コムデギャルソン（COMME des GARÇONS）の2023-24年秋冬コレクションが、フランス・パリで行われたファッションウィークで発表されました。
テーマは「Return to the Source（原点回帰）」。ベーシックな素材やパターンなしでつくり上げるというブランドの原点を見つめ直すことで、新しいアイディアを見出すための試みです。
11のグループによって見ごたえのあるオムニバス形式で展開された、話題のコレクションを詳しくご紹介いたします。
コムデギャルソン 2023-24年 秋冬コレクションをご紹介
2023年3月4日にパリ・ファッションウィークで、コムデギャルソンの2023-24年秋冬コレクションが発表されました。
ステンドグラスが映えるゴシック造りの大聖堂「アメリカン カテドラル」で行われた今回のコレクションのテーマは、「ゼロに戻ってリセットして、また前へ進む」という意味を込めた「Return to the Source（原点回帰）」。過去のコレクションをかえりみるということではなく、新しい様々なアイディアを見出すための試みです。
サテンやウールといったベーシックな素材を使用し、パターンなしでフォルムをつくり上げるというコムデギャルソンの原点に立ち返ることで自由で新しい発想を生み出しました。
平面的な四角いフォルムのトップスにスカートを合わせた4人のモデルたちが最初に登場しました。
それぞれ異なるデザインのスカートは無数の輪や長方形、花のようなモチーフで埋め尽くした装飾的でボリューミー。カラーはブラックやネイビーのワンカラーです。
前回に続き、デザイナーのヴァレリアン・ヴェナンス（Valériane Venance）とゲイリー・カード（Gary Card）が手掛けたインパクトのあるヘッドピースにも目を奪われます。
なお、それぞれ11のグループに分かれた今回のコレクションでは流れる音楽もグループごとに異なり、ルック同様それぞれが独立した存在感を放っていました。
ラッフルやチュール生地をふんだんにあしらったドレスの2人組がゆっくりとした歩みで登場。ブラックのベースにホワイトを合わせた、コムデギャルソンらしいモノトーンです。
続いて、目が覚めるようなピンクのサテン生地や軽やかなシフォン素材を使用したルックなど。いずれもインパクトの強い新しさを感じるデザインが印象的です。
ファー素材を取り入れた秋冬らしいルックも多く見られました。
また、フランスのアウトドアブランドのサロモン（SALOMON）との最新コラボスニーカーもお披露目されています。
サロモンとコムデギャルソンは継続的にコラボレーションを行っており、展開されるスニーカーはシンプルなデザインと厚底ソールが特徴。今回の新作はスリッポンタイプで、カラーはオールブラックとオールホワイトの2カラー展開です。
11グループ目にお披露目されたのは、大きなチューブを融合したようなレッド・ブラック・ブルーのドレス。いずれもカラフルな紐を束ねたようなヘッドピースもアクセントとなる、ユニークなルックで幕を閉じました。
まとめ
2023年3月4日にパリ・ファッションウィークで開催されたコムデギャルソンの2023-24年秋冬コレクションのテーマは「Return to the Source（原点回帰）」。ベーシックな素材を使用し、パターンを引かずにつくり上げるというブランドの原点に回帰しつつも、そこから新たなアイディアを作り出すというコレクションです。
ランウェイにはやスクエア型のトップスとボリュームスカートを組み合わせたルックや、ラッフルやチュール生地を組み合わせたモノトーンのルック、鮮烈なピンクのサテンを使用したドレスなど自由で斬新なルックの数々が登場。それぞれが圧倒的な存在感を放つ、11のグループが展開されました。
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image source：fashion-press.net
