革製品は、その風合いや経年変化の美しさから長く愛され続けるアイテムです。

しかし、正しい革製品の手入れをしなければ、ひび割れやカビ、色あせといったトラブルを招くこともしばしば。せっかくの上質なレザーも、手入れひとつで寿命が大きく変わります。

本コラムでは、革財布・レザーバッグ・ブーツといった定番アイテムを対象に、基本のメンテナンスから応用テクニックまでを徹底的に解説!

革初心者の方はもちろん、これまで自己流でケアしてきた方にも役立つ情報を網羅しています!

あなたの革製品を「一生モノ」に育てるための第一歩、ぜひ一緒に踏み出しましょう!

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革製品専門アドバイザー

革は『生きている素材』です。乾燥すればひび割れ、湿気を吸えばカビる。

だからこそ、日々のちょっとした革製品の手入れが何より大切。

高価なクリームや特別な道具がなくても、正しい知識と丁寧な扱いで、革は何年も美しく育っていきますよ!

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目次
  1. はじめに:革製品の手入れ、本当に必要?その理由とメリット
    1. 革製品の手入れを怠るとどうなる?
    2. 定期的な革製品の手入れで得られる3つのメリット
    3. この記事を読めば、革製品の手入れ(レザーメンテナンス)の全てがわかる!
  2. 革製品の手入れを始める前に|知っておきたい基本知識
    1. 革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも?
    2. 手入れの頻度はどれくらいがベスト?
    3. レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい!
    4. 【初心者向け】まずは簡単なお手入れから始めよう
  3. 【実践編】革製品の基本的な手入れ方法|5つのステップで徹底解説
    1. 01ブラッシングでホコリや表面の汚れを落とす
    2. 02レザークリーナーで頑固な汚れを優しく落とす
    3. 03レザーケアクリームで油分と栄養を補給する
    4. 04再度ブラッシングまたは乾拭きで仕上げる
    5. 05防水スプレーで汚れや水濡れから保護する(必要な場合)
  4. 【アイテム別】革製品の手入れ方法と注意点
    1. 革財布の手入れ方法|毎日使うからこそ丁寧に
    2. 革鞄(バッグ)の手入れ方法|大きさに合わせたコツ
    3. 革靴・革ブーツの手入れ方法|足元からおしゃれを
    4. その他の革製品(ベルト、手袋、ジャケットなど)の手入れポイント
  5. 【シーン別】革製品のトラブル対処法とNGな手入れ
    1. 雨に濡れてしまった場合の応急処置と手入れ
    2. 傷がついてしまった場合の対処法
    3. カビが生えてしまった場合の除去方法と予防策
    4. これはNG!革製品を傷める間違った手入れ方法
  6. 革製品の手入れにおすすめのケア用品|選び方のポイント
    1. レザークリーナーの選び方とおすすめ
    2. レザーケアクリーム・オイルの選び方とおすすめ
    3. 防水スプレーの選び方とおすすめ
    4. 【番外編】100均でも揃う?革製品の手入れに使えるアイテム
  7. 革製品の手入れでよくある質問(FAQ)
  8. まとめ

はじめに:革製品の手入れ、本当に必要?その理由とメリット

「レザーメンテナンスって、本当に必要なの?」

そんな疑問を持っている方も少なくありません。確かに、購入したばかりの革製品はツヤもあり、特別なケアをしなくても美しい状態を保っているように見えます。

しかし、革は「天然素材」。時間が経てば乾燥し、油分や水分が失われ、徐々に劣化が進んでいきます。

適切なメンテナンスを怠れば、革の魅力である風合いや光沢は失われ、カビ・ひび割れ・型崩れなどの原因にも。逆に言えば、正しい手入れをすることで革の寿命を何倍にも延ばせるのです。

本章では、なぜ革製品に手入れが必要なのか。

その根本的な理由と、手入れによって得られるメリットをわかりやすく解説します。

革製品の手入れを怠るとどうなる?

革製品 手入れ 革製品の手入れを怠るとどうなる? 画像

革製品の美しさや耐久性は、「日々のレザーメンテナンス」によって大きく左右されます。手入れをしないまま使用を続けると、次のような劣化が起こりやすくなります。

革製品 手入れ 革製品の手入れを怠るとどうなる? ひび割れ 画像

ひび割れ

革が乾燥して油分が不足すると表面が硬くなり、やがて細かいひび割れが発生します。一度割れてしまった革は元に戻らず、見た目も悪化します。

革製品 手入れ 革製品の手入れを怠るとどうなる? 色あせ 画像

色あせ

紫外線や摩擦の影響で、革本来の深い色合いが徐々に抜けてしまいます。特に染料仕上げの革は、定期的な保湿とケアが色持ちを左右します。

革製品 手入れ 革製品の手入れを怠るとどうなる? カビの発生 画像

カビの発生

保管状況や紫外線や摩擦の影響で、革本来の深い色合いが徐々に抜けてしまいます。特に染料仕上げの革は、定期的な保湿とケアが色持ちを左右します。

革製品 手入れ 革製品の手入れを怠るとどうなる? 型崩れ 画像

型崩れ

型崩れは使用後の保管方法や湿気の管理、メンテナンス不足によって起こりやすくなります。鞄やブーツは一度形が崩れると修正が難しくなります。

つまり、「革製品 手入れ しない=早くダメになる」ということです。

手間をかけるほどに応えてくれるのが革の魅力です。少しの手間で長持ちし、美しさが増します。

それが革製品と長く付き合う最大のコツなのです。

定期的な革製品の手入れで得られる3つのメリット

革製品は、ただ「使うだけ」ではその魅力を十分に引き出すことはできません。

定期的なレザーメンテナンスを行うことで、美しさや機能性、さらには気持ちの面でも大きな価値を感じられるようになります。

こちらでは、革の専門家も推奨する『革製品をケアすることで得られる3つの代表的なメリット』をご紹介します!

美しさを保てる

革の表面は、乾燥や摩擦、紫外線などの影響で少しずつ劣化していきます。

定期的にオイルやクリームを塗布することでツヤや色合いが維持され、革本来の美しさを長く楽しむことができます。

まるで新品のようなコンディションを保てるのは、正しいお手入れを続けている証です。

耐久性が上がり、長持ちする

革製品は「適切に使えば一生モノ」と言われるほど耐久性の高い素材です。

ただしそれは、手入れを前提とした話。乾燥やカビの予防をしながら定期的にケアすれば、革が裂けたり硬化したりするリスクを抑え、結果的に『革製品 長持ち』につながります。

特にバッグやブーツなど、日常的に負荷のかかるアイテムほど定期的なメンテナンスが重要です。

愛着が深まる

定期的な手入れを通して、革の経年変化(エイジング)を楽しむことができるのも大きな魅力。

使い込むほどに色が深まり、自分だけの風合いへと育っていくレザーは、まさに世界で一つだけの相棒。

「レザー エイジング」を体感することでただの持ち物ではなく、長年連れ添うパートナーのような存在になります。

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革製品専門アドバイザー

革は『使いながら育てる素材』です。

メンテナンスをするたびに、手のひらの油分や選んだクリームの香り、あなたの使い方が刻まれていきます。

手をかけた分だけ応えてくれる――それが革の最大の魅力です。毎月1回のケアでも、5年後10年後に大きな差が出ますよ。

この記事を読めば、革製品の手入れ(レザーメンテナンス)の全てがわかる!

このコラムでは、革製品を美しく・長く愛用するための「正しい手入れ方法(レザーメンテナンス)」を徹底解説しています。革に関する知識がない初心者の方でも理解できるように、基本の手順から応用テクニックまで、丁寧にわかりやすくまとめました。

この記事を読むことで、以下のような疑問や悩みがすべて解消できます!

  • 革製品を手入れしないと、どうなってしまうの?
  • 日常的にできる革のお手入れ方法とは?
  • 使うべき道具やクリームの選び方は?
  • 革財布・鞄・ブーツなど、アイテム別のケア方法が知りたい!

さらに、革製品を「長持ち」させ、「エイジング」を楽しむためのプロのアドバイスも多数ご紹介いたします!

この記事を読んでいただければ、明日から自信を持ってレザーメンテナンスができるようになります!

ぜひ最後までご覧ください。

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革製品の手入れを始める前に|知っておきたい基本知識

革製品をきれいに保つには、クリームやブラシを使って「とにかく磨けばOK」と思っていませんか?

実は、正しいレザーメンテナンスを行うには、まず革そのものの種類と性質を知ることがとても大切です。

革には多くの種類があり、それぞれに適した手入れ方法や注意点があります。間違ったケアをすると、革を傷めたり、色落ちさせてしまう原因にもなりかねません。

革製品の手入れを始める前に知っておきたい「革の種類と特徴」、そして「なぜ革の知識が必要なのか」をわかりやすく解説します。

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも?

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 画像

革製品とひと口に言っても、その素材や加工方法によって手入れの仕方は大きく異なります。

こちらでは、代表的な「本革」と「合成皮革」の違い、そしてヌメ革・スエード・エナメルといった特殊な革の特徴にも軽く触れておきましょう。

本革(天然皮革)
革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 本革 天然皮革 牛革 カウレザー 画像

牛革(カウレザー)

最も一般的なレザーで耐久性に優れており、長年使用していても劣化が少ないのが特徴的です。雌牛や乳牛からのレザーを使用しており、日本国内では「地生(じなま)」と言うレザーがありますが、生産数はごくわずかです。日本で出回っているのは牛肉の生産数の多い北アメリカやオーストラリア産のものが多く、ヨーロッパ産は欧州のメゾンブランドが多いです。カウレザーは、適度な油分を保つことで長持ちします。

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 本革 天然皮革 豚革 ピッグスキン 画像


豚革(ピッグスキン)

通気性・耐久性・軽量性に優れ、裏地やカジュアル製品に多用されております。肌触りも良く、柔らかな質感が特徴ともなっており、ピッグスエードとしても多様されております。通気性に優れているためカビも生えにくいのですが柔らかい分、乾燥に注意が必要となっております。

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 本革 天然皮革 馬革 コードバン 画像

馬革(コードバン)

馬のお尻部分のコードバン層と言う部分から削り落とされ、最高級のレザーとも称されるコードバンは、美しいツヤときめ細かな滑らかさ、堅牢性に優れており、独特の経年変化が楽しめますが、希少性が高くなっております。オールデンの靴やワイルドスワンズなどの財布に使用されている物は中古市場でも人気です。水分に弱く繊細なケアが必要でもあります。

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 本革 天然皮革 羊革 シープスキン 画像

羊革(シープスキン)

シープスキンの最大の特徴は、きめ細かく柔らかい点にあります。他のレザーに比べると耐摩耗性や強度が弱い点もあります。また「ラムレザー」は、生後1ヶ月以内の子羊のレザーを使用し、最高級皮革となります。大変デリケートなレザーでもありますので、専用クリームやオイルを推奨いたします。

合成皮革(フェイクレザー)
革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 合成皮革 フェイクレザー PUレザー 画像

PUレザー

PUレザーは布地などの上にポリウレタン( Polyurethane)樹脂を使用した合成皮革となります。天然の本革に近い外観を持ち、耐久性や対摩擦性に優れており、本革には見られない発色も可能とします。近年「ヴィーガンレザー」も増え、世界の供給率も近年増えております。

革の種類と特徴|手入れ方法が変わることも? 合成皮革 フェイクレザー PVCレザー 画像

PVCレザー

PVCレザーはポリ塩化ビニル樹脂(Polyvinyl Chloride)を使用し、天然皮革の代わりとなる合成皮革です。耐久性と耐水性に優れており、合成皮革と称されるアイテムはPVCレザーを使用されているものが多くなっております。メンテナンスも非常に簡単ではありますが、劣化も早くなっております。

PUレザーやPVCレザーといった合成皮革は、本革とは異なり水や汚れに強く、日常使いに便利ですが、エイジングは期待できません。メンテナンスに関しても、基本的には水拭きと簡易的なケアで十分です。

ただし劣化が早く、「革製品 長持ち」には不向きな面もあります。

特殊な革素材の注意点
革製品 手入れ 特殊な革素材の注意点 ヌメ革 画像

ヌメ革

ヌメ革は植物由来成分である、タンニンを鞣なめされたレザーを指します。自然な風合いとエイジングが魅力ではありますが、油分がないため乾燥しやすくヌメ革 手入れは特に丁寧な保湿が重要となります。

革製品 手入れ 特殊な革素材の注意点 スエード・起毛革 画像

スエード・起毛革

スエードレザーは主に子牛、子羊、山羊などのレザーを起毛させ毛足が短く、心地よい肌触りのレザーを指します。
表面が起毛しており、通常のクリームでは逆効果となりますので、スエード 手入れには専用ブラシや防水スプレーが必要となります。

革製品 手入れ 特殊な革素材の注意点 エナメル革 画像

エナメル革

エナメル皮は皮革の表面に樹脂や塗料などを加工し、光沢の他にも耐久性を高めたレザーとなります。「パテントレザー」とも呼ばれております。水や汚れには強いが、色移りしやすく、傷にも弱いので取り扱いには注意が必要ともなります。柔らかい布での乾拭きが基本です。

革製品を適切にケアするには、「レザー 種類」の見極めが出発点です。

品質表示タグの素材表記部分にてどのようなレザーを使用しているかをチェックしてみてください。

手入れの頻度はどれくらいがベスト?

革製品 手入れ 手入れの頻度はどれくらいがベスト? 画像

「革製品の手入れって、どのくらいの頻度でやればいいの?」

これはレザーメンテナンス初心者の方が必ずと言っていいほど抱える疑問のひとつです。結論から言えば、手入れの頻度は革の種類や使用状況によって異なります。

以下に、使用頻度と革製品のタイプ別に、手入れの目安をご紹介します。

革財布

・使用頻度:毎日使う場合‥月に1回程度のメンテナンスが理想です。表面の汚れを落とし、保湿ケアを行いましょう。
・使用頻度:週末だけ使う場合‥2〜3ヶ月に1回程度でも十分です。保管時は湿気対策を忘れずに。

革鞄(レザーバッグ)

日常で毎日使う場合‥ 1〜2ヶ月に1回が目安です。雨や汗にさらされる機会が多いので、定期的な防水ケアも重要です。

冠婚葬祭や外出時のみ使用する場合‥ 季節ごと(春夏秋冬)に1回程度のケアでOK。使用後は汚れを落としてから通気性のある場所で保管をお勧めします。

革靴・ブーツ

週2〜3回以上履く場合‥ 2〜4週間に1回の手入れが理想。履いた後のブラッシング+月1回のクリーム保湿で美しさをキープできます。

たまに履く程度の場合‥ 使用後ごとの簡易ケア+半年に1回のメンテナンスでOK。

革製品は「やりすぎの手入れ」もNGです。クリームの塗りすぎや過度なブラッシングは、革の毛穴をふさいだり、かえって傷をつける原因になります。

「乾燥してきたな」「少しくすんできたな」と感じたら、軽くお手入れするくらいの感覚でOKです!

レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい!

革製品 手入れ レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい! 画像

革製品を長く愛用するためには、正しい道具選びが欠かせません。

ここでは、初心者にも扱いやすい「革製品 手入れ セット」の基本アイテム6選をご紹介します!

すでに革製品をお持ちの方も、持っているアイテムの見直しに役立ててください。

1.馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい! 馬毛ブラシ ほこり落とし用 画像

最初のステップは、革の表面に付いたホコリや細かなゴミを払うこと。柔らかくてコシのある馬毛ブラシは、繊細な革にも優しく使え、日常のお手入れに最適です。使い始める前、使い終わった後にサッとブラッシングするだけでも革の状態は大きく変わります!

参考商品:レッドウィング BRUSHブラシ シューケアグッズ シューケア用品 馬毛ブラシ アメリカ製@item.rakuten.co.jp

2.豚毛ブラシ(クリーム塗布・仕上げ用)
レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい! 豚毛ブラシ クリーム塗布・仕上げ用 画像

豚毛ブラシは馬毛より硬めで、レザークリームを革の奥までしっかりなじませるのに適しています。仕上げにツヤを出す「磨き用ブラシ」としても活躍します。馬毛と豚毛で役割を分けると、ケアの質がぐっと高まります。

参考商品:コロンブス 国産シューズブラシ 豚毛 @amazon.co.jp

3. 柔らかい布(クロス)数枚(汚れ落とし、乾拭き、クリーム塗布用)
レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい! 柔らかい布 クロス 数枚 汚れ落とし、乾拭き、クリーム塗布用 画像

クリームの塗布・汚れ落とし・乾拭き用に、柔らかい布を数枚用意しておきましょう。マイクロファイバーやネル素材の布がおすすめです。素材やアイテムによって使い分けることで、余計な色移りやベタつきを防ぐことができます。

参考商品:コロニル・ポリッシングクロス@cocomeister.jp

4. レザークリーナー

表面の皮脂汚れや黒ずみを落とすには、専用のレザークリーナーが必要です。中性タイプや弱酸性タイプなら革に優しく、初心者でも安心して使えます。汚れたまま放置するとカビや変色の原因になるため、定期的な使用がおすすめです。
※エナメルレザーやスムースレザーは専用ソープがありますので、専用アイテムをお勧めいたします。

参考商品:左)レザーソープ カラーレス 200ml
右)ラックムース エナメル用 200ml@amazon.co.jp

5. レザークリーム(保湿・栄養補給)
レザーメンテナンスに必要な基本アイテム|これだけは揃えたい! レザークリーム 画像

革に潤いと栄養を与えるケアクリームは、レザーメンテナンスの要。乾燥やひび割れを防ぎ、革のツヤと柔らかさをキープします。無色タイプならどんな色の革にも使えますし、カラー付きタイプなら色あせ補修も可能です。革靴、バッグ、財布など、あらゆるレザーアイテムに重宝します。
※クロコダイルやパイソンといった爬虫類系のレザー(エキゾチックレザー)は、専用クリームがあるのでレザーに見合ったクリームがお勧めです。

参考商品:コロニル 1909 シュプリーム クリーム デラックス カラーレス 100ml@amazon.co.jp

6. 防水スプレー

雨や汚れから革を守るには、防水スプレーの使用が効果的。

通気性を損なわずに撥水加工ができるので、特に外で使用するアイテム(ブーツ・バッグなど)には必須アイテムです。
※防水スプレーもヌメ革やスエード専用のスプレーもあるので、素材に合ったものを選びましょう。

参考商品:左)コロニル 1909 シュプリームプロテクトスプレー
中央)コロニル 防水スプレーウォーター ストップ
右)コロニル 防水スプレー ヌバック + ベロア@amazon.co.jp

レザーケア用品 おすすめ
革製品 手入れ レザーケア用品 おすすめ 画像
参考商品:左)コロンブス ブリオレザーケアセット 中央)コロニル メンテナンスセット
右)レッドウィング メンテナンス ブーツクリーム ミンクオイル 5点セット

ご紹介いしたアイテムが全て入った、便利な革製品 手入れ セットも市販されています。初心者はセット品から始めるのも良い選択です。また、レッドウィングやルイスレザー、グレンロイヤル、ドクターマーチンなどはブランドから販売されているものがあるので、そちらを選ばれると良いでしょう。

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革製品専門アドバイザー

これらの基本アイテムを一式揃えておけば、日々のケアもスムーズで安心。

手入れ道具は、一度揃えてしまえば何年も使えるものばかり。

革製品を1点でもお持ちなら、専用のケアアイテムをぜひ取り入れてみてください。

お客様からは『革の質感が見違えた』『ツヤが蘇った』という声も多数いただいています。最初の投資が、後々の美しさと耐久性に大きく影響しますよ!

【初心者向け】まずは簡単なお手入れから始めよう

革製品 手入れ 【初心者向け】まずは簡単なお手入れから始めよう 画像

革製品のお手入れというと、「専用のクリームやスプレーを使って、手順通りにフルメンテナンスしなければ…」と思い込んでいませんか?

たしかに理想的にはクリーニング・保湿・防水といった工程をしっかりこなすのがベストですが、最初から完璧を目指す必要はありません。

実は、「ブラッシングと乾拭き」だけでも、革の美しさと寿命をしっかり守ることができるのです。まずはクリームなしで構いませんので初めに簡単な革製品の手入れから始めてみましょう。

【実践編】革製品の基本的な手入れ方法|5つのステップで徹底解説

いよいよここからは、実際に革製品をケアする基本的な「レザーメンテナンス」の手順をご紹介します。

革は手をかければかけるほど美しく育つ素材。けれど、正しい順序やポイントを知らないと、逆に劣化を早めてしまうことも。

ここでは初心者でも簡単に実践できる5つの基本ステップを、革財布・鞄・靴などあらゆる革製品に対応できる形で丁寧に解説します。

01ブラッシングでホコリや表面の汚れを落とす

革製品 手入れ ブラッシングでホコリや表面の汚れを落とす 画像

まず最初に行うべき革製品のメンテナンスは、馬毛ブラシを使ったホコリ落としです。

毛足が柔らかく繊細な馬毛ブラシは、革の表面を傷つけずにホコリやチリをしっかり除去できます。

特に縫い目やパーツの隙間など、汚れが溜まりやすい部分は丁寧にブラッシングしましょう。

02レザークリーナーで頑固な汚れを優しく落とす

革製品 手入れ レザークリーナーで頑固な汚れを優しく落とす 画像

表面の細かな汚れを落としたら、次はレザー専用クリーナーでしっかりとクレンジング。

柔らかい布に少量のクリーナーを取り、まずは目立たない箇所で色落ちがないかテストしてから全体に使用します。

強く擦らず、優しくなでるように汚れを拭き取るのがコツです。

03レザーケアクリームで油分と栄養を補給する

革製品 手入れ レザーケアクリームで油分と栄養を補給する レザー メンテナンス クリーム 本 革 手入れ クリーム 画像

クリーニング後の革製品は、水分や油分を失いやすい状態です。

ここで登場するのが「レザー メンテナンス クリーム」です。

指や柔らかい布を使い、革全体に薄く均一に塗り込みましょう。

製品の色や素材(スムースレザー・ヌメ革・エナメルなど)に合ったクリームを選ぶことが、ケア効果を高めるポイントです。革製品の鞄や財布も同じもので構いません。

04再度ブラッシングまたは乾拭きで仕上げる

革製品 手入れ 再度ブラッシングまたは乾拭きで仕上げる 革製品 艶出し 画像

クリームを塗ったあとは、革製品 艶出しをするために豚毛ブラシでの仕上げブラッシングがおすすめです。

硬めの毛が革の表面を磨き上げ、自然なツヤ(エイジング)を引き出してくれます。

または、きれいな柔らかい布で乾拭きする方法もOK。余分なクリームを拭き取りながら光沢感をアップできます。

05防水スプレーで汚れや水濡れから保護する(必要な場合)

革製品 手入れ 防水スプレーで汚れや水濡れから保護する(必要な場合) 画像

屋外で使う鞄や靴には、防水スプレーでの仕上げが安心です。使用時はできれば屋外にて20〜30cmほど離して、全体にムラなくスプレーしましょう。

革の呼吸を妨げない、通気性のあるレザー専用スプレーを選ぶのがポイント。防水スプレーには、厄介な革製品の雨シミの発生を防ぐ効果があります。

換気の良い場所で作業し、吹きかけすぎに注意してください。

革製品のメンテナンスは、決して難しいものではありません。

ご紹介した「ブラッシング → 汚れ落とし → 保湿 → 仕上げ → 防水」という基本の流れを覚えてしまえば、どんな革製品にも応用可能です。

大切なのは、「完璧じゃなくても、続けること」。

日常のひと手間で、革は確実に応えてくれます!

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革製品専門アドバイザー

革の手入れは『育てる楽しみ』を味わえる時間です。

新品の美しさを守るだけでなく、使うほどに深まるエイジング(経年変化)も魅力のひとつ。

最初は不安でも、手をかけるごとに自分だけの革へと育っていく実感をぜひ味わってみてください!

【アイテム別】革製品の手入れ方法と注意点

革製品と一口に言っても、財布・鞄・ブーツ・ジャケットなど、用途や使い方はさまざま。

それぞれのアイテムには、「傷みやすいポイント」や「劣化しやすいクセ」があるため、レザーメンテナンスはアイテム別にアプローチすることが重要です。

この章では、特に使用頻度の高い「革財布」から始めて、アイテムごとの具体的なお手入れ方法と注意点を順番に解説していきます。

革財布の手入れ方法|毎日使うからこそ丁寧に

革財布の手入れ方法|毎日使うからこそ丁寧に レザー 手入れ 画像

革財布は常に手に触れ、ポケットやバッグの中で圧力や摩擦を受けるため、革製品の中でも特に劣化しやすいアイテムです。

見た目を美しく保ち、長く愛用するためにも、「革 財布 メンテナンス」の基本をしっかり押さえておきましょう。

表面のケアは月1回が目安

革財布の手入れ 頻度の目安は月に1回程度のメンテナンスが理想的です。

表面は馬毛ブラシでホコリを払い、レザークリーナー→クリームの順でケアしましょう。
摩擦による黒ずみや角のスレは、定期的な保湿で軽減できます。

小銭入れや内側の汚れも忘れずに

見落としがちなのが内側の汚れやコインケース部分の黒ずみ

小銭の汚れや金属との摩擦で、内部にも目立つ黒ずみができやすくなります。

綿棒にクリーナーを少量つけて、ピンポイントで汚れを落とすのが効果的です。

布でのケアが難しい細部には、使い古しの歯ブラシや竹串に布を巻いたものを使っても◎。

型崩れを防ぐ保管方法

使わないときは、カードやレシートを全て抜いて、厚みを戻すようにしてください。

中身を入れたまま長期間放置すると、革が膨らんだまま固まり、型崩れの原因になります。

保管時には通気性の良い布袋に入れ、直射日光や湿気を避けた場所に置くのが基本です。

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実は、革財布の査定額は『見た目の清潔感』で大きく変わります。

定期的にお手入れされた財布は、多少の使用感があっても高評価に。

逆に、汚れや型崩れがあるとマイナス査定になることも。将来的な買取も視野に入れて、日頃からのケアをおすすめします。

革鞄(バッグ)の手入れ方法|大きさに合わせたコツ

革鞄(バッグ)の手入れ方法|大きさに合わせたコツ レザー 手入れ 画像

革の鞄は、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた人気アイテム。

ただし財布と比べて表面積が広く、持ち手・金具・底鋲など劣化しやすいパーツも多いため、メンテナンスにはポイントを押さえる必要があります。

続いては、「革 鞄 手入れ」の基本と、大きさ・形状に応じたケアのコツをご紹介します。

持ち手は皮脂汚れがたまりやすい

手が触れる時間が長い持ち手部分は、皮脂や汗による黒ずみがつきやすい箇所です。

使用後に乾いた柔らかい布で軽く拭き取る習慣をつけるだけで、汚れの蓄積を予防できます。

革 バック メンテナンスには定期的にレザークリーナーで優しく拭き、ケアクリームで保湿しておくと持ち手のひび割れやベタつきを防止できます。

底鋲・角の擦れに注意

鞄の底は、地面や床に直接触れることが多く、最も傷つきやすい部分です。

角の擦れには、早めのケアが重要。

ダメージが浅いうちにレザークリームで油分を補い、摩擦による劣化を和らげるようにしましょう。

底鋲まわりはブラシが届きにくいため、綿棒や細いクロスで細部を丁寧にケアすると清潔感が保てます。

型崩れを防ぐ保管方法

革バッグ 保管方法の基本は、型崩れを防ぎつつ通気性を確保すること。

使用しないときは、中に丸めた紙や不織布を詰めて形をキープし、付属の布袋などに入れて風通しの良い暗所で保管します。

ビニール袋など通気性の悪いものは避け、湿気がこもらないようにしましょう。

大きいバッグは面積ごとに分けてケアする

大きなトートやビジネスバッグは、一度に全体を手入れしようとせず、表・裏・サイドなどエリアごとに分けて行うとムラが出にくいです。

馬毛ブラシ→クリーナー→クリーム→乾拭きの順で、部分ごとに少しずつ丁寧に行いましょう。

革鞄のケアでは、「大きいからこそ、パーツごとの分割メンテナンス」が効果的

さらに、収納時の型崩れ予防と湿気対策が、長持ちのカギになります!

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革製品専門アドバイザー

鞄は『持ち歩く革』です。

外気や手との接触が多く、見た目以上にダメージを受けています。だからこそ、持ち手・底・金具などパーツごとのケアが長持ちの秘訣。

日常的なメンテナンスと、正しい保管を意識するだけで、革鞄の寿命は大きく変わります。

革靴・革ブーツの手入れ方法|足元からおしゃれを

革靴・革ブーツの手入れ方法|足元からおしゃれを 画像

革靴や革ブーツは、コーディネートを引き締める足元の主役

しかし、地面に近くダメージを受けやすいため、定期的な「革靴 メンテナンス」が欠かせません。

美しさを保ち、長く履き続けるためには、「履きジワ」「ソールの汚れ」「雨濡れ」など、革ならではの注意点を押さえておくことが大切です。

履きジワは放置せず、早めにケア

履き込むほどにできる履きジワは、乾燥やひび割れのきっかけになります。

1〜2週間に一度は、柔らかい布で拭いた後、レザーケアクリームを塗布して保湿しましょう。

また、使用後はシューキーパーやシューツリーを入れて形を整えることで、深いシワの定着を防止できます。

ソール(靴底)の手入れも忘れずに

アッパー(表革)ばかりに気を取られがちですが、ソールの状態も革靴の寿命を左右する重要なポイントです。

・ゴム底の場合:汚れを落としてから乾拭きし、削れ具合をチェック。必要に応じて修理業者に相談をしましょう。

・革底の場合:専用オイルで定期的に保湿し、乾燥による割れを防ぎます。

雨に濡れた後の対処法

「革靴 雨 手入れ」で多く検索されるのが濡れた革の乾かし方です。

濡れたまま放置すると、型崩れやカビ、シミの原因になるため、以下の手順で早めの対処を。

  1. 中敷を取り出し、新聞紙などを詰めて水分を吸収
  2. 風通しの良い日陰で、自然乾燥(ドライヤーNG)
  3. 完全に乾いたら、クリーナーで汚れを落とし、保湿クリームを塗布

また、雨の日に備えて防水スプレーをあらかじめ使用しておくのも◎です。

手入れの頻度はどれくらい?
  • 毎日履く革靴:週1回のメンテナンス+日々のブラッシング
  • 週1〜2回の使用:月1回の丁寧なケアでもOK
  • 季節限定やブーツ:シーズン終了時にクリーム&防水処理をして保管

革靴やブーツは、手入れの違いがツヤ・質感・寿命にはっきり現れるアイテムです。

足元が整っていると、全体の印象もグッと洗練されます!

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革靴の美しさは『日々の習慣』で決まります。

脱いだらブラッシング、定期的な保湿と乾燥対策。小さなケアの積み重ねが、足元からの上質なおしゃれをつくります!

その他の革製品(ベルト、手袋、ジャケットなど)の手入れポイント

その他の革製品(ベルト、手袋、ジャケットなど)の手入れポイント 画像

財布や鞄、靴以外にも、革の魅力が活きるアイテムは数多く存在します。

続いては、使用頻度の高い革小物やアパレルアイテムの革小物 手入れにおけるポイントを、アイテムごとに簡潔にご紹介します。

革ベルト|曲がりグセ・ひび割れに注意
  • バックル付近のシワや曲がりクセは、劣化のサイン。定期的な保湿ケアを行いましょう。
  • 丸めて保管せず、吊るす or 平置きが理想。
  • クリームを塗る際は、バックル部分を避けて布で薄く塗布します。
革手袋|水分・摩擦に弱い繊細素材
  • 手の汗や雨水に触れやすいため、使用後は陰干し+柔らかい布で軽く乾拭き。
  • 型崩れを防ぐため、内側に軽く詰め物をして保管すると◎。
  • 起毛タイプの手袋(スエードやラムスキンなど)は、専用ブラシで汚れを落とすのが基本です。
革ジャケット|表面積が大きい分、定期的なケアが必須
  • 着用後は風通しの良い場所で陰干し+柔らかい布で乾拭き。
  • 月1回を目安に保湿クリームで手入れし、ツヤとしなやかさを維持。
  • ハンガー保管の際は、厚みのある木製ハンガーを使うと肩の型崩れを防げます。
  • 雨や汗がついた場合は、すぐに乾いたタオルで水分を拭き取り、自然乾燥を。
その他の小物(キーケース・パスケースなど)
  • バッグやポケットでの摩擦・湿気による劣化に注意が必要。
  • 定期的なブラッシング+保湿ケアで、黒ずみ・ツヤ落ちを防ぎましょう。
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革製品専門アドバイザー

小さな革小物こそ、使い方とケア次第で見た目も印象も大きく変わります。目立たない部分だからこそ丁寧に。

お気に入りの革製品が味わい深く育っていくのを、ぜひ楽しんでください!

【シーン別】革製品のトラブル対処法とNGな手入れ

革製品は丈夫で長持ちする素材ですが、水濡れや傷などのトラブルには非常にデリケートです。

いざという時の正しい対処法を知っておくことで、革の美しさと寿命をしっかり守ることができます。

また、自己流のメンテナンスが逆効果になることもあるため、NGな手入れ方法にも注意が必要です。

続いては、よくあるトラブルとその対処法をシーン別にわかりやすく解説します。

雨に濡れてしまった場合の応急処置と手入れ

革製品 手入れ 雨に濡れてしまった場合の応急処置と手入れ 画像

「うっかり雨に濡れてしまった…」そんな経験、革ユーザーなら誰しも一度はあるのではないでしょうか?

水分は革にとって大敵であり、そのまま放置するとシミ・色落ち・カビの原因になります。

応急処置の手順(外出先で濡れてしまった場合)
  1. すぐに乾いた清潔な布やティッシュで水分をやさしく吸い取ります。
    (色落ちやマダラの原因にもなりますので、こすらずに「ポンポン」と軽く押さえましょう)
  2. 可能であればバッグの中の荷物を取り出し、形を整えましょう。
帰宅後の正しいケア方法
  1. 風通しのよい日陰で自然乾燥をさせます。(直射日光やドライヤーの温風は厳禁!)
  2. 完全に乾いたら、革クリーナーで汚れを落とし、保湿クリームで栄養補給しましょ。
  3. 最後に防水スプレーを軽く吹きかけて今後の予防を!(保湿クリームやクリーナーが完全に乾いたことを確認してから防水スプレーを行なってください。)

傷がついてしまった場合の対処法

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革製品は使用とともに味わい深くエイジングしますが、不意な傷は見た目に大きく影響します。

正しい対処をすれば、浅い傷であれば目立たなくすることが可能です。

浅い傷(擦り傷・表面の引っかき傷)
  • 傷消し専門のレザーケアクリームや専用ワックスを薄く塗布し、やさしく馴染ませる。
  • 最後に柔らかい布で乾拭きすれば、自然なツヤとともに傷が目立ちにくくなります。
  • 特に黒やダークカラーの革は効果が出やすくなっています。
深い傷(切れ・めくれ・色剥がれ)
  • 深い傷は、市販のクリームやワックスでは補修が難しい場合もあります
  • その場合は無理せず、革製品のリペア専門業者に相談するのがベストです
  • 特に高価なバッグやジャケットは、自己処理よりプロの判断を!

レザーはデリケートな素材でもありますので、研磨剤の使用、アルコール系クリーナーの使用、爪や金具で擦ることはNGです!

カビが生えてしまった場合の除去方法と予防策

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革製品にとって最も避けたいトラブルのひとつが「カビ」

特に梅雨時や湿度の高い場所で保管していると、白い粉状や黒い点状のカビが発生することがあります。

見た目だけでなく、革そのものの劣化や臭いの原因にもなるため早めの対処が肝心です!

革製品 カビ取り 方法|基本の除去ステップ
  1. 風通しの良い場所で作業を(※密閉空間ではカビ胞子が広がる恐れがあります)
  2. 柔らかい布で表面のカビを軽く拭き取ります。
  3. 消毒用エタノール(70〜80%程度)を清潔な布に含ませて、カビ部分をやさしく叩くように拭く。
  4. 完全に乾かしてから、革用クリーナーと保湿クリームでケア
  5. 最後に防カビ効果のあるスプレーや防水スプレーを使うと◎

※色落ちが心配な場合は、目立たない部分で必ずパッチテストを行いましょう。

※起毛革(スエードなど)はこの方法では対応できないため、専用のケア用品や専門業者の利用がおすすめです。

革製品 保管方法|カビ発生させないための予防策
  • 通気性の良い場所に保管(クローゼットでも詰め込み過ぎに注意)
  • 定期的に風に当てる・乾拭きする習慣を持つ
  • 収納時は不織布の袋や通気性の良いカバーを使用(ビニール袋はNG!)
  • 除湿剤や防カビ剤を併用するとさらに安心
  • 長期間使用しない革製品も、季節ごとに一度取り出してメンテナンス

カビは一度発生すると、内部に根を張ることもあり再発しやすいため、初期対応が重要です。

「使っていないから大丈夫!」ではなく、使っていない時こそ手入れとチェックが必須なのが革製品の特徴です。

これはNG!革製品を傷める間違った手入れ方法

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革製品の美しさと耐久性を保つためには、正しい手入れが不可欠ですが、

間違った方法でのメンテナンスは、むしろ革を傷めてしまう原因になります。

以下は、実際にやりがちなNGケア。知らずに行っていた…という方は要注意です。

代表的なNGメンテナンス例
  1. 水で丸洗いする
    革は水に弱く、油分が抜けてカサついたり、シミ・変形の原因になります。
    ※例外:洗える加工がされた特殊レザーのみ
  2. 直射日光や高温多湿な場所での保管
    紫外線や湿気は、革の色あせ・ひび割れ・カビの大敵。長時間の車内放置も要注意です!
  3. アルコールやベンジンを自己判断で使用する
    汚れを落とそうとして使ってしまいがちですが、革の表面を傷め色落ちや劣化を招きます。
  4. 硬いブラシでゴシゴシ擦る
    特にスムースレザーでは、表面が傷つき光沢が失われる原因にもなります。
  5. 合わないクリームやオイルを大量に塗る
    クリームやオイルは種類が合わないと、シミやベタつきの原因となります。適量を守り、必要に応じてテストしてから使いましょう。
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革製品専門アドバイザー

革は『自然素材』だからこそ、ケア次第で良くも悪くもなります。

ネット情報を鵜呑みにせず、あなたの革に合った方法を選んでください。

迷ったときは、自己流よりも専門店やブランドの公式推奨方法を参考にするのが安心ですよ!

革製品の手入れにおすすめのケア用品|選び方のポイント

革製品を美しく長持ちさせるためには、適切なケア用品の選定が不可欠です。

革の種類や用途に応じて、最適なクリーナーや保湿剤を選ぶことで、革の風合いや耐久性を維持できます。

続いては、革製品の手入れにおすすめのケア用品とその選び方のポイントをご紹介します!

レザークリーナーの選び方とおすすめ

革製品 手入れ レザークリーナーの選び方とおすすめ 画像

レザークリーナーは、革製品の汚れを落とし、清潔な状態を保つための基本アイテムです。選ぶ際には、革の種類や用途に合わせて適切なタイプを選ぶことが重要です。

革の種類に合わせた選び方
  • スムースレザー(表革)
    表面が滑らかな革には、泡タイプやローションタイプのクリーナーが適しています。これらは汚れを優しく落とし、革に潤いを与えます。
  • スエードやヌバック(起毛革)
    起毛革には、専用のスプレータイプのクリーナーを使用します。通常のクリームなどでは、起毛革特有の毛羽立ちが寝てしまうため、おすすめできません。 
おすすめのレザークリーナー
革製品 手入れ コロニル スムースレザークリーニングセット 画像

コロニル スムースレザークリーニングセット
スムースレザー用のクリーナーで、革製品の汚れを効果的に落とします。セットにはクリーナーと専用クロスが含まれており、手軽にお手入れができます。初めてレザー手入れを行う方やギフトでもお勧めですので、初めてはこちらを選ばれてはいかがでしょうか?

革製品 手入れ ソフト99 本革クリーナー 300ml 画像

ソフト99 本革クリーナー 300ml
泡タイプのクリーナーで、革製品の汚れを落としながら、革本来の色を取り戻し、柔らかく仕上げます。カルナバ蝋配合でしっとりした仕上がりを実現し、シリコンを使用していないのでツルツル滑りません。

革製品 手入れ M.MOWBRAY スエードクリーナー 180mL 画像

M.MOWBRAY スエードクリーナー 180mL
スエードやヌバックなどの起毛革専用のクリーナーで、汚れを落としながら、革の風合いを保ちます。スプレータイプで使いやすく、起毛革のケアに最適です。  

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革製品専門アドバイザー

革製品の手入れは、革の種類や状態に合わせたケア用品の選定が鍵です。

適切なクリーナーを選ぶことで、革の美しさと耐久性を長く保つことができます。

迷ったときは、専門店やブランドの公式推奨方法を参考にするのが安心です。

レザーケアクリーム・オイルの選び方とおすすめ

革製品 手入れ レザーケアクリーム・オイルの選び方とおすすめ 画像

革製品を美しく長持ちさせるために欠かせないのが、レザーケアクリームやオイルによる保湿・栄養補給。

乾燥やひび割れを防ぎ、柔らかさやツヤを保つ役割を果たします。

ただし、成分や使用対象を間違えると逆効果になることも。以下のポイントを押さえて選びましょう。

選び方のポイント
  • 成分で選ぶ(フッ素系・シリコン系など)
    フッ素系は防水性に優れ、アウトドア用のブーツやレザージャケットにおすすめ。一方、シリコン系はツヤ出しに効果的ですが、一部の天然皮革では使いすぎに注意が必要です。
  • 革の種類に適しているか確認する
    スムースレザー、ヌメ革、スエードなど革の質感によって適したクリーム・オイルは異なります。「全革対応」などの記載があるかをチェックしましょう。
  • 目的に応じた機能性を確認する
    「栄養補給」「防水効果」「柔軟性の回復」など、自分の革製品に必要なケアを明確にして選ぶのがコツです。
おすすめのレザーケアクリーム・オイル
革製品 手入れ コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス 画像

コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス
スムースレザー用の高級ケアクリーム。天然オイルとワックスを配合し、保湿・栄養・ツヤ出しを1本でカバー。皮革本来の風合いを活かしながらエイジングを楽しめます。

革製品 手入れ M.モゥブレィ デリケートクリーム 画像

M.モゥブレィ デリケートクリーム
無色・無香料の水性クリームで、ヌメ革や色落ちしやすいデリケートレザーにも使用可能。ベタつかず、初心者にも扱いやすい定番アイテムです。

革製品 手入れ サフィールノワール クレム1925 画像

サフィールノワール クレム1925
革靴用として名高い、油性の高級クリームです。ツヤと深みのある仕上がりを求める方に。革に栄養を与えつつ、美しい発色を実現します。

革製品 手入れ レザーコンディショナー by Leather Honey 画像

レザーコンディショナー by Leather Honey
アメリカ製の高浸透オイルタイプ。乾燥が進んだ古い革製品の復活にも効果的で、バッグやジャケットなど幅広く使えます。

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革製品専門アドバイザー

ケアクリームやオイルは、「革のスキンケア」のようなものです。

間違った成分を使えばトラブルの原因になりますが、正しいアイテムを選べば革は長く美しく育ってくれます。

迷ったときは、対象の革製品に適しているかを必ず確認しましょう。

防水スプレーの選び方とおすすめ

革製品 メンテナンス 防水スプレーの選び方とおすすめ 画像

革製品を雨や汚れから守るために欠かせないのが防水スプレー。

水濡れは革の大敵。シミや型崩れ、カビの原因にもなりかねません。

ただし、防水スプレーの成分や用途を間違うと、革を傷めるリスクも。以下のポイントを参考に、最適な1本を選びましょう。

防水スプレーの選び方
  • 成分で選ぶ:フッ素系 vs シリコン系
    • フッ素系:通気性を損なわず、防水・防汚効果が高い。革靴や鞄など、通気性を保ちたいアイテムにおすすめ。
    • シリコン系:強力な撥水力がある反面、通気性を妨げやすいため、一部の天然皮革には不向き。合成皮革などに適しています。
  • 「革製品対応」の記載があるかを確認
    「スエード専用」「スムースレザー用」など用途が明記されている製品を選びましょう。間違った使用で革を変色させたり、ベタつかせたりすることもあります。
  • 無色透明タイプがおすすめ
    色移りやシミの心配を減らすため、色付きではなく「無色タイプ」が基本です。仕上がりが自然で、風合いを損ねにくいのもポイント。
おすすめのレザーケアクリーム・オイル
革製品 メンテナンス コロニル ウォーターストップスプレー(フッ素系) 画像

コロニル ウォーターストップスプレー(フッ素系)
革への浸透性が高く、通気性を損なわない。スムースレザー、スエード、ヌバックなど幅広い素材に使用可能。レザーケアの定番ブランドです。

革製品 手入れ M.モゥブレィ プロテクターアルファ(フッ素系) 画像

M.モゥブレィ プロテクターアルファ(フッ素系)
雨・雪・汚れから守る高性能スプレー。細かい粒子が革の表面を均一にコーティングし、撥水力と自然な風合いを両立。

革製品 手入れ アメダス420(コロンブス|フッ素系) 画像

アメダス420(コロンブス|フッ素系)
日本製のロングセラー商品です。無色・無臭でスムースレザーにも使いやすく、初心者にも安心。大容量でコスパも◎。

革製品 メンテナンス スコッチガード(シリコン系) 画像

スコッチガード(シリコン系)
特に撥水性が必要な場面に活躍します。アウトドアやスポーツ向けのバッグ・靴におすすめ。ただし天然皮革には注意が必要です。

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革製品専門アドバイザー

革製品の手入れの防水スプレーを選ぶときは「革に使えるかどうか」が最優先です。

フッ素系のほうが革に優しい仕上がりになりますよ。

スプレーはこまめにかけることで効果を維持できるので、月に1回を目安にすると安心です。

【番外編】100均でも揃う?革製品の手入れに使えるアイテム

革線品 手入れ【番外編】100均でも揃う?革製品の手入れに使えるアイテム 画像

レザーメンテナンスは専用用品がベストですが、「とりあえず試してみたい」「気軽に始めたい」という方には、100均アイテムを上手に活用する方法もあります。

ただし、すべてが革に適しているわけではないため、選び方と使い方には注意が必要です。

100均で手に入るおすすめアイテム
  • マイクロファイバークロス
    革を傷つけにくく、汚れをやさしく拭き取るのにぴったり。乾拭きにもレザークリームの塗布にも使える万能クロスです。
  • 柔らかい布(眼鏡拭き・Tシャツ生地など)
    使い捨て感覚で使えるお手頃アイテム。ほこりを払ったり、余分なクリームを拭き取ったりするのに便利です。
  • 小型ブラシ(ネイル用ブラシなど)
    毛足が柔らかめであれば、ホコリ落としに代用可能です。縫い目や隙間の細かい部分の掃除にも役立ちます。
  • メラミンスポンジ(※注意が必要)
    表面の軽い黒ずみには効果的な場合もありますが、研磨力が高く革を傷つけるリスクもあるため、基本的には非推奨です。どうしても使う場合は目立たない場所で慎重に試しましょう。
  • 小型スプレーボトル
    防水スプレーの代用はできませんが、水を霧吹き状にして軽く湿らせたい時に便利。

100均アイテムは「革専用」ではないため、本格的なレザーメンテナンスには不向きな場面も多いです。
クロスやブラシなどの消耗品は使い勝手が良い場面がありますが、劣化や傷が生じてしまう可能性も出てきますので、何度も繰り返し使うことはお勧めできません。
代用品を使う際は、必ず目立たない部分で試してから使用し状態を確認するようにしてください。

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革製品専門アドバイザー

100円ショップのアイテムでも、使い方次第では十分役立ちます。

ただし革を傷めないという前提で設計されているわけではないので、あくまで応急・補助的な使い方にとどめておくのが無難です。

本格的に手入れを続けたい方は、やはり専用品を揃えることをおすすめします

革製品の手入れでよくある質問(FAQ)

Q
革製品の手入れはどのくらいの頻度で行うのが理想ですか?
A

使用頻度や革の種類によりますが、日常使いの財布や小物は月に1回程度、鞄や靴はシーズンごと(2~3ヶ月に1回)が目安です。汚れが気になったらその都度簡単なケアをすると長持ちします。

Q
初心者でも簡単にできる革製品の手入れ方法はありますか?
A

はい、まずは馬毛ブラシで全体のホコリを払い、柔らかい布で乾拭きするだけでも効果があります。これだけでも革の呼吸を助け、汚れの固着を防ぎます。

Q
革製品の手入れにクリームは必ず必要ですか?クリームなしでも大丈夫?
A

必須ではありませんが、革に油分と栄養を与え、乾燥やひび割れを防ぐためには定期的なクリームの使用が推奨されます。軽い汚れ落としやツヤ出しならクリームなしでも対応可能です。

Q
本革と合成皮革(フェイクレザー)の手入れ方法は同じですか?
A

異なります。本革は専用のクリーナーやクリームで油分を補給しますが、合成皮革は基本的に水拭きや中性洗剤を薄めたもので拭く程度です。専用のケア用品も市販されています。

まとめ

革製品は手間をかけるほどに応えてくれる、魅力的な素材です。本記事では、基本のメンテナンス方法からアイテム別のケア、トラブル時の対処法、さらにはケア用品の選び方まで幅広く解説しました。

毎日のちょっとした手入れが、革の美しさや機能性を保ち、「自分だけのエイジング」を楽しむ秘訣となります。

はじめての方はブラッシングや乾拭きから、慣れてきたら定期的なクリームケアや防水スプレーの活用など、段階的に始めてみてください。

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