【徹底解説】ヨウジヤマモトとは？世界を代表するモード系ブランドの真髄をマニアが語る！

こんにちは！ブランド買取LIFEドメスティックブランド担当バイヤーの宮﨑です！
高校生の時にヨウジヤマモトに出会い、今年でヨウジファン歴16年目に入ります！
令和を生きるカラス族のわたくしがヨウジヤマモトの真髄を語らせて頂きますので是非ご覧ください～！

Yohji Yamamoto（ヨウジヤマモト）はデザイナー山本耀司が率いる日本のファッションブランドです。コムデギャルソンやイッセイミヤケとならび日本のコレクションブランド御三家とも言われ高い人気を誇ります。
デザインの傾向としてウールギャバジンやレーヨンなどのドレープの出る生地を用い、オーバーサイズで仕立てることにより肩からするりと落ちるような洋服が多く見られます。
近年ではペイントや刺繍を前面に押し出したアーティスティックなアイテムもコレクションルックの頭に登場することも多いです。
日本を代表する世界的人気なコレクションモードブランドとして若くて10代後半から、初期からのファンでは40～60代の幅広い層に支持されております。

1972年に山本耀司によって立ち上げられ、1981年にコムデギャルソンと同時期に初のパリコレクションでのコレクション発表をしました。
しかし高い人気がありながらも経営が上手く立ちいかず60億円の負債を抱え込み、2009年に民事再生法の適用を申請し倒産となりました。
その後経営状況に合わせた経営方針によりリーズナブルなラインのスタートや積極的な他社とのコラボレーション、10～20代の若い世代に人気な芸能人やアーティストをモデルとしたマーケティング戦略などにより現在もヨウジヤマモトのファンは増え続けております。

ヨウジヤマモトは1981年のパリコレクションにてファッションウィークデビューとなりました。そして’81パリコレクションには山本耀司とも縁の深い川久保玲率いるCOMME des GARCON(コムデギャルソン)もまた初参加となります。
ヨウジヤマモトとコムデギャルソン。互いに影響しあう2つのブランドは当時のファッション業界では異様なデザインである穴だらけのニットやアシンメトリーなコートなど、そしてタブーとされていた『黒』を基調としたカラーリングにより2ブランドのパリコレ発表は「黒の衝撃」評されました。

「黒の衝撃」の他にも一部の欧米メディアでは「原爆ルック」などとも呼ばれたそうです。
現代では炎上してしまいそうな呼ばれ方ですが・・・
それほど当時のファッション業界では異色なコレクションであったということですね！

ヨウジヤマモトは90年代より様々な他社ブランドとのコラボレーションを発表しておりました。2000年代以前ではシューズやバッグブランド等を中心とした服飾雑貨が多かったのですが、2010年代後半以降は意外なブランドとのコラボアパレルも多数リリースしております。
2022年にはWILDSIDE YOHJI YAMAMOTO（ワイルドサイドヨウジヤマモト）の企画にてヒステリックグラマーなど初コラボのアイテムがリリースされました。

ブランド古着専門店ライフヨウジヤマモト専門バイヤーがヨウジヤマモトマニアも唸るおすすめ人気モデルを3選ご紹介致します。
近年ニューエラコラボをはじめとしたアイコンアイテムの人気が上がっている傾向にありますので弊社買取金額も必見です！

22SS NEW ERA
CROW S/S COTTON TEE

買取価格～10,000円
アーカイブ名作モチーフである11AWの烏抜染をリブートした烏(カラス)プリントをニューエラコラボにてストリートスタイルに落とし込んだ1着です。

21AW NEW ERA
BOX LOGO L/S TEE

買取価格～9,000円
最早定番のシグネチャーロゴをボックスロゴ型にアレンジしたTシャツ。シンプルながら存在感のあるデザインが人気のあるアイテムです。

21SS NEW ERA
LOGO S/S TEE

買取価格～8,000円
シグネチャーロゴがプリントされたシンプルなTシャツ。モードにもストリートにも着こなすことが出来る人気モデルです。

21AW Borsalino for Yohji Yamamoto
SPECIAL EDITION ハット

買取価格～41,000円
イカロフェルトを使用したミドルブリムの中折れハットです。リボン部分にヨウジヤマモトのロゴが入っている点もポイントの一つです。

22SS New Era
BLACK KNIT BUCKET-01 TROPICAL LEATHER PATCH

買取価格～11,000円
毎年定番のニューエラコラボのハットです。
22SSで初リリースの成型タイプ。

NEW ERA ニューエラ
9THIRTY YY SKULL&ROSE CAP

買取価格～12,000円
シグネチャーロゴ刺繍の他にアンダーバイザーにはスカル&ローズのグラフィックがあしらわれた人気コラボのキャップです。

POUR HOMME
THICK NATURAL
FASTENER WALLET L

買取価格～22,000円
プールオムにて過去より定番でリリースされているラウンドジップウォレット。ラウンドジップながら堅牢なカウレザーにて男らしさも併せ持つ1点です。

discord
DE-A10-793
Classic

買取価格～21,000円
ベーシックなラウンドジップタイプで主張しすぎないロゴがラグジュアリー感を醸し出すロングウォレット。ディスコードの人気モデルです。

discord
DA-A88-796
Clasp wallet

買取価格～15,000円
がま口タイプの財布はファムやY’sなどでも定番で人気のあるデザイン。女性のみならず男性からも人気のあるタイプです。

ヨウジヤマモトの商品は皆様どこで買っているのでしょうか？
初心者の方だけではなく、意外とヨウジ常連の方も気になるのではないでかと思います！

ヨウジヤマモトのオンライン通販と言えば公式でもあるTHE SHOP YOHJIYAMAMOTO(ザショップ・ヨウジヤマモト)がオススメです。
最新シーズンのアイテムは勿論、過去作のセール品からオンライン限定のS’YTE(サイト)のアイテムまで購入することができます。

ヨウジヤマモトは過去直営店のみの取扱でしたが、現在はエストネーションやヌビアンをはじめセレクトショップでも陳列されています。
EC販売が大きく成長した現在でも、ヨウジヤマモトはサイズ感やシルエットが特殊なアイテムも多いため絶対に店舗に足を運ぶという方も見られます。

過去のシーズンのモデルを探されている方やお安く購入したい方は必然的に中古品や二次流通品から探すこととなります。
ヨウジヤマモトは名作と呼ばれる過去作が多数あり、ヨウジヤマモトに特化したブランド古着店にそのようなアイテムが集まる傾向にあります。
新品価格よりもお安く購入できるという利点以外にも、過去作の希少モデルに出会うことができる為ブランド古着店のチェックもマストとなります。

近年モデルも素敵なデザインですが、やはり過去の名作アイテムをお探しの方は多いと思います！名作以外にも隠れた良作が豊富ですので中古市場も要チェックです！

お好きに選べる！３つの連絡方法

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ヨウジヤマモトの偽物は基本的にあまり流通していません。
ヨウジ独自の複雑なパターンメイキングやウールギャバジン等コストのかかる生地によりコピー品作成のメリットが薄く、作成も現実的に難しい事が理由として挙げられます。
例外としてアディダスとのコラボレーションラインであるY-3(ワイスリー)にはコピー品が存在します。

YEEZY(イージー)をはじめファッションプロデューサーとしても積極的な活動をする人気ラッパー、カニエ・ウエストの着用にて爆発的な人気が出たモデルQASA(カーサ)やその他にもKAIWA(カイワ)等のスニーカーは流通量に比例しコピー品も多く出回りました。

一概に申し上げにくい部分ではありますが、見分け方としてタグの字体、外箱の印字、ソールの形状など細かく見れば各所に差や粗さが見られます。
Y-3に限ったことではありませんが、やはりスニーカーはコピー品が製作しやすいため購入の際は注意が必要です。

Y-3は多くの並行輸入サイトでも販売されていますが、やはりご不安でしたら正規代理店でのご購入がお勧めです。

男女問わず絶大な人気を誇るドメスティックブランド「ヨウジヤマモト」のモードな着こなしを3選ご紹介いたします！

Yohji Yamamoto POUR HOMME
22SS LINEN NEWSPAPER PRINT LONG JACKET

@tomoki07.31
NEWSPAPER柄のクセの強いロングジャケットですが、他アイテムはブラックで統一されており纏まりのあるコーデとなっています。

Yohji Yamamoto POUR HOMME
22AW ZDZISLAW BEKSINSKI COAT

＠17saku17saku
早くも22AWのLOOK28アイテム。アーティスティックなプリントのコートを主役にシルエット勝負のコーデですね！

Yohji Yamamoto Black Scandal
18AW HV-B32-212 ハナレ衿総柄シャツ

@180mg__
Black Scandalの総柄シャツを主役に、ボトムスはバルーンパンツで足元はマーチン。ヨウジ好き定番のコーデです。

比較的近年のモデルに偏ってしまいましたが、皆さん大変お洒落ですね！
やはり柄物やペイントが入ったモデルはインスタ映えします！

ヨウジヤマモトには様々なブランドラインがあります。ラインごとにコンセプトが異なるので解説させて頂きます。

メンズのヨウジヤマモトではこちらのラインが一番人気なのではないでしょうか。
84年よりスタートしたメンズのメインコレクションラインで、特有のモード感、ドレープ、ダンディズム、反骨精神はブレずにシーズン毎にテーマがはっきりと決まっており、シーズン毎にファンを楽しませます。
2010s後半以降、近年のコレクションではかなり攻めたデザインとなっており、ヨウジ特有のシルエット重視のパターンに加えインパクトのある日本語のメッセージプリントやグラフィックペイントが施されているものが多く存在します。
過去に牡丹、カットワーク、烏抜染、ハンド、ハサミ、スカルローズ、サエコなど数々の名作をリリースしたラインでもあり、名作品のアーカイブは入手困難な為二次流通市場でかなりの高額で取引されています。

こちらはレディースのメインコレクションラインで、プールオムとの呼び分けで『ファム』と呼ばれています。
オムとの共通点として黒を基調とした特有のモード感やたっぷりのドレープに加え、アシンメトリーや着丈を長くとったデザインが多く見られます。
肌の露出が少ない、また体のラインが出ないながらも耀司さんの解釈による女性らしさやセクシーさを演出するデザインとなっております。

1972年にスタートした自立した女性がテーマのレディースライン。
未亡人となってしまった耀司さんの母親が働きながら子供たちを育てていた事から自立した女性へのリスペクトをデザインコンセプトの基盤としています。
その後Y’sからも派生ラインが増え、『Y’sを着ている女性の隣に立つ男性像』がコンセプトのY’s for men(ワイズフォーメン) 、シーズンレスのユニセックスコレクションであるY’s BANG ON!(ワイズバングオン)、その他ヨウジヤマモト社在籍のデザイナーがプロデュースしその名を冠したものなど様々なラインがございます。
余談ですが2022年8月に亡くなってしまったISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)やPLEATS PLEASE(プリーツプリーズ)の三宅一生氏も『自立した女性』というコンセプトのもと服作りを行っていました。
70～80sの日本人デザイナーは女性の社会進出が一般的になる前にその魁となっていた方が多いようです。

上記以外にもアクセサリーラインの『GOTHIC(ゴシック)』やバッグラインの『discord(ディスコード)』などもございます。

昨今のリユース業界の成長は著しく、他のブランドアパレルと同様にヨウジヤマモトを買取するリユース店は数多く存在します。
買い取るだけであれば大手の古着屋や質屋などでも可能であると思いますが、希少モデルやオールド品、コレクションアーカイブ、名作アイテムの価値を理解し適切な買取価格を提示できるお店はそう多くはありません。
それではどうやってヨウジヤマモトを高く買い取ってくれる買取店を探せばいいのか・・・
私であればヨウジを売るのに下記の3点は絶対条件です。
①ヨウジヤマモトの知識があるバイヤーが在籍している
②取り扱い実績が豊富
③販売先が少なくとも日本全国
つまり・・・そうです！『ブランド古着専門店LIFE』にご依頼下さい！
ヨウジヤマモトが大好きで知識も豊富なバイヤーが複数名在籍しており、各ラインの取り扱い実績が豊富、そして実店舗以外にも楽天市場やヤフーなど様々なECモールで全国向けに販売している為、高価買取が可能です！

アイテムの型がある程度決まっていたり、タグに型番が記載されている他のブランドであれば左程専門知識がなくとも査定は難しくありません。
しかしヨウジヤマモトは完全にバイヤーの知識に依存してしまう為、依頼するお店は慎重に選ばなくてはなりません！

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