【徹底解説】水沢ダウンとは？歴史や概要,お勧めのアイテムや購入方法までご紹介！

知る人ぞ知る水沢ダウン。でも購入するには購入方法やお手入れの方法などわからないことも多いですよね。
この記事を読めば、水沢ダウンについて詳しく知ることができ、アイテムの購入方法もわかります！
選ぶ際のポイントなども詳しく解説するので、あなたにぴったりの水沢ダウンを選ぶこともできます。
ぜひご覧ください。

高機能ダウンである水沢ダウン。誕生の背景や人気のモデル、お手入れの方法などについてご紹介します！

水沢ダウンの誕生背景とデサントのこだわり

水沢ダウンは日本のスポーツブランド「デザント」から発売されている高機能ダウンです。2010年バンクーバー冬季オリンピックの日本代表選手団のために開発されました。厳しい寒冷地での活動に対応するため縫い目を排した「ノーステッチ構造」で高い保温性を実現。

また、太陽光を発熱に変えるヒートナビ技術などを用いた高い保温性により、最高の暖かさを体感できます。さらに、ゴアテックス素材を採用し、防水性と透湿性を強化。寒い時期に活躍するダウンに対するデサントのこだわりがわかります。

温かさだけではありません。フロント部分のダブルジップやベンチレーションシステムにより、余分な熱や湿気を逃がす機能も備わっています。これらすべてが、日本の職人の手作業によって一つひとつ丁寧に仕上げられています。

デサントが誇る高機能ダウン「水沢ダウン」の特徴

水沢ダウンには3つの大きな特徴があります。それぞれどんなものなのか解説していきます。

ノーステッチ技術による防水性と耐久性

「ノーステッチ技術」は、縫い目を使用せずに生地を接着することで、縫い目からの浸水や保温性の低下を防ぐ技術です。通常のダウンは縫い目から寒い空気が入り、保温を妨げてしまいます。そのため水沢ダウンは、縫い目を無くして生地同士を接着することで、高い保温性を実現しています。

またこの技術により、ジャケット全体の防水性と耐久性が大幅に向上。さらに、縫い目がないことで軽量化も実現し、スタイリッシュなデザインになっています。

1000フィルパワーの高品質ダウン素材

「フィルパワー」とはダウン素材の品質を示す指標で、フィルパワーが高いほど少量のダウンで多くの空気を含むことができ、優れた保温性を発揮します。通常のダウンは600フィルパワー程度。700フィルパワーあれば高機能ダウンと言われるところ、水沢ダウンは1000フィルパワー。最高クラスの品質を誇り、軽量でありながら非常に暖かいのが特徴です。

ゴアテックス採用でさらに強化された防水性と透湿性

ゴアテックスは、外部からの水分をシャットアウトしながら、体内の湿気を外に逃がす特殊な素材で、これにより寒さが厳しい環境でも快適に過ごせます。ゴアテックスを使用した水沢ダウンは、アウトドアや日常使いにおいて、悪天候時でも防水機能と保温性を両立させています。

さらに、ゴアテックスは耐久性にも優れており、長期間使用してもその性能が維持される素材です。この素材やノーステッチ技術のおかげで、水沢ダウンは雪や雨の中でも防水・防寒性能を最大限に発揮します。

水沢ダウンのおすすめモデル

水沢ダウンにはどのようなモデルがあるのでしょうか。代表的なモデルの特徴を見ていきましょう。

マウンテニア

水沢ダウンの「マウンテニア」は、デサントが誇る最もハイスペックなダウンジャケットで、特に防寒・防水性能に優れたモデルです。徹底した防寒と防水を求めるならこちらがおすすめです。

特徴的なのは、「パラフードシステム」という技術が使われたフード。計算された特殊な形状のフードで、使わない時にはフードをしまっておくことができ、使用するときにすぐに取り出せます。雨や雪がフード内に溜まらず、悪天候でも快適に過ごせます。また、フロントにはメッシュ素材が使用され、内部の蒸れを防ぎつつ快適性を保ってくれます。

​デサントが独自に開発した保温素材であるヒートナビも使われています。ヒートナビは、太陽光を吸収して熱に変換する機能を持っています。これにより、曇りの日や弱い日差しでもしっかりと体を暖める効果があります。ヒートナビを使用することで、内部温度を通常よりも+5℃ほど高めることができるため、厳しい寒さの中でも快適に過ごせます。

2024年モデルでは収納力を強化するため、内側にポケットやキーチェーンが追加されました。デザイン面でも、洗練されたシルエットと機能美を両立させているため、アウトドアはもちろん、日常使いとしても人気が高いアイテムです​。

水沢ダウン最高モデル！様々なの技術を使って作られた高機能ダウンです。迷ったらこちらがおすすめです。

アンカー

水沢ダウンの「アンカー」は、2008年に登場した初期モデルで、現在も人気の高いロングセラーアイテムです。このモデルの特徴は、高い防水性と防寒性を兼ね備えた機能性にあります。水沢ダウン全体の特徴であるノーステッチ技術と、防水性の高いシームテープを施す加工が、防水性を高めており、厳しい気象条件でもしっかり防水、保温してくれます。

「アンカー」には、着脱可能なフードや、フリース素材を用いた暖かいポケットなどがついており、利便性も考慮されています。特にフロントのデュアルジップにより、内部の湿気や熱を効率的に逃がすことができるため、少し暑いと感じた時も快適な着心地を保つことが可能です。また、動きやすさを追求した4WAYストレッチ素材の使用により、アウトドアシーンでも使いやすいモデルです。

フードの取り外しが可能で、「マウンテニア」に比べべシンプルで洗練されたデザインも「アンカー」の魅力の一つで、日常使いからアウトドアまで幅広く活躍します。機能とデザインが見事に調和した高性能ダウンジャケットと言えるでしょう。

フードが着脱可能なので、外してシンプルに着ることもできます！プライベートでもビジネスでもあらゆるシーンで使えるダウンならこれがおすすめです。

バーテックス

水沢ダウンの「バーテックス」は、シリーズの中でも最上位モデルの一つです。このジャケットは、特に軽量性と保温性に優れており、非常に軽くて暖かい素材で、最高級のダウンの一つです。アクティブなアウトドアを楽しみたいならこちらがおすすめ。

「バーテックス」は、軽量でありながら高い強度と耐久性を持つ表地素材「DERMIZAX 30D Nylon Taffeta」を採用しており、これにより優れた防水性と透湿性を確保しています。また、裏地には蓄熱保温素材「HEAT NAVI」を使用しており、太陽光を熱に変換して保温性をさらに高めています​。

脇にジッパーがついていることで、熱や湿気を効果的に逃がしてくれ、汗をかくようなアクティビティでも快適に過ごせます。さらに、このモデルはシンプルで洗練されたデザインが特徴で、アウトドアだけでなくタウンユースにも適しています。

マウンテニアの防寒・防水性はそのままで、フロントポケットの無いシンプルなデザイン。シンプルなダウンを探しているならこれ！

水沢ダウンを選ぶ際のポイント

水沢ダウンを選ぶときは用途からどのような観点から選ぶとよいのでしょうか。ここでは、用途やサイズに応じた選び方をご紹介します。

用途に応じたモデル選びのコツ

まず、どのようなシーン別のおすすめモデルをアウトドアシーンとタウンユースシーンに分けてご紹介します。

アウトドアシーン

マウンテニア着用画像。ジッパーの下部分を開けることで、適度に熱と湿気を逃がせる

マウンテニア着用画像。シンプルなジーンズによく似合う。

マウンテニア着用画像。ボリュームのある首回りで小顔効果抜群。

アウトドアシーンで水沢ダウンを着たい場合、注目すべきは防寒や撥水などの機能性です。フードを被ったときに水滴を脇に避けてくれる機能や、太陽光を吸収して熱に変えてくれるヒートナビなど、さまざまな機能があります。保温性はもちろんですが、暑くなった時に効果的に熱や湿気を逃がしてくれるベンチレーションシステムもアクティブな活動時には必要になるでしょう。

また、キーチェーンや中ポケットなど新しく搭載されたディテールにも注目。必要なものをしっかり身に着けながら、スタイリッシュなシルエットを実現してくれます。

アウトドアシーンでおすすめのモデルは「マウンテニア」や「バーテックス」など。しっかり防寒してくれつつ、収納力のあるモデルがいいでしょう。

タウンユースシーン

アンカー着用画像。同系色でまとめたコーディネート。

アンカー着用画像。ブラックはどんな色のパンツとも相性抜群。

アンカー着用画像。スカートを合わせてもおしゃれ。

タウンユースシーンでは、スタイリッシュなシルエットや軽量で着やすい設計などがポイントとなります。ビジネスシーンでも着用する場合は、フードの着脱などにも注目しましょう。「アンカー」や「インビジブルシリーズ」のようなシンプルでスタイリッシュなモデルが、街中での日常使いに適しています。カジュアルかつ都会的なデザインで、ビジネスシーンや通勤でも違和感なく着用できます。

「インビジブルシリーズ」は水沢ダウンの中でもすっきりとしたシンプルなデザインで、スタイリッシュにダウンを楽しみたい方に向いています。ステッチやその他のディテールがすべて内部に収まっており、着ぶくれしない美しいラインが特徴です。フードのあるダウンとフードのないコートがあり、ビジネスシーンで使いたいときに一番おすすめのモデルです。

サイズ選びのコツ

水沢ダウンは一着十数万円。決して安い価格ではないので、サイズ選びは慎重に行いたいものです。水沢ダウンのサイズ展開は基本S・M・L・O・XO・2XOとなっています。170センチの普通体型でLサイズがおすすめです。

水沢ダウンはフィット感が高く、体にしっかりとフィットするデザインが多いです。選ぶ際には、普段の着こなしやインナーとの重ね着を考慮して、適切なサイズを選びましょう。公式オンラインストアでは、身長と体重などの情報を入力するだけで適切なサイズを表示してくれる機能もあります。

厚手のインナーを着る場合やスーツの上から着用する場合はやや余裕のあるサイズ選びも考慮しましょう。モデルによってはゆったり着られるオーバーサイズの展開もあります。

水沢ダウンの購入方法

水沢ダウンはどこで買えるのでしょうか。水沢ダウンが買えるショップをご紹介します。

デサント直営店,正規取扱店

水沢ダウンは、デザントの直営店や正規取扱店で購入できます。実際に試着し、丈感や軽さ、温かさなどを体感できます。アウトレットもあるので、正規の価格で買うよりお得に入手できる可能性も。旗艦店をはじめ、全国に21の直営店があります。以下は各地の代表的な直営店です。

DESCENTE TOKYO デサント トウキョウ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-19-21
電話03-6804-6332
営業時間　11:00～20:00

DESCENTE マークイズみなとみらい
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい 1F
電話045-264-8900
営業時間 10:00-20:00（金・土・日・祝・祝前：10:00-21:00）

DESCENTE ららぽーとTOKYO-BAY
千葉県船橋市浜町2-1-1 ららぽーとTOKYO-BAY 南館2F
電話047-421-7303
営業時間 10:00-20:00（土・日・祝：10:00-21:00）

DESCENTE グランフロント大阪
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館 5F
電話06-6940-6785
営業時間 11:00-21:00

DESCENTE 藤井大丸
京都府京都市下京区寺町通四条 下ル貞前之町605番地 藤井大丸 6F
電話075-744-6670
営業時間 10:30-20:00

DESCENTE サッポロファクトリー
北海道札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー2条館2F
011-207-3267
OPEN 10:00-20:00

DESCENTE BLANC 名古屋
愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング 2F
052-526-3220
OPEN 11:00-21:00

DESCENTE BLANC 福岡
福岡県福岡市中央区大名1丁目14-19
092-753-6262
OPEN 12:00-20:00（土・日・祝　11:00-20:00)

公式オンラインショップ

お近くに直営店がない場合は、オンラインストアでも水沢ダウンを購入することができます。楽天市場やZOZOTOWNにも出品しているので、使い慣れているところで購入できます。

ブランド古着取扱い店

ブランド古着取扱店でも、水沢ダウンを購入することができます。中古品は新品より大幅に安い価格で購入することができるので、もし自分の探している商品があればお得にお買い求めいただけます。スポーツ用品やウエアに強いブランド古着取扱店では扱っている可能性が高いでしょう。常に水沢ダウンがあるわけではないので、事前に水沢ダウンがあるかどうか電話などで確認するとスムーズでしょう。

ブラント古着LIFEでも、水沢ダウンの中古品を扱っています。ぜひチェックしてみてください。

水沢ダウンを長く使うためのお手入れ方法

せっかく購入した水沢ダウンは長く愛用したいもの。そのためにはお手入れが欠かせません。どのようなお手入れをすればいいのでしょうか。

日常的なお手入れ方法

長く愛用するには、日頃のお手入れが必要です。

表面の汚れは、柔らかい布やスポンジで軽く拭き取ることができます。特に襟元や袖口などは汚れやすいため、部分的に洗浄剤を使って軽く叩くように汚れを取るのが効果的です。汚れがついてしまったらその都度汚れを落としましょう。

水沢ダウンの生地は撥水効果がありますが、時間の経過とともに効果が薄くなることがあります。市販の撥水スプレーを適宜使用して、撥水効果を維持することが大切です。使用しないときは、湿気の少ない風通しの良い場所で保管してください。

シーズンオフ前のお手入れ方法

シーズンオフ前には一度クリーニングに出して洗濯してもらうのがおすすめです。ダウン製品はデリケートなので、プロのクリーニングに任せるのが安心です。特に水沢ダウンは高価なため、ダウン専門のクリーニング店を利用するとより安全です。

クリーニング店を利用することをおすすめしますが、自分の家で選択したいときは以下の手順で行います。

まず、必ず製品に付いている洗濯表示を確認してください。水沢ダウンは特殊な素材を使用しているため、通常の洗濯機での洗濯は推奨されていない場合があります。その場合はクリーニングに出しましょう。

水沢ダウンは繊細な素材を使用しているため、手洗いが推奨されます。大きめの洗濯桶や浴槽にぬるま湯を張り、ダウン専用の中性洗剤を使って優しく洗いましょう。もし洗濯機を使う場合は、「ドライコース」や「デリケートモード」に設定し、ネットに入れて洗うと良いでしょう。水沢ダウンは撥水性の高い素材なので、洗剤が残らないようしっかりすすぎます。

乾燥機を使用せず、風通しの良い場所で自然乾燥させるのがベストです。直射日光や強い風は避け、平らな場所に置いて乾かすようにします。乾燥する過程で、ダウンが偏ったり固まったりすることがあります。軽く叩いてダウンをほぐし、形を整えるとふんわり感が戻ります。

長期収納する場合は、圧縮袋などを使用せず、そのままの形状を保って収納しましょう。

まとめ

水沢ダウンの特徴やモデル、選び方について解説してきました。アウトドアシーンに適したものや普段使いに使えるものなど、さまざまなダウンがありましたね。どのダウンも高機能で高品質なので、適切なケアをすることで長く愛用できるでしょう。この記事を参考にして、寒い季節の最高の相棒をぜひ購入してください。

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