sasaki0812こちらの記事では、バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）の「MA-1」についてご紹介いたします！
「MA-1」といえば、ほとんど人が思い浮かべることができるファッション界では有名なフライトジャケットです。ミリタリーウェアなイメージが強いですが、バズリクソンズが展開しているMA-1は初期モデルの機能性やディテールを活かしつつ、現代でも楽しむことができる高いファッション性を兼ね備えています。MA-1の基礎知識から、人気のモデル、おすすめのコーディネートまで徹底解説していますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください！
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バズリクソンズ MA-1の基礎知識
1993年に誕生した、日本のミリタリー・ワークウェアブランドの「バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）」。
ザ リアルマッコイズ（The REAL McCOY’S）と共同でブランドがスタートし、フライトジャケットの歴史とディテールにこだわったアイテムを展開してます。機能性の高さと着心地の良さを追求し、改良に改良を重ねて進化を続けてきた「バズリクソンズのMA-1」をご紹介いたします。
バズリクソンズのMA-1への取り組み
バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）のMA-1は、当時アメリカ空軍で使用されていたフライトジャケットを忠実に再現している点が魅力です。さまざまなブランドからMA-1ジャケットは展開されていますが、現代に合わせたオーバーサイズのシルエットだったり、アレンジが効いたアイテムが多い印象です。一方で、バズリクソンズのMA-1は、当時のシルエットやディテールを再現しており、アウターシェルやライニングにはナイロン素材を使用したり、防寒性や保温性を高めるインターライニングにはウールパイルを採用し、着用するたびに身体に馴染むように仕立てられています。上腕部にはちょうどタバコが入る大きさのシガーポケットやペン差しもついたものがあり、こちらも当時のディテールを忠実に再現しているといえます。
そもそもMA-1とは？
MA-1の正式名称は「Jacket, Flyer’s, Men’s Intermediate MA-1」といわれ、1950年代からアメリカ空軍（U.S. AIR FORCE）で着用され続けたパイロットたちを守る究極のフライトジャケットとして知られています。
1950年代初めごろに開発が始まり、1950年代の中ごろには正式に採用されたMA-1。1947年、アメリカ陸軍航空隊（U.S. ARMY AIR FORCES）が解体され、アメリカ空軍（U.S. AIR FORCE）として独立したころ、プロペラ機からジェット機へ軍用機が変更されました。そのため、最大速度1,000km/hを超える飛行が可能となったため、装備の見直しが必要となり、ハードヘルメットへの変更やフライトジャケットの見直しが行われました。このような背景からMA-1は、頑丈で適度な柔軟性のあるナイロン素材で仕立てられ、風の侵入を防ぐために襟や裾、袖にはリブが施されています。また、狭いコックピットの中でも機材に引っかかったりしないようにシンプルなデザインとなっており、上腕部にはタバコを収納できる「シガーポケット」や「ペン差し」が付いているのが特徴的です。
初期型はアウターシェル（外側の素材）、ライニングともにセージグリーンであることが規定でしたが、中期型よりライニングのカラーはオレンジに変更され、リバーシブルタイプとなりました。これは、非常時にパラシュートなどで緊急脱出した際に味方から見つけやすくするためといわれています。しかし、1978年ごろにはMA-1は地上整備員用として支給されることとなり、その際にはライニングのカラーもセージグリーンへと戻ったそうです。
パイロットたちを守るために改良に改良を重ね、進化を続けてきたMA-1は、現代においてもファッション界に多大な影響を与えています。
バズリクソンズのMA-1が人気の理由
バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）のMA-1は、なぜ多くのファンに支持されているのでしょうか？４つのポイントに分けて、詳しく解説していきます。
01本物に忠実な高い再現性
バズリクソンズのMA-1が人気の理由は、最大の特徴ともいえる再現性の高さです。誰もが一般的に想像するMA-1のシルエットであり、ナイロン素材で仕立てられたシンプルなデザインで、上腕部にはフライトジャケットの象徴ともいえる「シガーポケット」や「ペン差し」が施されています。
02時代やニーズに合わせたデザイン性
従来のMA-1は、狭いコックピットの中で着ても邪魔にならないようタイトなシルエットデザインが主流でした。バズリクソンズのMA-1は、従来の良さを活かしつつ現代のニーズに合うようタイトすぎず、オーバーサイズすぎず、程よいフィット感が魅力的です。フライトジャケットを追求してきたからこそのディテールのこだわりとデザイン性の高さが人気につながっているといえます。
03数々の別注モデル
バズリクソンズに、ビームス ジャパン（BEAMS JAPAN）が別注した限定モデルや、ポーター（PORTER）とのコラボレーションモデルなど、有名ブランドとのタッグも注目を集めています。1968年に支給された迷彩柄をアウターシェルに採用し、ジッパーや中綿、ディテールなどは1950年代の初期型モデルの仕様で仕上げたアイテムや、ポーターの「タンカー（TANKER）」シリーズと融合したユニークなデザインのアイテムなど、数々のコラボモデルが登場しています。
04高機能
MA-1は、パイロットたちが身に着けるフライトジャケットだったためマイナス10度〜10度までの低気温に対応するための高性能のインターライニングを採用。インターライニングとは、防寒性や保温性を高めるための中綿素材のことで、コットン地にウールを植毛したウールパイルが使用されています。開発当時から、着心地の良さや耐久性など改良を重ねてきた結果、MA-1は高機能で究極なフライトジャケットになったといっても過言ではありません。
バズリクソンズのMA-1は本物に忠実な再現性が人気の理由です！シガーポケットにペン差しまで再現していながら、フィット感は現代のニーズに合わせているのもバズリクソンズのこだわりを感じるポイントです！個人的にもポーターコラボのMA-1は欲しいアイテムです！機能性も抜群で低気温にも対応しているMA-1の完成形ですね！
バズリクソンズの歴代MA-1モデル紹介
ウィリアム ギブソン
アメリカのSF作家であるウィリアム・ギブソンが2003年に発表した「パターン・レコグニション」に登場する主人公が「バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）製のブラックカラーのMA-1」を着用していたことがきっかけで発表された「WILLIAM GIBSON COLLECTION Type BLACK MA-1 SLENDER（LONG）」です。オリジナルのL-2Bよりやや長めの丈感で、フロントジッパーのライニング側にはウールパイルを固定するためのステッチが丁寧に施されています。
スカンク ワークス
アメリカの航空機メーカー「ロッキード・スカンクワークス」とタッグを組んだコラボアイテム「LOCKHEED MARTIN CREW MA-1 SKUNK WORKS」。
このクルージャケットは、MA-1をベースにナイロン製で仕立てられ、インターライニングには、体温調節に長けているコンフォテンプという素材が使用されており、快適な着心地を提供します。
No.BR13291
こちらのアイテムは、MA-1の５番目に登場したモデルで、裏地にオレンジカラーを採用したリバーシブルタイプです。これは、非常時にパラシュートで脱出した際に味方から見つけやすくするためといわれています。また、これまで背中の裏に付けられていたラベルがリバーシブルタイプになったことでスラッシュポケットの中に移動されています。
No.BR15140
こちらのアイテムは、MA-1の６番目に登場したモデルで、改良が重ねられた高機能なアイテムです。1950年代から登場したMA-1は、戦闘機の発達とともに進化を遂げ、MIL-J-8279に始まり、MIL-J-8279Fまで合計７回の改良が重ねられました。こちらの「No.BR15140」も、外側はセージグリーンで、内側にオレンジを使用したリバーシブルタイプのアイテムとなっています。
No.BR14700
1961年に登場したMIL-J-8279Cモデルからリバーシブルタイプが採用されましたが、こちらのアイテムはその画期的な機能が特徴のMA-1とB-15Cのリバーシブルタイプとなっています。通常は裏地とウールパイルを２本針で縫い合わせて表地と合わせるが、こちらのアイテムはどちらもデザイン上表面であるため2本針のステッチを入れることができません。しかし、長年に渡って培われた最高技術を導入することで課題をクリアしました。バズリクソンズの高い技術力が詰まった究極のMA-1 です。
×ポーター
ポーター「TANKER IRON BLUE」のローンチを記念して登場したコラボレーションアイテム。バズリクソンズの「MA-1」と、ポーターを代表する「TANKER」シリーズを組み合わせたスペシャルなモデルです。表裏地やファスナー、スナップボタンなどは「TANKER」シリーズと同じものを使用し、本来上腕部に付けられているシガーポケットの部分には着脱可能なポーター製のウォレットが備えられ、コラボレーションらしいデザインに仕上がりました。
×ビームス
フライトジャケットの歴史とディテールを追求し続けるバズリクソンズと、ビームス ジャパン（BEAMS JAPAN）との限定コラボレーションモデルです。1968年のベトナム戦争時に支給された迷彩柄のモチーフをアウターシェルに用いたデザインで、ジッパーや中綿素材などはファーストモデルの仕様で仕立てられたオリジナリティあふれる魅力の１着となっています。
×SSZ
バズリクソンズと、2016年よりスタートしたビームのサーフ＆スケートライン「SSZ」との限定コラボレーションモデル。こちらのアイテムは高い機能性と抜群の着心地を誇るMA-1をベースに、ダウンを詰めに詰め込んだボリューム満点のジャケットに仕上がりました。ダウンを入れたことによる丸みのあるシルエットが可愛らしい遊ぶ心あふれるデザインが魅力の１着です。ライニングカラーにはオレンジを採用し、リバーシブルで楽しむことができます。
バズリクソンズの定番「ウィリアムギブソン」「スカンクワークス」モデルのMA-1は、現代で忠実に復刻再現できるバズリクソンズならではの遊び心がきいたアイテムですね！ビームスやSSZコラボ,ポーターコラボのMA-1もシルエットやパーツにこだわっている点が魅力的です！
バズリクソンズMA-1コーディネート事例
ミリタリーウェアとしてのイメージが強い「MA-1」は普段のファッションに取り入れづらいと思っている方も多いのではないでしょうか？今回は、バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）の「MA-1」を使ったおしゃれなコーディネートをご紹介いたします！
引用先：wear.jp @KON
王道の組み合わせ「MA-1×ジーンズ」のコーディネート。ブラックカラーのブーツとも相性が良くクールに決まっています。
引用先：wear.jp @YasushiImanishi
究極のおしゃれを提案「MA-1×デザインパンツ」。デザイン性のあるボトムスとも合わせ方次第でまとまったコーディネートになります。唯一無二のファッションセンスが光ります。
引用先：wear.jp @Bshopスタッフ
意外！？実はどんなボトムスにも合う「MA-1×スカート」で甘辛ミックスなコーディネート。パンツだけでなくスカートにも合わせやすいMA-1は、まさに究極のジャケットといえます。
MA-1といえばアメカジテイストなファッションです！デニムパンツとの組み合わせは定番ですよね！バズリクソンズのMA-1はシルエットやデザインにもこだわっているので、デニムのみならずデザインパンツやスカートとも相性は抜群です！
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こちらの記事では、バズリクソンズ（BUZZ RICKSON’S）の「MA-1」についてご紹介いたしました！
初期モデルの機能性とディテールを取り込んだ定番のMA-1から、ポーターやビームスとのスペシャルコラボレーションしたモデルなど幅広く展開されています。また、防寒性や着心地の良さなど高性能なだけではなく、ジーンズはもちろんデザイン性のあるパンツからスカートまで、さまざまなボトムスに合わせることができるファッション性の高いアイテムです。まさに究極のフライトジャケットといえる「MA-1」を、ぜひこの機会にチェックしてみてください！
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