レディースのファッション「ミス ディオール」やキッズ用の「ベビー ディオール」、さらにメンズ用の「ディオール ムッシュ」など新たなラインを展開し、顧客層を増やしました。
マルク・ボアンは、ディオールのファッションを発展させ、世界に広めたデザイナーのひとりといっても過言ではありません。
1989年~1996年 ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)
1989年にディオールのデザイナーに抜擢されたジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)です。ディオールのデザイナーとして外国人が就任するのは初めてのことでした。
ジャンフランコ・フェレは、自身の個性を発揮しつつ、ディオールの伝統である女性らしくエレガントなスタイルを尊重しました。ファッション界に進む前は建築を学んでいた彼から生み出されるデザインは、ボリュームのあるシルエットやドレープ、刺繍などを巧みに使った華やかさのあるコレクションで、世界中の女性たちを魅了しました。
ディオールのオートクチュールと、レディースのプレタポルテやアクセサリーを担当していた彼は、1996年に退任し、自身のブランドに専念しましたが、2007年に心不全でこの世を去りました。
1996年~2011年 ジョン・ガリアーノ(John Galliano)
1995年まではジバンシィ(GIVENCHY)のデザイナーとして活躍していましたが、翌年の1996年から15年に渡り、ディオールのデザイナーに就任したジョン・ガリアーノ(John Galliano)。前任のジャンフランコ・フェレに続き、フランス人以外のデザイナーとなり、ブランドのイメージを刷新する狙いがあったのではないでしょうか。
ジョン・ガリアーノは、ディオールの代名詞ともいえる「ニュールック」を再解釈し、女性らしさと上品さを表現しました。オートクチュールのコレクションでは、ヴェルサイユ宮殿でショーを開催したり、フランス王室の豪華なドレスをモダンにアレンジした作品を披露するなど、驚くべき演出を見せました。また、彼が手掛けた「サドル・バッグ」は、一時生産が休止されるも2018年に復刻されるなど代表的なバッグとして高い人気を誇っています。
このように、ディオールの人気を高めるとともに、ファッション界に大きな影響を与えました。しかし、2011年に反ユダヤ的な発言をしたとして逮捕されたことをきっかけに、解雇となりました。
2001年~2007年 エディ・スリマン(Hedi Slimane)
2001年から2007年にかけて、ディオールのメンズライン「ディオール・オム」のデザイナーを担当していたエディ・スリマン(Hedi Slimane)。
前年までは、イヴ・サンローランのメンズラインのディレクターとした活躍していましたが、その素晴らしい業績を見たディオールから声が掛かったといわれています。そのディオールの期待に応えるように、低迷していたメンズラインの人気を急上昇させました。
彼が手掛けるロックかつ可愛らしい特徴的なデザインは、男性のみならず女性からも人気を集めました。
2012年~2015年 ラフ・シモンズ(Raf Simons)
全く予期されていなかった、ラフ・シモンズ(Raf Simons)のデザイナー就任。
1995年以降、ベルギーのファッション業界を率いる存在となっていた彼は、2006年から2012年までジル・サンダー(JIL SANDER)のクリエイティブディレクターとして活躍していました。その後、2015年までの3年間、ディオールのデザイナーを務めることとなります。
映画「ディオールと私」でも密着された2012年秋冬のオートクチュールコレクションは、ラフ・シモンズのディオールでのデビューを煌びやかに飾りました。ディオールへの敬意と尊敬が感じられる彼のデザインは、世界中から注目を集め、賞賛の声も多く上がりました。
2016年~ マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)
ディオール初の女性デザイナーとなったのはマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)です。
フェンディ(FENDI)のスタッフを経験したのち、ヴァレンティノ(VALENTINO)のデザイナーとして実績を積み重ねてきました。
ジョン・ガリアーノが2000年に手掛けた「サドル・バッグ」は廃盤となり表舞台から姿を消していましたが、彼女の手によって2018年に復刻し、今ではディオールの定番バッグとなっています。
彼女が生み出す斬新でロマンティックなデザインは、ディオールの人気を押し上げているといっても過言ではありません。どんな新たなデザインが誕生するか、今後も目が離せません!
2018年~ キム・ジョーンズ(Kim Jones)
ディオールのメンズライン担当として、2018年からデザイナーに就任しているキム・ジョーンズ(Kim Jones)。彼は、ストリートファッションとラグジュアリーを融合させたパイオニアといわれており、現代のメンズファッション界をリードするデザイナーのひとりといわれています。
キム・ジョーンズはこれまで、アンブロ(UMBRO)やダンヒル(dunhill)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)など、さまざまなブランドで活躍してきました。近年では、「ルイヴィトン×シュプリーム」や「ディオール×ナイキ」など、これまでにない異色のコラボを展開して、新しい顧客層を取り入れています。
創設者であるクリスチャン・ディオールが亡き後も、彼の遺志やデザインへの敬意を忘れずに、後任のデザイナーたちがディオールを支え続けてきました。
ディオールの人気アイテム紹介
バッグコレクション
レディ・ディオール
1995年の発売以降、ディオールを代表するアンコンバッグとなっている「レディ・ディオール」。
ボックス型のフォルムに、格子模様のステッチが丁寧に施されており、「DIOR」のロゴチャームが印象的な上品で高級感のあるバッグに仕上がっています。ハンドバッグとしてだけではなく、ショルダーバッグやクロスボディバッグとしても楽しむことができ、コーディネートに合わせて幅広い使い方ができます。
ダイアナ元妃も愛用していたといわれており、いまでも人気の衰えないアイテムのひとつです。
サドルバッグ
ジョン・ガリアーノがデザインを手掛けた「サドルバッグ」。
馬に付ける鞍(くら)からインスピレーションを得てデザインされた、特徴的なフォルムが魅力のアイテムです。一度廃盤になりましたが、2018年にマリア・グラツィア・キウリによって復活し、女優のサラ・ジェシカ・パーカーや歌手のビヨンセが愛用していることも後押しとなり、人気が再燃しました。
シンプルなカーフスキンから定番のモノグラムデザイン、ユニークなレオパードなど、多くの柄やカラーが展開されており、自分のコーディネートに合わせてアクセサリー感覚として楽しむこともできます。
ブックトート
マリア・グラツィア・キウリの代表作ともいえるバッグ「ブックトート」。
4種類(ミニ、スモール、ミディアム、ラージ)のサイズ展開で、ちょっとした旅行から普段使いまで幅広く活躍してくれるアイテムです。ハイブランドならではの上品さと、可愛らしいカジュアルさが親しみやすく、どんなスタイルにも合わせやすいデザインが魅力的です。長さの調節や取り外しが可能な刺繍入りストラップが付属しており、ハンドバッグとしてだけではなく、肩から下げて使用することもできます。
フレグランス・香水
ミス・ディオール
ディオールのフレグランスを初めて使うという人にもおすすめなのが「ミス・ディオール」シリーズ。ブランドを代表する香水で、ローズやベルガモットをメインとしたフローラルな香りが特徴的です。
甘さ控えめでフレッシュな香りが魅力の「ブルーミングブーケ」や女性らしいローズの香りをたっぷり楽しめる「ローズ&ローズ」、エレガントな雰囲気を醸し出す「オードゥ パルファン」、スズランとローズで軽やかに調香した「オードゥトワレ」が展開しています。
ソヴァージュ
世界的にも大人気のフレグランス「ソヴァージュ」は、広大な大地からインスピレーションを得て創造された香りだといわれています。男性らしい力強いフレッシュさと、忘れられない残り香とともに記憶に残る唯一無二の香水です。
コスメ・ビューティーアイテム
プレゼントなどでも喜ばれるディオールのコスメやビューティーアイテム。リップやネイルケアのアイテムは5000円以下で購入することができ、幅広い世代でとても人気です。
「アディクト リップ マキシマイザー」は、高い保湿力に優れており、さらにリップケアをしながらプランパー効果でぷっくりとした唇を演出します。「アディクト リップ グロウ」 は、97%が自然由来成分でつくられており、口紅を塗る前のベースとしてもリップバームとしても活躍してくれます。
チークやアイシャドウなどは5000円以上のややお高いアイテムも多いですが、カラーバリエーションも豊富で自分の肌にぴったりの色合いを見つけることができるでしょう。
「スキン ルージュ ブラッシュ」は、なめらかなテクスチャーのパウダーが肌に溶け込み、ナチュラルな血色と輝きを与えてくれる万能チーク。ディオールを代表するアイシャドウ「ディオールショウ サンク クルール」は軽やかなパウダーがまぶたにしっかりと密着し、しっかりとした発色と美しい輝きを楽しむことができます。
また、ディオールの洗練された上品さと可愛らしいデザインが魅力のアクセサリー(ファッションジュエリー)も女性を中心に高い人気を誇っています。プラチナや18金などといった貴金属を使用していないため、ファインジュエリーよりも価格が控えなのも嬉しいポイント。アイテムが豊富で、シンプルなリングやピアス、ブレスレットなどは10万円以下で購入できます。
ファッションアイテムのみならず、バッグやフレグランス、コスメ、アクセサリーまで幅広く展開しているディオール。ぜひこの機会にお気に入りのアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか♪
ディオールの購入方法
ディオールのアイテムを購入する方法はいくつかありますが、今回は大きく4つに分けてご紹介いたします!
新作アイテムをお求めの方、過去に発売されたアイテムをお探しの方、できるだけお安く気に入ったものが欲しいという方、それぞれの目的に合わせて適切なお店を選ぶことが大切ですので、ぜひ参考にしてみてください。
①ディオール直営店・正規取扱店
2024年12月現在、国内での直営店は23店舗が展開されています。また、全国各地に取り扱っている店舗があります。お近くのディオールお取り扱い店舗は、下記の一覧からチェックしてみてください!
②ディオールアウトレット店舗
ディオールのアウトレット品を販売しているのは「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の1店舗のみで、お取り扱いアイテムも香水とサングラスのみとなっています。
バッグやコスメなどのアウトレット品を購入したい場合は、海外のアウトレットなどから買い付けを行っている通販サイトを活用しましょう。
③ディオール公式オンラインショップ
近くに直営店やお取り扱い店がない場合でも、公式オンラインショップから購入することができます。
自宅にいながらスマートフォンやパソコンで購入することができるため、忙しい方や自分のサイズを把握している方にはおすすめの購入方法です!
④ブランド古着取扱店
ディオールのアイテムをできるだけ安く購入したいと考えている方や、過去に発売されたアイテムを探しているという方には、ブランドの中古販売専門店がおすすめです!
しっかり査定されている信頼のあるお店を選ぶと良いでしょう。一期一会でお宝のアイテムに出会えるかもしれません!
また、当店ブランド古着専門店LIFEでは、ディオールアイテムの販売だけでなく買取も行っております。ブランドに詳しいバイヤーが在籍しており、相場に合った最適な買取価格を算出します。使っていないアイテムをお持ちの方や、買取を考えている方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
フランスの老舗ファッションブランド「ディオール(DIOR)」について徹底解説しました!
ファッションのみならず、バッグやフレグランス、コスメアイテムまで幅広く展開しており、常にファッション界をリードしてきたディオール。今回ご紹介した、おすすめの人気アイテムや購入方法なども、ぜひ参考にしてみてください!
ブランド古着買取専門店LIFEでは、ディオール(DIOR)の全アイテムを高額買取いたします!過去のアイテムをお探しの方も、着用しなくなったアイテムを買い取って欲しいという方も、ぜひ当店をご利用くださいませ!
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