プラダ（PRADA）の2023年 SS メンズコレクションがミラノ・ファッション・ウィーク期間中の2022年6月19日に発表されました。
ミウッチャ プラダとラフ モンズが手がける今回のコレクションは、ファッションは選択の表現であるという意味を込めた「PRADA CHOICES」がテーマ。
プラダと2023年春夏のメンズコレクションの注目のルックについてご紹介します。
プラダについて
1913年にイタリア・ミラノで創設された世界的人気ブランドプラダ（PRADA）。
バッグや財布、ウェア、フレグランスなど幅広い商品を展開しており、エレガントな逆三角形のロゴプレートが有名です。
代表的なアイテムにはシルクのようなツヤと触り心地を実現したナイロン素材のバッグ「ポコノ」シリーズや型押しを施した高品質なレザーを使用した「サフィアーノ」シリーズのバッグ、カジュアルラインの定番トートバッグ「カナパ」などがあります。
プラダは2006年に公開された映画「プラダを着た悪魔」というタイトルのインパクトからもわかるように女性の憧れを象徴するようなラグジュアリーブランドとして支持されてきましたが、近年のプラダはメンズアイテムの人気が特に高まっておりメンズコレクションの発表も注目を集めています。
アーティストや海外のセレブだけでなくインフルエンサーのSNSやストリートスナップでも目にすることが多いプラダのメンズアイテムは、バッグや財布などの定番アイテムはもちろんのこと、バケットハットやプリントシャツ、シューズなど中古市場でも高い相場で取引されています。
プラダ 2023 SS メンズコレクション「PRADA CHOICES」のご紹介
プラダの2023年春夏メンズコレクションの会場となったのはプラダ財団がミラノにオープンしたアート施設「フォンダツィオーネ・プラダ」のショースペース。
白を基調とした壁や椅子、赤いギンガムチェックのカーテンまでも紙で再現され、まるでミニチュアの建築模型をそのまま拡大して再現したようなどこかノスタルジーを感じる空間の中で行われました。
今回のテーマである「PRADA CHOICES」には、ファッションは服の様々な組み合わせや要素、スタイルや印象などを自ら選択することで創造されるというメッセージが込められています。
ミウッチャ プラダとラフ モンズの2人はスーツやレザーアイテム、コート、シャツ、デニムなどのオーソドックスなアイテムを分解することでその中に複雑さを浮き彫りにし、さらに今までにない組み合わせによって新しいアイテムとして生まれ変わらせました。
トライアングルロゴやプラダの文字は限りなくミニマルで、不要なディテールをそぎ落としシンプルさを追求したコレクションとなっています。
ショーのトップを飾ったのは黒のセットアップスーツ。
ジャストサイズに仕立てられエッジの効いたシルエットと、一切の無駄のないシンプルなデザインが印象的です。
続いて登場したのはダブルジップのショートパンツやコート、ブーツなど黒のレザーシリーズ。
身体のラインに沿ったすっきりとしたシルエットは自由で若々しいエネルギーを感じさせます。
ニットウェアとの軽快かつ洗練された組み合わせも印象的でした。
レザーアイテムやデニム、スーツスタイルの中でひときわ存在感を放っていたのは、プラダらしいギンガムチェック柄のシャツやコートなど。
子供の頃の記憶を思い起こさせるようなギンガムチェックとハードなレザーアイテムとの組み合わせが新鮮でした。
他にも豊富なカラー展開のポップなボーダーニットやウォッシュデニムのセットアップ、トライアングル柄のトートバッグや蛍光色やトリコロールカラーがアクセントとなったスニーカーなど様々なアイテムが披露されました。
まとめ
プラダの2023年春夏メンズコレクション「PRADA CHOICES」についてご紹介しました。
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