ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)の2023-24年秋冬ウィメンズコレクションが、2023年3月3日にフランス・パリで発表されました。
「形なく、崩れそうな服」をテーマとして展開されたのは、黒をベースに青や赤の布の断片を組み合わせて仕立てた「脱構築的」なウェアの数々。アディダス、グイディとのコラボレーションシューズが披露されたことでも話題となりました。
ヨウジヤマモト 2023-24年秋冬ウィメンズコレクションをご紹介
ヨウジヤマモトの2023-24年秋冬ウィメンズコレクションが発表されたのは、パリの地方行政機関が入った「オテル・ド・ヴィル・ド・パリ」。シャンデリアの輝きが際立つ薄暗い広間に山本耀司が歌うレナード・コーエン(Leonard Cohen)の「I’m your man」が流れる中、毅然とした表情のモデル達がランウェイに登場しました。
テーマは「形なく、崩れそうな服」。
最初のルックは、解体した黒のテーラードにクシャっとした青のレザーを組み合わせたドレス。平面的な布を立体化する技法「ダーツ」を用いた立体感のあるフォルムが特徴的です。
その後にも、ステンカラーのモッズコートやシャツに青いレザーを組み合わせた、左右非対称なデザインのルックが続きます。
途中、黒のベースに赤を取り入れたルックも登場。山本耀司本人と思われるギターを弾く人物が刺繍されたウェアがひときわ目を惹きました。
歩くたびダイナミックな赤いリボンが揺れるウェアや、背中をキャンバスに見立て、山本耀司によるデッサンが描かれたコートも。黒と鮮やかな赤の組み合わせはコントラストが美しく、強さと重厚感が感じられます。
終盤には山本耀司が歌うノスタルジックな雰囲気の曲が流れる中、再び黒を基調としたルックが続きます。
ラストは「装飾を極限まで削ぎ落とした」というシンプルなシルクのドレスをまとった2人のモデルが裸足で登場。コレクションは幕を閉じました。
アディダス、グイディとのコラボレーションシューズも登場
ヨウジヤマモトの2023-24年秋冬 ウィメンズコレクションでは、20年にわたって「ワイスリー(Y-3)」を展開しているアディダス(adidas)とのコラボレーションシューズも登場。アディダスがこのコレクションのために制作したというスタンスミス(STAN SMITH)やブーツなどがお披露目されました。
カラーは黒と白が展開されており、シュータンには山本耀司の顔があしらわれています。
ファッションウィーク期間中、現地ではワイスリーの新コレクション「Y-3 アトリエ(Y-3 Atelier)」第一弾の販売と展示を行うポップアップが3日間限定で行われ、写真家・森山大道が表現したビジュアルの展示も行われました。
また、ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)の2023-24 秋冬コレクションに続き、イタリアのレザーシューズブランド グイディ(GUIDI)とのコラボレーションシューズもお目見えしています。
まとめ
ヨウジヤマモトの2023-24年秋冬 ウィメンズコレクションでは「テーラードの脱構築 形なく、崩れそうな服」をテーマに、ブランドならではの黒を基調とした脱構築的なルックの数々が登場。アディダス、グイディとのコラボレーションシューズが披露されたことでも注目を集めています。
なお、立体的な仕立てや布の質感、揺れる様までも感じられるショーの動画は現在ヨウジヤマモト公式サイトでご覧いただけます。
山本耀司の歌う曲と併せて、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
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image source:yohjiyamamoto.co.jp