一度は耳にしたことがあるジュエリーブランド「カルティエ(Cartier)」。
けれど、なぜここまで世界中で愛され続けているのか――その理由をきちんと知っている人は意外と多くありません。
カルティエ(Cartier)は、世界中のセレブや芸能人、王室の人々にも愛される高級ジュエリーブランド。華やかで上品なデザインはもちろん、「長く使える一生もの」としても人気です。
この記事では、カルティエの歴史・ブランドイメージ・人気コレクション・価格の秘密まで、プロの視点で丁寧に解説していきます。「名前は知っているけど、詳しくは知らなかった」という方でも、読めばカルティエの世界を深く理解できるはずです。

テレビや雑誌で、芸能人がカルティエのジュエリーを身につけているのを見かけて、「どんなブランドなんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。この記事を読むことで、カルティエが世界中で愛される理由と、その魅力の本質が見えてくるはずです。
カルティエとは?世界が認める高級ジュエリーブランド

カルティエは、世界中の王室や貴族、著名なセレブリティたちに愛されるフランスの高級ジュエリーブランドです。「王の宝石商」「宝石商の王」と称されたその名は、美と気品を語る上で欠かせない存在となっています。
指輪やブレスレット、時計、ネックレス、香水など――カルティエのコレクションは実に多彩です。
しかし、どのアイテムにも共通しているのは、時を超えて輝く美しさと、職人技が息づく完成度の高さです。手にした瞬間に分かる上質な重み、繊細な曲線、そして計算し尽くされたデザインは、身に着ける人の人生そのものを引き立てます。
日本でも多くの芸能人やモデル、著名人が愛用しており、カルティエ=一流の証として多くの人に選ばれています。ファッションジュエリーとしてだけでなく、婚約指輪・結婚指輪・記念日の贈り物としても不動の人気を誇るブランドです。
カルティエの歴史|1847年から続く「宝石商の王」の物語

カルティエの物語は、1847年、ルイ=フランソワ・カルティエがパリのモントルゲイユ通りに小さな宝飾工房を開いたことから始まります。彼のこだわりは、単なる宝飾ではなく“芸術作品としてのジュエリー”を生み出すこと。その精神は息子、そして孫へと受け継がれ、3代目ルイ・カルティエの時代にブランドは飛躍的な成長を遂げました。
ルイ・カルティエは「モダンデザイン」という新しい感性を宝飾の世界に取り入れ、英国国王のエドワード7世やロシア皇帝のニコライ2世など、多くの王族を魅了しました。その卓越した功績から、彼はやがて「王の宝石商、宝石商の王(Jeweller of Kings, King of Jewellers)」と称されるようになります。
20世紀に入ると、カルティエは時計の分野にも進出。1904年には、飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために作られた「サントス」ウォッチを発表し、世界初の男性用腕時計として歴史に名を刻みます。その後も「タンク」や「バロンブルー」など、ジュエリーの美学と機能美を融合させた名作を次々と発表し、時計業界にも多大な影響を与えました。このようにカルティエは、ジュエリーの枠を超えて美と技術を融合させたブランドへと進化し、今もなお世界中の人々を魅了し続けています。
現在、カルティエはティファニー、ブルガリ、ヴァン クリーフ&アーペル、ハリー・ウィンストンと並ぶ世界5大ジュエラーのひとつとなりました。創業から175年以上経った今もなお、パリ・ヴァンドーム広場を拠点に、伝統と革新が息づく“生きる芸術”を世界へ発信し続けています。
カルティエのブランドイメージと特徴

カルティエのブランドイメージは、「気品」「永遠」「革新」。
その最大の魅力は、ジュエリーとしての美しさと実用性を兼ね備えた革新的なデザイン力にあります。
19世紀末の優美な「ガーランドスタイル」から、1920年代のモダンな「アールデコ」まで、時代を先取りするデザインを次々と発表。さらに、「LOVE(ラブ)コレクション」「トリニティ」「パンテール」など、誰もが一目でカルティエとわかるアイコニックなコレクションを確立しました。
これらのジュエリーは、最高級のダイヤモンドや金、プラチナを用い、熟練した職人――フランス人間国宝をはじめとする卓越したクラフトマンシップによって生み出されています。そのため、カルティエの作品は単なる装飾品ではなく、世代を超えて受け継がれる資産としての価値を持ちます。
また、カルティエは男女問わず支持されるユニセックスな魅力も特徴。ラグジュアリーでありながら日常に寄り添うデザインは、幅広い世代、特に30代以上の女性を中心に、上品でエレガントなブランドとして愛され続けています。

カルティエのデザインは、華やかさだけでなく「自分らしさ」を大切にする現代の感性とも響き合います。日常に溶け込みながらも、ふとした瞬間に心をときめかせる――そんな特別な存在です。
カルティエ買取サービス
カルティエはなぜ高い?価格の理由を徹底解説
カルティエの価格が高いのには、確かな理由があります。ブランド名だけでなく、素材選びから職人の技術、そしてデザインに至るまで、すべてが一流。その積み重ねが、他にはない存在感と価値を生み出しています。
以下では、カルティエが高価である理由を5つのポイントに分けて紹介します。
カルティエの価格が高い5つの理由
1
最高級の原材料コスト

カルティエでは、世界でもごく限られた供給元から、厳しい基準を満たしたダイヤモンド、プラチナ、18Kゴールドのみを仕入れています。特にダイヤモンドは、4C(カット・クラリティ・カラー・カラット)のすべてにおいて最高レベルを追求し、独自の社内基準によって選別。 輝きや透明度、光の反射まで徹底的に検査され、少しでも基準を満たさないものは使用されません。 こうした徹底した素材選びにより、カルティエのジュエリーはひと目で上質さが伝わる完成度を誇ります。 その希少な原材料のコストが、価格に直接反映されています。
2
職人技術

カルティエの美しさを支えるのは、数百人規模の熟練した職人たちの手仕事です。 その中には、フランス国家最優秀職人(MOF:Meilleur Ouvrier de France)の称号を持つトップクラフトマンも在籍。 彼らは宝石一つ一つの特性を最大限に生かすため、数千分の一ミリ単位の調整を手作業で仕上げています。 機械では再現できないリングの内側のわずかな丸み、ブレスレットの留め具の開閉の滑らかさまで、人の感性と熟練の手仕事によって成り立っています。カルティエの価格には、こうした“目に見えない手仕事の価値”が含まれているのです。
3
175年以上の歴史とブランド価値

1847年の創業以来、カルティエは王族や上流階級に愛され、厚い信頼を築いてきました。英国国王エドワード7世が称えた“王の宝石商、宝石商の王”は、長年の実績と格式の証です。カルティエはジュエリー界のトレンドを生み出し、革新と伝統を融合させながら世界的ブランドとしての地位を確立しました。こうした歴史と格式が現代にも受け継がれ、製品に込められた無形の価値が特別な存在感を生み出しています。カルティエの価格には、素材やデザインだけでなく、長い歴史に裏打ちされた信頼と誇りも含まれています。
4
革新的なデザイン力

カルティエは、伝統の上に革新を築き続けるブランドです。19世紀末には華麗な「ガーランドスタイル」、1920年代にはモダンな「アールデコスタイル」を生み、時代の先端を走り続けました。現在も自社のデザインスタジオや宝飾研究所で、素材や構造の新たな可能性が日々探求されています。「タンク」ウォッチや「LOVE」ブレスレット、「トリニティ」リングは、その革新性の象徴。こうした丁寧な研究と芸術性が、カルティエのジュエリーに特別な価値を与えています。
5
希少性とコレクター価値

カルティエのジュエリーは単なるファッションではなく、資産価値も高いアイテムです。限定コレクションや希少な素材・カラーは生産数が少なく、世界中のコレクターが求めています。特にヴィンテージの「LOVE」ブレスレットや初期の「パンテール」シリーズは中古市場でも高値です。さらに修復やメンテナンスで長く使えるため、持続する価値が市場価値を支えています。カルティエの高価格はラグジュアリーの象徴であると同時に、価値が落ちにくい資産でもあるのです。
2025年カルティエの値上げ情報と価格推移

カルティエは近年、年に2回のペースで製品価格を改定しています。
2025年には5月と9月に値上げが行われ、5月は平均で3~7%、9月は5~8%の上昇となり、一部の人気モデルでは約10%前後の大幅値上げも見られました。
この値上げの背景には、金やプラチナ、ダイヤモンドなどの原材料価格の高騰、円安の進行、そして世界情勢の不安定化などが影響しています。さらに、カルティエはブランド価値を維持するために、戦略的に価格調整を行っております。
実際の例として、「トリニティ」リングは過去30年で約5万円から30万円超へ、「LOVE」ブレスレットも過去15年で約5倍に価格が上昇しています。
これにより、カルティエの製品は単なるジュエリーとしての価値だけでなく、長期的に見ても資産価値が保たれるラグジュアリーアイテムとして評価されるようになっています。

今後も原材料価格や為替の影響でさらなる価格上昇が予想されるため、購入を検討されている方は早めの判断が望ましいでしょう。
カルティエで人気のブレスレット|種類と価格帯
洗練されたデザインと圧倒的な存在感で知られるカルティエのブレスレット。シンプルながらも個性を放つデザインは、日常のコーディネートを格上げし、ファッションアイテムとしてだけでなく、永遠の愛や記念の象徴としても高く評価されています。
そんなカルティエの中でも特に人気のモデルを厳選してご紹介し、それぞれの魅力や特徴を詳しく解説していきます。
ラブブレスレット(LOVE)|カルティエの代名詞

ラブブレスレット(ラブブレス)は、1969年にニューヨークで誕生したカルティエの最も象徴的なアイテムです。ビスモチーフが特徴的なデザインで、専用のスクリュードライバーを使って装着する「永遠の愛の絆」をコンセプトにしています。現在は自分で着脱できるオープンタイプも登場し、普段使いにも最適です。
価格帯は素材により大きく異なり、イエローゴールドのクラシックモデルで約80万円~、ダイヤモンド入りは100万円以上となります。
幅3.75mmのスモールサイズ(SM)と6.1mmのクラシックサイズがあり、重ね付けも人気です。
芸能人の着用率も高く、米倉涼子さんや田中みな実さんなど多くの著名人が愛用しています。
トリニティブレスレット|3色のゴールドが織りなす美しさ

トリニティは1924年に誕生した、カルティエを代表する伝統的なコレクションです。イエローゴールド(友情)、ホワイトゴールド(友愛)、ピンクゴールド(愛情)の3色のゴールドリングが絡み合うデザインで、「友情・愛情・忠誠」を象徴しています。
ブレスレットはリングよりも華やかな印象で、価格帯は30万円~75万円程度。
特にダイアナ元妃やBLACKPINKのジスさんが着用していることでも知られ、30代~50代の大人の女性に特に人気があります。シンプルながら存在感があり、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く合わせられる万能性が魅力です。
その他人気ブレスレット|ジュスト アン クル、クラッシュ、パンテール

カルティエには他にも魅力的なブレスレットが多数あります。
「ジュスト アン クル」は釘(ネイル)をモチーフにした大胆なデザインで、価格は55万円~120万円。メンズにも人気の個性的なアイテムです。
「クラッシュ ドゥ カルティエ」は壊れたような斬新なフォルムが特徴で、ファッション性が高く若い世代に支持されています。
「パンテール ドゥ カルティエ」は豹のしなやかな動きをイメージした柔軟なリンク構造が美しく、ジュエリーとしての完成度が非常に高いモデルです。
梨花さんや菜々緒さんなどの芸能人も着用しており、それぞれ異なる個性を持つため、自分のライフスタイルに合ったブレスレットを選ぶことができます。

カルティエのブレスレットはそれぞれ個性が強く、デザインや象徴する意味も異なります。選ぶ際は、自分のライフスタイルや普段のファッションに合うものを基準にすると、長く愛用できる一品に出会いやすいでしょう。
カルティエの時計|人気モデルと特徴
カルティエの時計は、芸術性と実用性を兼ね備えた名作揃いです。その洗練されたデザインと高い技術力は、単なる時を知る道具としてだけでなく、ファッションやステータスの象徴としても高く評価されています。
世界中で人気を誇るカルティエの代表モデルを中心に、それぞれのデザインや特徴、魅力を詳しく解説していきます。
タンク|100年以上愛される腕時計の名作

タンクは1917年に誕生した、カルティエを代表する腕時計コレクションです。
戦車(タンク)のキャタピラにインスパイアされたレクタンギュラー(長方形)ケースが特徴で、シンプルでクラシカルなデザインは100年以上経った今も色褪せません。
特に人気の「タンクフランセーズ」はジュエリーのようなブレスレット一体型デザインで、日本でも最も売れているカルティエの時計です。
価格帯は素材により大きく異なり、ステンレス×白文字盤のモデルで約40万円~、ゴールドモデルは100万円以上となります。米倉涼子さん、石田ゆり子さんなど多くの女優が愛用し、端正なラインが知的で洗練された印象を与えます。
パンテール|ジュエリーのような華やかな腕時計

パンテール ドゥ カルティエは1983年に誕生し、豹(パンテール)の優雅な動きを思わせるしなやかなブレスレットが最大の特徴です。時計でありながらジュエリーとしての美しさを追求したデザインで、ケースもブレスレットも流麗な鏡面仕上げが施されています。タンクが「端正なライン」なのに対し、パンテールは「ブレスレットが主役のジュエリーウォッチ」と言えます。
価格帯はステンレスのミニサイズで約50万円~、ゴールドモデルは100万円以上。
特に華奢な手首の女性に似合い、田中みな実さんや杏さんなど多くの芸能人が着用しています。
清廉さと華やかさを兼ね備えた、大人の女性のためのタイムピースです。
サントス、バロンブルーなど他の人気時計コレクション

カルティエには他にも魅力的な時計コレクションがあります。
「サントス」は1904年に誕生した世界初の本格的な腕時計で、航空パイオニアのアルベルト・サントス=デュモンのために作られました。スクエアケースとビスが特徴的で、男女問わず人気があります。
「バロン ブルー」はフランス語で「青い風船」を意味し、丸みを帯びた優雅なケースと青いカボションが特徴です。
「パシャ」は1985年に登場したスポーティなラウンドケースの時計で、独特の4本のビスとチェーン付きリューズカバーが個性的です。
これらはいずれも30万円~200万円以上の価格帯で、それぞれ異なるスタイルを持つため、ファッションや用途に応じて選べます。

どのモデルも美しいだけでなく、装着感や使いやすさにも優れています。フォーマルにもカジュアルにも合わせやすいデザインが多いため、オンオフ問わず活躍するのがカルティエの魅力。長く愛用できるデザインが多いので、「最初の一本」としてもおすすめです。
カルティエのリング|婚約指輪・結婚指輪としても人気
カルティエの指輪は、身に着ける人の個性や想いを美しく表現する“アートピース”のような存在。シンプルなフォルムの中に計算されたバランスや、流れるような曲線が息づいています。
カルティエの世界観を象徴する定番リングから、近年注目を集める人気モデルまで、魅力の詰まった名品を詳しくご紹介します。
カルティエの婚約指輪「ソリテール1895」

カルティエの婚約指輪で最も有名なのが「ソリテール1895」です。1895年にカルティエが世界で初めて開発した、ダイヤモンドをプラチナの4本爪で支える革新的なデザインで、現代の婚約指輪の原型となりました。シンプルでありながら、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す計算された美しさが特徴です。
価格はダイヤモンドのカラット数により大きく異なり、0.3カラットで約50万円~、1カラットでは300万円以上となります。英国のキャサリン妃やモナコ公妃グレース・ケリーもカルティエの指輪を着けていたことで知られ、世界中の女性が憧れる婚約指輪として不動の人気を誇ります。
結婚指輪としても選ばれるカルティエコレクション

カルティエは結婚指輪としても高い人気があります。
最も人気なのは「バレリーナ」で、メレダイヤモンドが連なるエタニティリングのようなデザインが華やかです。
「エタンセル ドゥ カルティエ」はシンプルなプラチナリングで、長く着けても飽きがこないデザインです。
「LOVE」リングはビスモチーフが印象的で、ペアリングとしても人気があります。
「トリニティ」も結婚指輪として選ばれることが多く、3色のゴールドが互いを支え合う様子が夫婦の絆を象徴すると言われています。
価格帯は10万円台から50万円以上まで幅広く、シンプルなものから華やかなものまで、二人の好みに合わせて選べる豊富なラインナップが魅力です。

カルティエの婚約指輪・結婚指輪が長く愛されるのは、デザインの美しさだけでなく、そこに込められた“物語”にあります。どのリングにも、それぞれの愛のかたちを映すような深い意味があり、ふたりの人生を象徴する特別な存在になってくれます。
カルティエのピアス・イヤリング|耳元を彩るジュエリー
ジュエリーの中でも、顔まわりを華やかに演出してくれるピアス。カルティエのピアスは、シンプルな日常使いから特別な日の装いまで、幅広いシーンに映える洗練されたデザインが魅力です。
ここでは、多くのファンに愛されるカルティエの人気ピアスコレクションをご紹介します。
トリニティピアスの魅力と価格

トリニティピアスは、3色のゴールドが絡み合うカルティエの象徴的なデザインを耳元で楽しめるアイテムです。小ぶりなスタッズタイプから、揺れるドロップタイプまでバリエーションが豊富で、価格帯は約10万円~30万円程度。シンプルながら存在感があり、オフィスからパーティーまで幅広いシーンで活躍します。
3色のゴールドが顔周りを明るく見せる効果があり、特に30代以降の大人の女性に人気です。
トリニティリングやブレスレットとセットで揃える方も多く、統一感のあるコーディネートが楽しめます。
その他人気のピアス・イヤリングコレクション

カルティエには他にも魅力的なピアス・イヤリングが多数あります。
「LOVE」コレクションのピアスはビスモチーフがキュートで、15万円~40万円の価格帯。
「ディアマン レジェ」はダイヤモンドの輝きが美しく、繊細で上品な印象です。
「C ドゥ カルティエ」はブランドの頭文字「C」をモチーフにしたモダンなデザインで若い世代にも人気があります。
また、「1895」コレクションは婚約指輪で有名なソリテールダイヤモンドのデザインを採用し、最もフォーマルな場面にふさわしい格式高いアイテムです。
価格は素材とダイヤモンドの品質により大きく異なりますが、10万円台から購入可能なモデルもあり、初めてのカルティエとしてもおすすめです。

カルティエのピアスは、どんなスタイルにもすっと馴染むのに、しっかりと印象に残るデザインばかり。日常使いにも特別な日にも活躍するので、長く大切にできるジュエリーを探している人におすすめです。一度身につけると、その上品な存在感にきっと虜になるはずです。
カルティエを購入する前に知っておきたいこと
カルティエのジュエリーや時計を購入する前に知っておきたいのが、サイズ選びや購入ルート、アフターサービスについてです。一生もののアイテムだからこそ、購入前にしっかりと理解しておくことで、より満足度の高い買い物ができます。ここでは初めての方でも安心してカルティエを選べるよう、ポイントをわかりやすく解説します。
カルティエのサイズ選びのポイント

カルティエのジュエリーや時計を選ぶ際は、サイズ選びが非常に重要です。
美しいデザインも、サイズが合わなければその魅力を最大限に引き出すことはできません。長く愛用するためにも、しっかりと確認しておきましょう。
ブレスレット
スクリュードライバーを使って装着するタイプ(ラブブレスレット等)は、一度つけると簡単には外せません。手首周り+1.5~2cmを目安にサイズを選び、必ず店頭で試着して確認するのがおすすめです。着け心地や手首とのバランスを体感することで、日常使いでも安心して楽しめます。
リング
カルティエは独自のサイズ表記を使用しており、日本のリングサイズとは異なります。リングゲージで正確に測ってもらうことが安心です。特にトリニティリングなど厚みのあるデザインは、隣の指との間隔や着け心地も考慮して選びましょう。
時計
時計はベルトの長さ調整が可能ですが、手首に合ったサイズを選ぶことで快適な装着感と美しいシルエットを実現できます。購入時にはスタッフに相談し、ぴったりのフィット感に調整してもらうことが大切です。
正規店と並行輸入品、中古品の違い
カルティエのアイテムを購入する方法は、大きく分けて「正規店」「並行輸入品」「中古品」の3つがあります。それぞれにメリットと注意点があるため、自分に合った購入ルートを選ぶことが大切です。

最も安心できる方法が、カルティエブティックや公式オンラインブティックでの購入です。
価格は定価販売となりますが、購入時には保証書が発行され、修理やクリーニングなどのアフターサービスも充実しています。
また、新作モデルや限定アイテムも確実に手に入り、ギフト包装や刻印サービスなど、ブランドならではの上質な体験を受けられる点も魅力です。

並行輸入品とは海外の正規店などから独自ルートで仕入れた正規品で、国内定価より10〜30%ほど安く購入できるのが特徴です。正規品ではありますが、購入場所によってはカルティエの公式保証や修理対応が受けられないこともあります。
信頼できる販売店を選ぶことが何よりも重要で、真贋保証や返品対応を明示している店舗を選ぶと安心です。

カルティエはリセール価値が高く、中古市場も非常に活発です。
人気モデルや廃盤デザイン、限定コレクションなど、入手困難なアイテムに出会えるのが中古購入の大きな魅力です。
価格は新品の半額以下になることもあり、資産価値が高いものも多く存在します。一方で、状態や付属品の有無(箱・保証書・ギャランティカード)によって価値が大きく変わるため、購入前にコンディションランクやメンテナンス履歴を必ずチェックしましょう。

カルティエを初めて購入する際は、品質やアフターケアの面で安心できる正規店での購入が理想的です。
ただし、価格を抑えたい場合には、信頼性の高い中古ショップや並行輸入店を利用するという選択肢もあります。
カルティエのアフターサービス・オーバーホール

カルティエでは、購入後のメンテナンスや修理も重視しています。正規ブティックや公式オンラインで購入した商品には国際保証書が付き、通常は購入日から2年間、製造上の欠陥による修理が無償で受けられます。保証期間を過ぎた場合でも、正規サービスセンターで有償修理やクリーニング、サイズ直し、石の留め直し、文字刻印など幅広く対応してもらえるのが安心です。
また、カルティエの時計は精密機器のため、長く使うには3〜5年ごとのオーバーホールが推奨されます。内部の分解・洗浄・注油や消耗部品の交換、防水検査まで行い、作業後には再び1年の修理保証が付きます。費用はクォーツ(電池式)で約4〜6万円、自動巻き(機械式)で約6〜9万円、クロノグラフなど複雑モデルでは10万円以上になることもあります。オーバーホールを行うことで時計の寿命が大幅に延び、何世代にもわたって使い続けることができます。カルティエの時計は適切にメンテナンスを続けることで、一生ものとして長く愛用できる存在です。大切に扱えば子どもや孫の世代へと受け継いでいける、価値ある資産ともいえるでしょう。
カルティエのお得な買い時
値上げ前が買い時?購入タイミングの考え方

カルティエは毎年、年2回のペースで世界的に価格改定を行っており、2025年も5月と9月に平均5~8%の価格改定がありました。そのため、カルティエを検討している方にとって、「値上げ前」こそが最もお得な買い時といえるでしょう。次回の値上げは2026年春頃と予想されるため、購入を検討している方は早めの決断が賢明です。
ただし値上げ前は店舗が混雑し、人気モデルは在庫切れになることもあります。価格は予告なく改定されることもあるため、重要なのは値上げの有無に関わらず、自分の欲しいモデルやサイズが明確になった段階で購入するのが理想的です。迷っている間に価格が上がったり、在庫がなくなったりするケースも少なくありません。
カルティエのアイテムは資産価値が高く、中古市場でも高値で取引されるため、値上げによる損失は比較的少ないと言えます。また、ボーナス時期(6月・12月)やバレンタイン・ホワイトデー、クリスマスなどのギフトシーズンは店舗が混雑しますが、新作発表もあるため、最新コレクションをいち早く手に入れたい方にはおすすめです。

カルティエのアイテムをお得に購入したいなら、値上げのタイミングを意識することがポイントです。ただし、値上げ前だからと焦って選ぶのではなく、自分の欲しいモデル・サイズ・予算を明確にしておきましょう。「今の価格で手に入れられるうちに」という視点で検討してみることをおすすめします。
カルティエの購入方法
では、実際にカルティエを手に入れるにはどんな方法があるのでしょうか。
直接手に取って選べる国内ブティックや、自宅から気軽に注文できる公式オンラインストアなど、目的やライフスタイルに合わせた購入方法がございます。
国内正規店

■カルティエ銀座並木通りブティック
住所:東京都 中央区 銀座 5-5-15
電話番号:0120-190-470
営業時間:11:00 AM – 7:00 PM

■カルティエ心斎橋ブティック
住所:大阪府 大阪市 中央区 西心斎橋 2-1-3
電話番号:0120-191-477
営業時間:11:30 AM – 7:30 PM

■カルティエ名古屋ブティック
住所:愛知県 名古屋市 中村区名駅 4-7-1
電話番号:0120-192-438
営業時間:11:00 AM – 7:00 PM

■カルティエブティック仙台藤崎
住所:宮城県 仙台市 青葉区一番町3-4-1
電話番号:0120-196-909
営業時間:11:00 AM – 7:00 PM
ご紹介したのは一部の店舗です。詳しい情報やその他の店舗は、公式サイトの店舗一覧をご確認ください。
公式オンラインストア

カルティエ公式オンラインストアでは、自宅にいながら最新コレクションや限定アイテムを安全に購入できます。すべて正規品で、保証書やアフターサービスも付属するため、安心して手に入れることが可能です。サイズガイドや刻印サービスの案内も充実しており、オンラインでも店舗同様のブランド体験が楽しめます。配送は安全・丁寧で、購入後のサポートも公式対応。初めての方でも安心して利用できるのが魅力です。
並行輸入品

並行輸入品のカルティエを購入する場合、主に国内の並行輸入ショップや信頼できるECサイト、オークションを利用する方法があります。国内の並行輸入ショップでは、実際に商品を手に取って確認できることもあり、価格は定価より10〜30%ほど安くなることがあります。ECサイトやオークションで購入する場合は、価格が比較的抑えられますが、真贋の確認が重要です。必ず鑑定済みや返品保証がある信頼できるショップを選ぶことが大切です。購入の際は、保証や修理が正規店扱いにならない場合があることも理解しておきましょう。
海外で購入すると安い?免税・為替の影響

カルティエのアイテムは、海外の正規ブティックや免税店で購入すると、日本国内の定価より安く手に入ることがあります。特にフランス(本国)やアメリカ、ドバイなどでは為替レートや消費税・関税の違いにより、日本より10〜20%ほど安く購入できる場合があります。また、空港の免税店ではさらにお得に購入できることもあります。
ただし、海外で購入する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、価格は為替レートの影響を大きく受けるため、タイミングによっては日本より高くなることもあります。また、日本の正規保証が適用されないケースもあり、修理やメンテナンスの面で不便を感じることがあります。さらに、渡航費用や滞在費を考慮すると、結果的に日本で購入するのと大差ない場合も少なくありません。
国や地域によって価格設定が異なるため、「海外=安い」とは限らないのが現状です。特に近年は円安の影響で海外購入のメリットが薄れています。旅行のついでに購入するのはおすすめですが、購入を目的に渡航する場合は、費用や保証面を十分に比較・検討することが大切です。
カルティエをお得に手に入れるなら「中古・リユース」も賢い選択

「定価では手が届かないかも…」と感じたときは、中古・リユース品を検討してみるのも賢い選択です。近年はジュエリーや高級時計の中古需要が年々高まっており、状態の良いカルティエのアイテムを新品よりもずっと手の届きやすい価格で購入できることがあります。
なぜ中古がおすすめ?価格と希少性
中古品の最大の魅力は、やはり価格の手頃さです。新品ではなかなか手が出せないハイジュエリーでも、状態の良い中古品なら現実的な価格帯で購入できることがあります。カルティエの製品は高い耐久性と普遍的なデザイン性を備えているため、年月を重ねてもその美しさや価値が大きく損なわれにくいのが特徴です。だからこそ、中古市場でも高い評価を保ち、安心して選べるブランドと言えるのです。
中古・リユース品と聞くと「傷が多いのでは」「品質が心配」といった不安を抱く方もいるかもしれません。ですがきちんとした販売店では、専門の鑑定士による真贋チェックやコンディションの厳しい検品を経て販売されているため、品質面でも安心です。なかには未使用に近い“ほぼ新品”のアイテムやが出回ることもあり、そうした掘り出し物を見つける楽しみもリユースならではの魅力といえるでしょう。
すでに生産が終了したヴィンテージモデルや限定コレクションなど、現在では入手困難なアイテムと出会えるのもリユース市場ならではの楽しみです。とくに「LOVE」や「トリニティ」などの定番モデルは流通量も多く、価格が安定しており、将来的に売却する際のリセールバリューも高い傾向にあります。

カルティエのような高級ブランドは偽物も多く出回っているため、お店選びは非常に重要です。販売実績が豊富で、専門の鑑定士が在籍している「信頼できるお店」を選びましょう。
カルティエについてよくある質問(FAQ)
Qカルティエはなぜこんなに高いのですか?
カルティエが高い理由は、最高級の原材料(ダイヤモンド、プラチナ、ゴールド)を使用し、フランス人間国宝を含む熟練職人が手作業で製作しているからです。また、175年以上の歴史と「王の宝石商」としてのブランド価値、革新的なデザイン開発への投資、希少性とコレクター価値が価格に反映されています。カルティエのアイテムは単なるアクセサリーではなく、世代を超えて受け継がれる「資産」として価値を持ち続けるため、高価格でも世界中で支持されています。中古市場でも高値で取引されることからも、その価値の高さがわかります。
Qカルティエとティファニーはどちらが格上ですか?
カルティエとティファニーはどちらも「世界5大ジュエラー」に数えられる名門ブランドですが、ジュエリーブランドとしての格付けでは一般的にカルティエの方がやや上位に位置づけられると言われています。カルティエは「王の宝石商、宝石商の王」と称され、世界中の王族・貴族御用達の歴史があり、フランスの伝統的な高級ジュエリーメゾンとしての格式があります。一方、ティファニーはアメリカンドリームを象徴するブランドとして、より身近な高級ブランドというイメージです。ただし、どちらも最高峰のブランドであり、選ぶ際は格付けよりも自分の好みやライフスタイルに合うかどうかで判断することをおすすめします。
Qカルティエは何歳くらいから似合いますか?
カルティエは特に30代以上の年齢層にマッチするブランドだと言われています。本物の価値を知る大人の女性に人気が高く、30代から50代、60代まで幅広い層に支持されています。ただし、20代でもカルティエを身に着けることは全く問題なく、むしろ若いうちから上質なジュエリーに触れることで審美眼が磨かれます。20代の方には、トリニティリングやベビーラブネックレスなど、比較的手の届きやすい価格帯(10万円台~30万円程度)のアイテムから始めるのがおすすめです。カルティエの魅力は年齢を重ねるごとに深まり、長く愛用できる「一生もの」であることです。適切にメンテナンスすれば何世代にもわたって受け継げる価値ある資産となります。
Qカルティエは2026年にも値上げしますか?
カルティエは2025年に既に2回の値上げを実施しており(5月と9月)、次回の値上げは2026年春頃(4月~5月)と予想されます。カルティエは近年、年2回のペースで定期的に価格改定を行っており、今後もこの傾向は続くと見られています。
値上げの主な理由は、①金・ダイヤモンドなど原材料価格の世界的な高騰、②円安の進行、③世界情勢の不安定化、④ブランド価値維持のための戦略です。2025年の値上げ率は平均5~8%で、一部モデルは10%近く上昇しました。
今後もインフレや為替の影響でさらなる価格上昇が予想されるため、購入を検討している方は早めの決断が賢明と言えます。ただし、値上げ前は混雑するため、本当に欲しいタイミングでの購入をおすすめします。
Qカルティエを海外で買うと日本より安いですか?
カルティエを海外で購入すると日本より安い場合がありますが、必ずしもそうとは限りません。フランス(本国)、アメリカ、ドバイなどでは免税手続き(TAX REFUND)により10~20%程度安く購入できることがあります。
ただし注意点として、①為替レートの影響を受ける(現在は円安のためメリットが薄い)、②国により価格設定が異なる、③日本の正規保証が受けられない可能性がある、④渡航費用を含めると結局同じくらいになることもある、という点があります。また、海外購入の場合は言語の壁やアフターサービスの面で不便が生じることもあります。
旅行のついでに購入するのは良いアイデアですが、購入目的だけで渡航するのは慎重に検討しましょう。日本の正規店なら日本語サポートと充実したアフターサービスが受けられる安心感があります。
まとめ
カルティエのジュエリーには、身につけるだけで心が弾む特別な力があります。単なる美しさだけでなく、長い歴史と職人のこだわりが込められたデザインは、時間が経っても色あせない魅力を放ちます。大切な瞬間をより印象的に彩るアイテムとしても、自分へのご褒美として日常を少し特別にする存在としてもおすすめです。購入方法も店舗やオンラインショップなどさまざまなので、ぜひあなたもその輝きを手に入れて、身につける喜びと特別感を体験してみてください。
また、ブランド古着専門店LIFEでは、現在カルティエの買取を積極的に行っています。
過去のモデルをお探しの方も、使わずにしまっているアイテムを売りたい方も、ぜひ当店をご利用ください。ブランド知識が豊富な専門バイヤーが在籍しており、市場相場に基づいた最適な買取価格をご提示いたします。
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