アウトドアブランドのアウターをお持ちのあなた、「ゴアテックスは特殊な加工がされているから洗濯に気を付けなければならない」という情報を見て不安になっていませんか?
実は、ゴアテックスは正しい方法で洗濯すれば、自宅で簡単にお手入れできるんです。
むしろ、汚れたまま放置する方が、防水性や透湿性を大きく損なう原因になります。
この記事では、日本ゴア社推奨の洗濯方法から、撥水性を復活させるテクニック、よくある失敗例まで、今すぐ実践できる情報をご紹介いたします!

ゴアテックス製品は、正しい洗濯をしているかどうかで状態に大きな差が出ます。定期的にお手入れされているウェアは、中古市場でも高評価になりやすいのが特徴です。
ゴアテックスとは?なぜ洗濯が必要なのか
ゴアテックスは「防水性・防風性・透湿性」をもつ高機能な素材として、多くのアウトドアブランドで採用されています。雨を防ぎながら内側の蒸れを逃がすという特性は、実は非常に繊細な構造によって成り立っています。
そのため、「ゴアテックスは洗濯しない方がいい」と思われがちですが、実は誤解です。
実際には、皮脂や汚れが付着したままの状態こそが性能低下の原因となり、お手入れを怠ることで機能性は徐々に失われてしまいます。
ここではゴアテックスの基本構造と、なぜ定期的な洗濯が必要なのかを分かりやすく解説していきます。
ゴアテックスの基本構造と機能

ゴアテックスは、防水性・透湿性・防風性を兼ね備えた特殊な素材です。
表地、ゴアテックスメンブレン(薄膜)、裏地の3層構造(スリーレイヤー)で構成され、1平方インチあたり14億個の微細な孔が水蒸気は通すが雨は通さないという優れた機能を実現しています。
アウトドアウェアやレインウェアに広く使用され、過酷な環境下でも快適性を保つことができる画期的な素材です。

ゴアテックスは非常に優れた素材ですが、その性能は構造を理解したうえで正しく扱うことが重要です。3層構造のメンブレンは汚れに弱く、放置すると機能性が低下してしまうのです。
汚れが性能を低下させる理由

ゴアテックスの最大の敵は「汚れ」です。
皮脂、汗、泥、整髪料、化粧品などの汚れが生地表面に付着すると、撥水性が低下し、メンブレンの微細な孔を塞いでしまいます。
その結果、透湿性が損なわれてウェア内部が蒸れやすくなり、せっかくの高性能が発揮できません。
また、汚れを放置するとシームテープの剥がれやメンブレンの剥離にもつながり、ウェアの寿命を縮める原因になります。
洗濯することで性能が回復する

意外に思われるかもしれませんが、ゴアテックスは定期的に洗濯することで本来の性能を取り戻します。
汚れを落とすことで表面の撥水性が回復し、メンブレンの孔が開通して透湿性が向上します。
日本ゴア社も「一度着たら洗う」ことを推奨しており、正しい洗濯はゴアテックスを長持ちさせるための最も重要なメンテナンスです。

ゴアテックスは洗うことで性能が落ちると思われがちですが、実際は逆で、皮脂や汚れを落とすことで撥水性・透湿性が正しく機能します。定期的な洗濯こそが長く快適に使うための基本です。
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ゴアテックスは洗濯機で洗える?手洗いとの違い
「ゴアテックスは洗濯機で洗って大丈夫?」と疑問に思う方は多いはず。結論から言うと、ゴアテックスは基本的に洗濯機でも洗うことが可能です。
ただし、どんなウェアでも同じ方法で洗えばいいわけではありません。アイテムの状態や仕様によっては、洗濯機よりも手洗いが適しているケースもあります。
ここでは、洗濯機洗いと手洗いの違いを理解したうえで、どんな場合に手洗いを選ぶべきかを解説します。
洗濯機で洗っても問題ない

結論から言うと、ゴアテックスは洗濯機で洗濯しても全く問題ありません。
日本ゴア社も公式に洗濯機での洗濯を認めており、多くのアウトドアブランドも推奨しています。
ただし、「弱水流(デリケート)コース」や「おしゃれ着コース」を選び、40℃以下のぬるま湯で洗うことが条件です。洗濯機を使えば手間も省け、効率的にお手入れができます。
手洗いが推奨されるケース

ゴアテックスは洗濯機で洗える一方で、手洗いの方が安全な場合もあります。
例えば、装飾パーツが多いウェア、ビンテージモデル、他の衣類との摩擦やダメージが心配な高価なアイテムなどです。
手洗いの場合は、40℃以下のぬるま湯にゴアテックス対応の液体洗剤を溶かし、押し洗いで優しく洗うのが基本です。生地やメンブレンを傷める原因になるため、もみ洗いをするのは避けましょう。

高価なゴアテックス製品や装飾のあるモデルは、洗濯機の回転や摩擦がダメージにつながることがあります。状態を見極めて手洗いを選ぶことで、素材への負担を最小限に抑えられます。
【実践編】ゴアテックスの正しい洗濯方法5ステップ
ゴアテックス洗濯は、難しいテクニックや特別な設備は必要ありません。
大切なのは、素材の特性を理解し、正しい手順を守ること。
ここでは、初めてでも失敗しにくい「ゴアテックスの正しい洗濯方法」を5つのステップに分けて解説します。
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ステップ1:洗濯表示を必ず確認する

まず最初に行うべきなのが、洗濯表示タグのチェックです。
ゴアテックスでも、製品によって推奨される洗い方が異なる場合があります。特に、アイロン使用の可否や温度設定、乾燥機の使用可否などを確認することが重要です。洗濯表示タグに従うことで、生地を傷めず安全にお手入れすることができます。
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ステップ2:ファスナー・ポケットを閉じて裏返し

次に、洗濯機に入れる前にすべてのファスナーやボタン、ポケットを閉じて裏返しにしましょう。
これにより、洗濯中に他の部分を傷つけるリスクを減らせます。また、ウェアを裏返すことで、表地への摩擦を軽減し、洗濯時のダメージを最小限に抑えることができます。
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ステップ3:適切な洗剤を選ぶ(液体洗剤・専用洗剤)

洗剤選びはゴアテックスの洗濯で最も重要なポイントです。
使用できるのは液体の中性洗剤または専用洗剤のみで、粉末洗剤や柔軟剤はNGです。また、漂白剤やしみ抜き剤も避けましょう。
おすすめの専用洗剤には、ニクワックス「テックウォッシュ」、グランジャーズ「パフォーマンスウォッシュ」、モンベル「O.D.メンテナンス ベースクリーナー」などがあります。洗剤の量は通常より少なめ(約30ml程度)を意識することも大切なポイントです。
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ステップ4:40℃以下のぬるま湯で弱水流で洗う

洗濯機を使う場合は、水温40℃以下のぬるま湯・弱水流(デリケート)コースまたはおしゃれ着コースで洗濯します。高温のお湯や強い水流は生地を傷める原因になるので注意が必要です。ゴアテックスを洗うときは「しっかり汚れを落としつつ、刺激を与えない」ことを意識しましょう。
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ステップ5:すすぎは2回以上、脱水は短時間に

洗剤残りは、撥水性・透湿性低下の大きな原因につながるため、すすぎは最低でも2回、できれば3回以上行いましょう。逆に、脱水は短時間(30秒~1分程度)で軽く行うのがポイント。長時間の脱水はシワや生地の傷みにつながるため避けましょう。
そして、洗い終わったら、すぐに形を整えて日陰で干すのが理想です。
乾燥方法と撥水性を復活させる熱処理テクニック

ゴアテックスを正しくお手入れしていても「なんだか水を弾かない」と感じることがあります。それは汚れではなく、撥水加工(DWR)が寝てしまっている状態かもしれません。
そして、ゴアテックスの撥水性は「熱」を与えることで復活します。ここでは、洗濯後に必ず行いたい乾燥方法と、撥水性を蘇らせる熱処理テクニックをご紹介いたします。
基本は日陰での吊り干し

脱水後は、風通しの良い日陰でハンガーに吊るして自然乾燥させます。
直射日光は生地を劣化させる可能性があるため避けましょう。形を整えてから干すことで、シワを防ぎ、美しい仕上がりになります。乾燥機を使用する場合は、洗濯表示を確認してから使いましょう。
撥水性復活のための熱処理方法
最も簡単で効果が高いのが、乾燥機の温風を使う方法です。
洗濯後、ウェアが完全に乾いたら、温風設定(60℃以下が目安)で20分間追加乾燥させることで、撥水加工が再活性化します。ただし、製品の洗濯表示で乾燥機使用が禁止されていないか必ず確認してください。

乾燥機がない場合や使用不可の場合は、アイロンによる熱処理も効果的です。
設定は「低温」「スチームなし」が鉄則。必ずあて布(薄い綿の布など)を使用し、一箇所に長時間当てずに数秒ずつずらしながら全体に熱を加えていきます。一点に熱を集中させると生地を傷めるため、押し付けずに動かすのがポイント。こちらも洗濯表示でアイロン使用が可能か確認しましょう。

自宅に乾燥機もアイロンもない場合は、ドライヤーの温風でも代用できます。
一箇所に集中させず、20~30cm程度離して動かし、全体にまんべんなく温風を当てていきましょう。乾燥機やアイロンよりは効果が劣る場合がありますが、応急処置としては十分です。洗濯した後に「少し撥水を戻したい」というときに便利な方法です。

ゴアテックスの洗濯頻度とタイミング
「ゴアテックスの洗濯は、どれくらいの頻度で行うのがいいの?」と多くの人が迷うポイントだと思いますが、結論は汚れたら洗うが基本です。汗や皮脂、泥汚れなどが蓄積すると、透湿性が落ち、撥水性も徐々に失われていきます。
理想は「一度着たら洗う」

日本ゴア社が推奨する洗濯頻度は「一度着たら洗う」です。
特にアウトドアで使用した場合、雨や雪に含まれる汚れ、汗に含まれる皮脂などが目に見えなくても付着しています。
タウンユースの場合も、首周りの皮脂や整髪料、化粧品などが付きやすいため、こまめな洗濯が理想的です。

「一度着たら洗う」というと驚かれますが、汚れは目に見えないうちから蓄積します。実際、定期的にゴアテックス洗濯をしているウェアほど状態が良く、長く快適に使えている印象があります。
最低でもシーズンに2~3回は洗う

毎回洗うのが難しい場合でも、最低でもシーズン中に2~3回、または目に見える汚れがついたタイミングで洗濯しましょう。
長期間放置すると汚れが固着し、撥水性や透湿性が著しく低下します。
また、シーズンオフの保管前には必ず洗濯し、清潔な状態で保管することが長持ちの秘訣です。

毎回の洗濯が難しくても、汚れを溜め込まない意識が大切です。シーズンオフ前に洗濯を行うだけでも、劣化を防ぎ、翌シーズンも快適に使用することができます。
よくある失敗例とNG行為
ゴアテックスのお手入れ方法は、正しい方法を知っていれば難しくありません。
しかし実際には、何気ない自己流ケアが原因で性能を落としてしまうケースが非常に多いのも事実です。
ここでは、よくある失敗例と、絶対に避けたいNG行為を分かりやすくまとめて解説します。
失敗例①:粉末洗剤・柔軟剤を使ってしまった

最も多い失敗が、粉末洗剤や柔軟剤を使用してしまうことです。
粉末洗剤は生地の繊維に残留しやすく、撥水性を大きく低下させます。
柔軟剤は生地をコーティングしてしまい、透湿性を損ないます。
万が一使用してしまった場合は、液体洗剤で再度洗い直し、念入りにすすぐことで回復が期待できます。
失敗例②:長時間の脱水でシワだらけに

脱水を長時間かけすぎると、ウェアが強く絞られてシワが深くつき、生地にダメージを与える可能性があります。
また、縫い目やシームテープに負担がかかり、剥がれの原因にもなります。
脱水は30秒~1分程度の短時間に留め、水が滴らない程度で十分です。
失敗例③:汚れを落とさず撥水スプレーを使用

撥水性が落ちたからといって、汚れたままの状態で撥水スプレーを使用するのはNGです。
汚れの上から撥水加工をしても効果がなく、むしろ汚れを固着させてしまいます。
必ず洗濯で汚れを落としてから、熱処理または撥水スプレーで仕上げることが正しい手順です。
やってはいけないNG行為まとめ
ゴアテックスの洗濯でやってはいけない事をまとめてお伝えいたします。
- ドライクリーニング:ゴアテックスには不向きで、機能を損なう可能性があります
- 高温のお湯(40℃以上):生地を傷める原因に
- 漂白剤・しみ抜き剤の使用:メンブレンを破壊する恐れ
- 直射日光での乾燥:生地の劣化を早める
- 濡れたまま長期間放置:カビや臭いの原因に

実際に多いトラブルは、良かれと思って行った行為がNGだったということです。正しい洗濯方法を知っているかどうかで、ゴアテックスの寿命は大きく変わります。
おすすめの洗剤と撥水剤
ゴアテックスの洗濯で、仕上がりを大きく左右するのが洗剤選びです。
どんなに正しい手順で洗っても、洗剤が合っていなければ、防水性や透湿性などの機能は十分に発揮されません。
ここでは、ゴアテックスに適した洗剤の選び方と、実際に使いやすいおすすめ商品をご紹介いたします。
ゴアテックス専用洗剤の選び方

ゴアテックス専用洗剤は、一般的な衣料用洗剤と異なり、撥水性を損なわない成分で作られています。
選ぶポイントは、「蛍光増白剤不使用」「柔軟剤不使用」「中性」の3つ。
専用洗剤は価格が高めですが、一般の液体中性洗剤でも十分に対応可能です。
市販のおすすめ洗剤5選
市販で手に入る洗剤を選ぶうえで重要なのが、機能を損なわず汚れを落とせる洗剤を選ぶことです。ここでは、実際に使いやすく信頼性の高い市販のおすすめ洗剤5選をご紹介いたします。
- ニクワックス「テックウォッシュ」:アウトドア専用洗剤の定番アイテム。汚れをしっかり落としつつ、防水透湿性能を損なわない設計で、ゴアテックスとの相性は抜群です。
- グランジャーズ「パフォーマンスウォッシュ」:洗浄力と素材保護のバランスが良く、初心者でも扱いやすい人気商品です。定期的なメンテナンス洗いに向いています。
- モンベル「O.D.メンテナンス ベースクリーナー」:日本メーカーならではの信頼性と安心感がある洗剤。国内ブランドのゴアテックス製品を使っている方に特におすすめです。
- フレディレック「アウトドアウェアウォッシュ」:無香料で肌に優しく、日常使いしやすい洗剤。撥水性の回復効果もあります。
- エマール(おしゃれ着用洗剤):専用洗剤が手元にない場合の代替として使用可能です。柔軟剤入りタイプは避け、少量で優しく洗うのがポイントです。
撥水剤を使うタイミングと方法

熱処理だけでは撥水性が回復しない場合、撥水剤の使用を検討しましょう。
使用タイミングは、何度か洗濯と熱処理を繰り返しても水を弾かなくなった時です。
スプレータイプと液体浸透タイプがあり、スプレーは手軽、液体は均一に仕上がるのが特徴。
使用後は必ず熱処理を行い、撥水剤を定着させることが重要です。
ゴアテックスの洗濯についてよくある質問(FAQ)
Qゴアテックスの靴やグローブも洗濯できる?
ゴアテックスの靴やグローブも基本的には洗濯可能ですが、ウェアとは方法が異なります。靴の場合はほとんどが洗濯機NGで、手洗いが基本。ぬるま湯と中性洗剤を使い、柔らかいブラシで優しく洗います。グローブも手洗いが推奨され、洗濯後は形を整えて陰干しします。必ず製品の取り扱い表示を確認しましょう。
Q乾燥機はいつ使える?
乾燥機の使用可否は製品の洗濯表示に従います。使用可能な場合でも、高温設定は避け、60℃以下の低温~中温設定で使用しましょう。完全に乾いた後、撥水性回復のための温風乾燥を20分追加するのが理想的です。
Qゴアテックス生地が何度洗っても臭いが取れない場合は?
臭いの原因が雑菌の繁殖や汗の蓄積である場合、専用の消臭洗剤を使用するか、クリーニング店に相談しましょう。また、洗濯後に濡れたまま放置していないか、十分に乾燥できているかも確認してください。内部の裏地に臭いが染み付いている場合もあります。
Q洗濯後にシワができた場合の対処法は?
軽いシワであれば、吊るして干すことで自然に伸びることが多いです。それでも取れない場合は、低温・スチームなし・あて布をしてアイロンをかけましょう。強く押し付けず、軽く当てる程度で十分です。
Qゴアテックス衣類はLIFEで買取していますか?
当店LIFEではゴアテックスを使用した衣類は高価買取させて頂きます!
ゴアテックスは主要なアウトドアブランドからも人気で使用されているモデルも多くあります。
まとめ
ゴアテックスは、防水性・透湿性・防風性を兼ね備えた高機能素材ですが、正しい洗濯とケアを行うことで初めて本来の性能を発揮します。洗えない素材と思われがちですが、実際にはゴアテックスは定期的に洗濯を行うことが推奨されています。
「一度着たら洗う」を基本に、最低でもシーズン中に数回、シーズンオフ前には必ず洗濯を行うことで、ゴアテックスの寿命は大きく変わります。この記事が、あなたの大切なアイテムを長く快適に使うための参考になれば幸いです。
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