この記事では、マックスマーラ(Max Mara)から発表された2023-24年秋冬コレクションをご紹介いたします!
今回、マックスマーラが注目したのは、合理的思考が主流だった18世紀の時代に自由な精神で世間に大きな影響を与えたエミリー・デュ・シャトレ侯爵夫人です。まだ女性の社会的地位が低い中、自由な発想と豊富な知識で女性の教育や社会的役割、科学について論議を重ね、声を上げ続けました。華やかで美しく制約が多い当時のスタイルから、現代に通じるワードローブへ導いたとするエミリーをはじめ、女性たちをコレクションを通じて称賛しています。
マックスマーラ(Max Mara)の2023-24年秋冬コレクションをご紹介
注目したのは18世紀を生きた女性たち
コレクションの会場となったのは、18世紀初頭につくられたロトンダ・デッラ・ベザーナ(Rotonda Della Besana)。かつて教会だった建物の中にランウェイが設置され、ショーにはパンデミック以降その数が減っていた日本からのジャーナリストやバイヤーも多く参加しました。ショーの冒頭では、マックスマーラを象徴する艶やかな生地が印象的なコートやキャメルカラーをメインにスタイリングされたルックが登場。シーズンテーマとして掲げた「THE CAMELOCRACY(キャメロクラシー)」を彷彿させるアイテムに身を包んだモデルたちを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
クリエイティブ・ディレクターのイアン・グリフィス氏は、エミリーが残した「幸福になるためには、偏見を捨てなければなりません」という言葉のもと、アイディアを膨らませました。そうして生み出された、当時の豪華なブロケードやパニエなどのファッション要素と、マックスマーラが追求し続けているモダンさを融合させたコレクションとなっています。
パニエスカートにはポケットや、ミリタリーコートの背面には18世紀の貴族のようなヴァトープリーツがあしらわれ、タイトなニットやチャンキーヒールのブーツなど、モダンなアイテムも散りばめられました
また、女人禁制だったコーヒーハウスで高い知識や教養を持った人たちと交流するため、男装も楽しんでいたというエミリー。オーバーコートや、片方にさり気なく掛けられたジャケットなどは、そのインスピレーションによるものです。
18世紀の公証人のスタイルからインスピレーションを得て、登場したすべてのモデルは髪を後ろにまとめて黒いリボンをあしらいました。エミリーたちが生きた時代から約300年、彼女の想いは現代を生きる私たちと融合し、新たな化学反応を引き起こしました。
マックスマーラ(Max Mara)について
1951年にイタリアで、アキーレ・マラモッティ氏(Achille Maramotti)によって創設。
アキーレは、曾祖母がオーダーメイドの婦人服店を経営し、母が洋裁学校を設立するなど、いわゆるファッション家系に生まれました。40代まで弁護士として働いた後、コートを専門としたファッション・ビジネスを構想します。「男性用のコートを女性のためのアイテムに生まれ変わらせること」を掲げ、オートクチュールのようなコートを大量生産させるビジネスをスタートし、1959年にマックスマーラの工場を設立しました。当時のイタリアに根付いていた「ファッションは手仕事によるもの」という常識を覆しました。
日本で「マックスマーラ」のアイテムをフルラインナップで取り揃えるのは、青山の旗艦店、銀座三丁目店、玉川店などです。また、全国の百貨店にも数多く出店しており、大人の女性のワードローブとして多くの人たちに支持されています。
まとめ
この記事では、マックスマーラ(Max Mara)から発表された2023-24年秋冬コレクションをご紹介しました!18世紀を生き抜いた女性たち「キャメロクラシー」に注目して、当時の華やかなファッションと現代のデザインを融合させた魅力的なルックがたくさん登場しました。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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image source:harpersbazaar.com