こちらの記事では、ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)の歴史などをご紹介!
ブランドのアイコンでもある黄色いショッパーが人気のヒステリックグラマーは、日本のみならず世界でもファンを魅力する「ヒス系」ファッションブランドです。創業者・北村信彦氏についてや、ヒステリックグラマーがもたらすファッション業界への影響、デザインのコンセプトなど、さまざまな視点から徹底解説していきます。この機会にぜひチェックしてみてください!
ヒステリックグラマーとは
デザイナーの北村信彦氏によって1984年よりスタートした日本のファッションブランド「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」。「ロックとファッション、そしてアートの融合」というブランドコンセプトを掲げ、60年代後半から80年代前半にかけてのロックミュージックやファッションなどからインスピレーションを得たデザインが人気のブランドです。1986年には、ヒステリックグラマーの店舗を原宿にオープンし、日本だけでなくアメリカや香港など海外にも進出をはじめました。レディース・メンズアイテムに加え、財布やベルトなどの小物、キッズ用のファッションアイテムなども展開しており、多くのファンを魅了し続けています。
ヒステリックグラマーの歴史
1984年よりスタートした「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」は、日本のデザイナー・北村信彦氏が立ち上げました。北村氏は1962年に東京で生まれ、東京モード学園を卒業後、アパレルメーカーのオゾンコミュニティに入社し、その直後の21歳の時にブランドを設立させました。
1985年にキッズラインの「HYSTERIC Mini(ヒステリックミニ)」をスタートさせ、1986年には原宿に1号店をオープンしました。1990年代に10~20代の若者を中心に圧倒的な人気を集め、ブランド名をもじって「ヒス(HYS)」の愛称で親しまれ、「ヒス系」という新たなファッションジャンルを確立させました。2001年にはメンズラインがスタートし、そのほかにもハイエンドラインや父親目線の子ども服をテーマにした「ジョーイヒステリック(JOEY HYSTERIC)」など、さまざまなラインを展開しています。
ヒステリックグラマー年表
西暦 | 出来事 |
---|---|
1984年 | 「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」立ち上げ |
1985年 | キッズライン 「HYSTERIC Mini(ヒステリックミニ)」がスタート |
1986年 | 東京・原宿で直営店をオープン |
1990年 | レディースのハイエンドライン 「HYSTERICS(ヒステリックス)」がスタート |
1991年 | ロンドンにてHYSTERIC GLAMOUR UKの制作を開始 |
1998年 | HYSTERIC GLAMOUR USAを設立 |
1999年 | 香港にオンリーショップをオープン |
2001年 | 「HYSTERIC GLAMOUR」のメンズラインがスタート |
2003年 | メンズのハイエンドライン 「Thee Hysteric XXX(ジィヒステリックトリプルエックス)」がスタート |
2006年 | キッズライン 「JOEY HYSTERIC(ジョーイヒステリック)」がスタート アートギャラリー「RAT HOLE GALLERY」をオープン |
2008年 | 大阪・梅田の阪急百貨店「メンズ館」に スタイリスト野口強の呼びかけでセレクトショップ「クアドロフェニア」がオープン アーティストiGoogleのプロジェクトに参加 |
2019年 | 「WIND AND SEA(ウィンダンシー)」19AWにてコラボアイテムを初発売 |
2021年 | 「Supreme(シュプリーム)」21SSにてコラボアイテムを発売 |
2023年 | 「YOHJI YAMAMOTO WILDSIDE(ヨウジヤマモト ワイルドサイド)」 とのコラボアイテムを発売 |
ヒステリックグラマー創業者 北村信彦 氏
ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)の創業者である北村信彦氏は、1962年に東京で生まれました。ファッションや美容分野の専門学校として知られる東京モード学園に入学します。卒業後、設立して間もなかったオゾンコミュニティ(OZON COMMUNITY)に入社し、その直後、21歳のときにファッションブランド「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」を立ち上げました。
北村氏は10代の頃よりロックミュージックに惚れ込んでおり、そのロックやサブカルチャーからインスピレーションを得たファッションを展開してきました。芸術性に富んだ感性を生かし、ファッションデザイナーとしてだけでなく、写真作家やショップの内装や外装、家具のインテリアデザインなど、幅広い分野で才能を開花させています。
ヒステリックグラマーのデザインとコンセプト
ヒステリックグラマーのアイテムの特徴として、細身のシルエットと生地や加工へのこだわりがあげられます。60年代から80年代のロックミュージックやアート、サブカルチャーなどからインスピレーションを得たスタイリッシュでカジュアルなデザインが多く、創業以来ぶれることない独特な雰囲気がファンの心を掴んでいます。立ち上げ当初はレディースラインのみでしたが、メンズライン・キッズラインに加え小物類なども展開する人気ブランドへと成長しました。
アメリカンポップカルチャーの影響
北村信彦氏は10代の頃より、ロックミュージックに惚れ込んでおり、ソニック・ユースやプライマル・スクリーム、パティ・スミス、コートニー・ラブなど数多くのアーティストたちとの親交を深め、アメリカンポップカルチャーの影響を強く反映した独自のスタイルを持つブランドとして成長しました。
映画や音楽等のサブカルチャーとストリートの融合
ブランド立ち上げ当初から、音楽やサブカルチャーとの融合を大事にしてきたヒステリックグラマーですが、2021年には東京ディズニーリゾートがプロデュースしたTシャツを発売したことでも大きな話題を呼びました。ディズニー映画の「リトル・マーメイド」や「塔の上のラプンツェル」、「アラジン」のディズニープリンセスがポップでヴィンテージ風にデザインされ、ストリートファッションとの融合を見事に表現しました。
ヒステリックグラマーのファッション業界への影響
ヒステリックグラマーは、人気ブランドやアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。「WIND AND SEA(ウィンダンシー)」や「Supreme(シュプリーム)」、「YOHJI YAMAMOTO WILDSIDE(ヨウジヤマモト ワイルドサイド)」などとの融合はブランドの独自性をさらに高め、ファッション業界での確固たる地位を確立することへと繋がっています。
サブカルチャーファッションのアイコンに
「ヒステリックでグラマーなバンドのグルーピーをしているような女性」というブランド名の由来のもと、「ヒスガール」と呼ばれるセクシーな女性をモデルとしたイラストがブランドのアイコンとなっています。ロックとファッションを融合させた独特なデザインのアイテムが人気を集めています。「ヒス(HYS)」の愛称で親しまれ、「ヒス系」と呼ばれるファッション業界での新たな分野を確立しました。
著名人の着用
90年代のファッション界を一世風靡したヒステリックグラマーですが、人気インフルエンサーが着用したことをきっかけに、ハイセンスで独特な雰囲気のアイテムが若者を中心に再び注目を集めています。
現在のヒステリックグラマー
海外への進出
1986年、東京の原宿に直営店舗をオープンさせましたが、その後、ロンドンやアメリカ、香港など海外にも進出しました。ロックやアート、アメリカンポップカルチャーの影響を反映するヒステリックグラマーのアイテムは海外でも高い人気を誇ります。レディースブランドとしてスタートしましたが、今では、メンズラインやキッズライン、財布やベルトなどの小物類まで幅広く展開しています。
持続可能な取り組み
ヒステリックグラマーと親交の深いZ世代を代表するデザイナー・SYUNKIとのコラボレーション企画「HYSTERIC BOOTLEG」の第2弾として、「SDGS VICIOUS」を発表。持続可能な開発を目指し取り組みを進める国の政策に則って、アパレルをはじめとするさまざまな産業から発生する廃棄物からアイテムを生み出し展示・販売する企画を実施しました。環境にも配慮した取り組みがファッション業界にも広がりつつあります。
まとめ
こちらの記事では、ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)の歴史などについてご紹介しました!日本のみならず世界でもファンを魅力するファッションブランドは、北村信彦氏によって設立されました。ファッション業界に大きな影響を与え続け、独自のデザイン性が人気を集めるヒステリックグラマーをぜひこの機会にチェックしてみてください!
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