みなさんは、NIGOという人物をご存じでしょうか??
NIGO(ニゴー)は、日本のストリートファッションを語るうえで欠かせない人物で、
1990年代に原宿から生まれたBAPE(ベイプ)をきっかけに、一気にその名を世界に広めました。
こちらの記事では、NIGO(ニゴー)にスポットを当てて、生い立ちや経歴、そしてブランドの人気アイテムなどを交えながら分かりやすく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、アイテムを手にする楽しさだけでなく、コレクションとしての魅力や資産価値もより深く理解できるはずです。
NIGO(ニゴー)とは?ベイプからケンゾーまで日本が世界に誇るファッション界の革命児
BAPE(ベイプ)やKENZO(ケンゾー)など独特のデザインや遊び心あるアイデアで、NIGOは常に新しい挑戦を続けてきました。
ここからは、NIGOとはどんな人物なのか?本名や生い立ち、そしてこれまでの経歴や、どうやってデザイナーとしての基礎を築いていったのかご紹介いたします。
NIGOのプロフィールと経歴

NIGO(ニゴー)は、日本のストリートファッションを世界へ広げたデザイナーです。
1970年に群馬県で生まれ、学生時代から洋服と音楽に夢中だった彼は、文化服装学院で本格的にデザインを学びました。
その後、卒業した年の1993年に、東京・原宿で「A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)」を立ち上げると、カモ柄やポップなグラフィックを取り入れた斬新なスタイルで一気に話題になり、裏原宿カルチャーの中心人物として、多くの若者を魅了しました。
その後も歩みは止まらず、2010年にはヴィンテージ感を大切にした「HUMAN MADE」を立ち上げ、2021年にはフランスの名門ブランド「KENZO」のアーティスティックディレクターに就任しました。
このようにNIGOは、ストリートとラグジュアリーを行き来する独自の感性で、常に新しい風を吹き込んできました。
また、ファッションにとどまらず、音楽やアートのシーンとも深くつながりながら、今なお進化を続けています。
本名と生い立ち – 群馬から原宿へ
NIGOの本名は長尾智明(ながお ともあき)と言い、1970年に群馬県前橋市で生まれました。
東京から少し離れた地方都市で育った彼は、幼い頃から洋服や音楽が好きで、雑誌を眺めたりレコードを集めたりしながら、自分の感覚を磨いていったそうです。
特に音楽や映画、そしてファッション雑誌は、NIGOにとって日常を飛び越えて新しい世界を見せてくれる窓のような存在でした。
学生時代には、自分の服装にこだわりを持ち、好きなアーティストのスタイルを真似してみたり、雑誌で見た最新のファッションを取り入れたりと、自然と“表現すること”を楽しむようになります。
また、群馬という土地で過ごした日々は、都会への憧れと「自分も何かを発信したい」という思いを強くするきっかけとなりました。
文化服装学院での学び – デザイナーとしての基礎

その後、上京したNIGO(ニゴー)は、ファッションの専門学校として知られる文化服装学院に進学しました。
ここでは洋服作りの基礎となるパターンや縫製、素材についての知識を学び、デザイナーとしての土台を築いていきました。
しかし、NIGOは、ただ教科書通りに学ぶだけでなく、自分なりに「どうすればもっと面白いものが作れるか」を考えながら学んでいったそうです。
また、文化服装学院でデザインやファッションの基礎を学ぶだけでなく、同じ志を持つ仲間や先輩とのつながりも彼にとって大きな財産となりました。
のちに裏原カルチャーをけん引するクリエイターたちとの交流は、この時期に芽生えたもので専門的な学びと人との出会い、その両方がNIGOのクリエイティブを支える大切な基盤となりました。

NIGOさんの強みは、学校で学んだ知識や技術をそのまま活かすのではなく、自分の感覚で再構築していったことだと思います。
文化服装学院で得た基礎があったからこそ、自由な発想を形にできたのですね。
基礎を固めることと、そこから自分の色を加えていくことの両方を大事にしたからこそ、唯一無二のブランドが生まれたのだと感じます。
A BATHING APE(ベイプ)の創設と裏原系ムーブメント

1993年4月1日にNIGOは東京・原宿にて「A BATHING APE IN LUKEWARM WATER(ぬるま湯につかった猿)」というユニークな名前を持つブランドを立ち上げました。
このブランド名は、根本敬さんの因果鉄道の旅という本の中にある「ぬるま湯に使った猿」の挿絵から影響を受けて、そのまま英語に訳したそうです。
のちに「A BATHING APE(ア ベシング エイプ)」として知られるこのブランドは、立ち上げ当初から独自の世界観で注目を集めました。
アイコンとなったのは、猿の顔をモチーフにしたエイプヘッドと、カラフルで大胆なカモフラージュ柄です。
このエイプヘッドとカモ柄のデザインは瞬く間に若者の心をつかみ、原宿を中心に広がっていきました。
さらに、数量をあえて限定し、手に入りにくくすることで希少性を高めるという仕掛けも話題となり、ファッションに熱狂を生み出したのです。
この流れはやがて「裏原系」と呼ばれるムーブメントへと発展しました。
こうして裏通りの小さなショップから始まったカルチャーが、若者文化を動かし、日本のファッションシーンに大きな革命を起こしました。
その中心にあるA BATHING APEは、限定生産と独創的なデザインで希少価値も高く、現在でも高い買取価格で取引される人気ブランドとなっています。
ベイプ誕生秘話 – 原宿の小さな店から世界ブランドへ

NIGOは、1993年に東京・原宿の裏通りに小さなショップをオープンしました。
当時はまだ「A BATHING APE」という名前も知られていない、小規模なスタートでしたが、彼には「欲しい人が本当に欲しがるものを、限られた数だけ作る」という徹底したこだわりがあり、他ブランドのような大量生産や流行を追いかける販売方法とは大きな違いがありました。
こうしたこだわりから、Tシャツをはじめとしたアイテムは、瞬く間にストリートの若者の間で評判となり、次第に行列を作るようになりました。
当時の原宿はカルチャーの最前線であり、音楽やアートとも結びついた独特の熱気にあふれていました。
ベイプはそんな中で、口コミや限られた情報誌を通じて人気が徐々に広がっていき、やがて海外のアーティストやミュージシャンまでもが注目するようなブランドになりました。
こうして原宿の小さなショップから誕生した「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」は、世界へと羽ばたいていきました。
エイプヘッドとカモ柄 – アイコンデザインの誕生

A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)を語る上で欠かせないのが、ブランドを象徴する「エイプヘッド」と「カモ柄」です。
エイプヘッドは、ブランド名にある「猿」というモチーフを直球で表現したもので、シンプルでありながら一度見たら忘れられないインパクトを持っています。
このエイプヘッドは、NIGO自身が猿の惑星が好きなことをきっかけにデザインされたそうです。
このロゴがプリントされたTシャツやパーカーは、まるでステータスシンボルのように若者たちの憧れとなりました。
さらに、NIGOが生み出したオリジナルのカモ柄は、従来のミリタリー調とはまったく異なる、ポップで遊び心あふれるデザインであることも魅力の一つです。
グリーンだけでなく、ピンクやブルーなど多彩なカラー展開で表現されることで、ストリートファッションの新しい可能性を切り開きました。
この独創的なアイコンデザインがあったからこそ、ベイプはただのブランドではなく、カルチャーそのものへと成長しました。
裏原系ファッションとNIGOの影響力

1990年代半ばに原宿の裏通りから生まれたファッションシーンは「裏原系」と呼ばれ、一大ムーブメントを巻き起こしました。
その裏原系の中心にいたのがNIGO(ニゴー)です。
ベイプを筆頭に、藤原ヒロシや高橋盾といったクリエイターたちと共に作り上げたカルチャーは、ストリートの熱狂を集め、ファッションだけでなく音楽やアートにまで及びました。
裏原系の最大の特徴は、「限られた人だけが手にできる特別感」です。
ショップの場所や入荷情報は限られた人にしか分からなかった為、その希少性が若者たちの熱をさらに高めました。
NIGOはこうした仕掛けを巧みに取り入れて、ベイプをただの洋服ブランドではなく「体験型のカルチャー」に変えていきました。
やがてその影響は海外へと広がり、ファレル・ウィリアムスやカニエ・ウェストといったトップアーティストたちもベイプを愛用したことから、世界のストリートシーンに強烈なインパクトを与えました。
このように日本だけでなく、世界にも人気が広がった裏原系の中心にいたNIGOの影響力はとても大きいですね。
BAPE®︎売却
NIGOは、2011年に自ら立ち上げたA BATHING APE(ア ベイシング エイプ)の運営会社「ノーウェア」の株式を、香港の大手アパレル企業I.T社に売却しました。
原宿の小さなショップから世界的ブランドへと成長したベイプにとって、この売却はひとつの大きな転機となります。
売却後もしばらくはデザイナーとして関わってたNIGOですが、2013年にはブランドのデザインから完全に退任しました。
創業者としての役割を手放すことになりましたが、これにより新しい世代や企業の手によってブランドがさらに世界市場で拡大していくこととなったのです。
この決断は、単なる経営上の選択だけでなく、NIGOのキャリアを次のステップへ進めるための重要な一歩でもありました。
BAPEは引き続き世界中のファンに愛されるブランドとしての地位を確立し、NIGO自身はHUMAN MADE(ヒューマンメイド)やKENZO(ケンゾー)など新しいことに集中できる時間を手に入れて、彼のクリエイティブの幅をより広げることに繋がりました。

NIGO(ニゴー)さんがBAPEを売却した決断は、単なるビジネスの判断ではなく、自身のクリエイティブの幅を広げるためのステップだったと思います。
ブランドを成長させることと、自分の新しい挑戦に集中すること、この両方を天秤にかけて選んだ結果が、この売却につながったのではないでしょうか。
創業者として築いた基盤があるからこそ、次の挑戦も安心して進められる。
そんな姿勢は、クリエイターとして多くのことを学べますね。
ヒューマンメイド買取サービス
HUMAN MADEの立ち上げと新たなクリエイション
2010年に設立されたHUMAN MADE(ヒューマンメイド)は、A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)とはまた違った視点でファッションに挑戦するために立ち上げたブランドです。
「人間が作った」という名前に込められた意味の通り、クラフトマンシップを大切にし、日本の伝統的な美意識やヴィンテージカルチャーの要素を現代の服づくりに落とし込んでいます。
そして、HUMAN MADEの魅力のひとつがディテールへのこだわりです。
ステッチやボタンの配置、素材選びなど、どれも職人の手仕事の息吹を感じられる丁寧な作りになっています。
そのため、一見シンプルに見えるアイテムも、じっくり見ると独特の温かみや遊び心が感じられるのです。
HUMAN MADE(ヒューマンメイド)は、BAPEのような派手さや即時性とは違い、長く愛される服を目指しており、NIGO(ニゴー)はHUMAN MADEを通じて、自身のクリエイティブの幅を広げ、服づくりの奥深さや遊び心をより自由に表現しています。
HUMAN MADEのコンセプト – 「人間が作った」の意味

HUMAN MADEというブランド名には、「人間が作った」という深い意味が込められています。
大量生産や機械任せのファストファッションが当たり前となった中で、NIGOはあえて人の手のぬくもりや職人の技術を感じられる服を作りたいと考えました。
ステッチやボタンの配置、素材の選び方ひとつにも細やかなこだわりを持ち、着る人に“作り手の息づかい”を伝えることを大切にしています。
さらに、手作り感があるというだけでなく、日本のヴィンテージカルチャーや伝統的な美意識を現代的なデザインに落とし込み、日常に自然と馴染む服を作っている為、HUMAN MADEのアイテムを手にすることによって服の背景にあるストーリーや人の手仕事の価値を感じることができるのです。
ファレル・ウィリアムスとの友情とコラボレーション

HUMAN MADEとファレル・ウィリアムスのブランド「Billionaire Boys Club」とのコラボレーションは、お互いのリスペクトによって誕生しました。
来日中のファレルがレコーディングスタジオを探している際に、NIGOが自身のスタジオに招待したことをきっかけにふたりは知り合ったそうです。
そして出会ってすぐに意気投合した2人は、自然と「一緒に何かを作ろう」という流れになりコラボレーションが実現しました。
コラボアイテムは、二人の感性が絶妙に混ざり合ったデザインで、着るだけでワクワクするような魅力があります。
Tシャツやパーカー、キャップなどは、発売されるとすぐに話題となり、世界中のコレクターやファッション好きたちがこぞって手に入れようとするほど人気となりました。
NIGOとファレル・ウィリアムスのただの仕事仲間だけではない深い友情によって、この素敵なコラボレーションが実現しました。
1990年代に出会ってから約30年経った今現在でも親交があるというのは、ファンとしても嬉しいですね。

2人の出会いによって生まれたHUMAN MADEとファレル・ウィリアムスとのコラボレーションは、仕事の付き合いではなく、深いリスペクトと友情によるコラボだからこそ、見る人、着る人を笑顔にする魅力があり、デザインにも遊び心や温かみが感じられるのですね。
ヒューマンメイド人気モデル紹介

DRY ALLS Tシャツ
HUMAN MADEの定番アイテム。ヴィンテージのワークウェアから着想を得たデザインで、胸元のロゴやバックプリントのディテールに遊び心が詰まっています。丈夫な素材感と絶妙な色味で、何年経っても着続けられる一枚です。

HUMAN MADE パーカー
厚手で肌触りの良い素材を使用したパーカーは、シンプルながらもロゴやワッペンがアクセントになり、着るだけでコーディネートの主役になります。カジュアルなストリートスタイルからレイヤードコーデまで幅広く活躍する一着です。

HUMAN MADE 6パネルキャップ
アメリカンヴィンテージのワークキャップをモチーフにしたデザイン。フロントの刺繍ロゴや色合いのセンスは、HUMAN MADEならではの遊び心が感じられます。小物ながらコーディネートの印象を大きく変える人気アイテムです。
ヒューマンメイドの人気モデルは、どれもNIGOらしい遊び心とこだわりが詰まったアイテムばかりです。
クラシックなデザインをベースにしつつ、プリントやディテールで個性を加えたアイテムは、日常のコーディネートに取り入れるだけでぐんっと存在感が出ますよ。
KENZOアーティスティック・ディレクター就任 – 世界的メゾンへの挑戦
2021年に「KENZO(ケンゾー)」のアーティスティック・ディレクターに就任したことにより、
NIGOとって世界的メゾンでの挑戦は新たなステージであり、自信のクリエイティブを広げる大きなチャンスとなりました。
ここからは、なぜKENZOのディレクターにNIGOが選ばれたのか?
パリのファッションウィークでのデビューについてや人気モデルについて詳しく解説していきます!
KENZO就任の背景 – なぜNIGOが選ばれたのか

数あるデザイナーの中からなぜNIGOさんを選んだのか、、、
その理由には、彼がKENZOに新しい風を吹き込む力と人を惹きつける力が深く関わっています。
まず大きな理由のひとつとして、NIGOさんがカルチャーを動かすことのできる人という点が挙げられます。
A BATHING APEを立ち上げた頃から、ファッションだけでなく音楽やアートとも自然に結びつき、若い世代を夢中にさせてきた感性は、いまのファッション界に必要とされる「洋服を超えた楽しさ」を生み出す原動力となります。
KENZOもまた、ただ服を作るだけでなく「ライフスタイルやカルチャーを提案するブランド」としての側面を持っていたので、KENZOの方向性とNIGOさんの力がぴったりと合わさりました。
さらに、NIGOさんが日本人デザイナーであることも大きなポイントです。
KENZOの創業者・高田賢三さんは、パリに渡り、自由で色鮮やかな表現で世界を驚かせてきました。
そのスピリットを受け継ぎつつ、現代の視点で新しい解釈を加えられる人が同じ日本のルーツを持ちながらグローバルに活躍してきたのがNIGOさんだったのです。
そして何より、NIGOさんは「伝統と革新のバランス」をとるのが得意なため、
過去の名作や歴史をリスペクトしながら、そこに遊び心と新鮮さを加えてアップデートしていく姿勢は、KENZOがこれから歩んでいく未来像にぴったり重なったのでしょう。
こうした理由から、KENZOはNIGOさんを次のアーティスティック・ディレクターに迎えました。
- 洋服だけでなく、音楽やアートといったカルチャー全体を動かす力
- 高田賢三氏の自由で遊び心あふれる精神と、NIGOの感性が重なっていた。
- KENZOが築いた「日本人デザイナーが世界に挑む」を継げる日本人であること。
- 伝統を大事にしつつも、新しさや遊び心を加えることができる。

NIGOさんがKENZOに選ばれたのは、単なるデザイナーとしての力量だけではなく、人々をワクワクさせる存在というところが大きかったでしょうね。
KENZOが大切にしてきた『自由で新しい発想』とNIGOさんの感性が重なったことで、この就任は必然ともいえる流れでした。
これからのKENZOは、伝統を守りながらも、もっと身近に感じられる遊び心あるブランドへと進化していくはずです。
パリファッションウィークでのデビュー

NIGOさんがアーティスティック・ディレクターに就任してから初めての舞台となったのが、2022年1月のパリファッションウィークでした。
世界中から大きな注目が集まったこのショーには、ファッション関係者だけでなく、音楽やアート、ストリートカルチャーに関わる人々まで、多彩な顔ぶれが集まり、NIGOさんの人脈とカルチャーの広がりを感じさせました。
ショーが始まると、KENZOらしいフラワーモチーフやチェック柄が次々と登場していきますが、単なる過去の再現ではなく、NIGOさんらしいストリートの感覚や遊び心が加えられていて、どこか懐かしさを残しつつも見ている人の心を軽やかに揺さぶるものでした。
観客からは「KENZOらしさをしっかり感じるのに、今っぽくて新しい」という声が多く聞かれ、NIGOさんの手腕を強く印象づけるデビューとなりました。
KENZO NIGOディレクション人気モデル紹介

フラワープリントシャツ
KENZOを象徴する花柄を、NIGOさんは現代的にアップデートしました。クラシカルな雰囲気を残しつつ、ストリートにも馴染むデザインに仕上げられていて、男女問わず人気の一枚です。

BOKE FLOWER スウェット
就任初期から話題を呼んだのが、日本の「木瓜(ボケ)の花」をモチーフにしたBOKE FLOWERシリーズ。シンプルなスウェットに大胆な花のグラフィックをあしらい、カジュアルなのに存在感がある仕上がりは、多くのファンに支持されています。

KENZOロゴキャップ
日常使いしやすいアイテムとして人気なのがロゴキャップ。フロントに大きく配置されたKENZOの文字は、シンプルながら力強く、コーディネートのアクセントになります。NIGOさんらしいストリート感覚が生きたアイテムです。
どのアイテムも、KENZOの伝統を大切にしながら新しい世代へとつなげるNIGOさんのセンスが感じられるものばかりです。
普段のスタイルに取り入れるだけで、ちょっと特別な気分を味わえる人気モデルとなっています。
ルイ・ヴィトンとのコラボレーション – LVスクエアードコレクション
NIGOとルイ・ヴィトンによる特別なコラボレーション「LVスクエアード コレクション」は、2021年の発表と同時に世界中のファッションファンを魅了しました。
ルイ・ヴィトンを象徴するモノグラムに、NIGOならではの遊び心とストリートの感覚を掛け合わせたデザインは、発売当初から話題となり、今なお高い人気があります。
その中でもバッグやレザーアイテムは限定数での展開だったこともあり、希少性が非常に高く、中古市場でも高値で取引されています。
ファッションアイテムでありながら、コレクションピースや投資対象としての側面も持つこのシリーズは、ルイ・ヴィトンとNIGOのタッグだからこそ実現したものだといえるでしょう。
そんなルイヴィトンとNIGOのコラボの誕生秘話について詳しく解説いたします。
また、人気コラボアイテムも紹介しますので、見ていきましょう!
LVスクエアードコラボの誕生秘話

NIGOとルイ・ヴィトンとのコラボレーション誕生の背景には、ルイ・ヴィトンのメンズ アーティスティック・ディレクターだったヴァージル・アブローとNIGOとの信頼関係がありました。
お互いにストリートカルチャーをルーツに持つ二人は、伝統あるラグジュアリーブランドの中で、現代の感覚を取り入れた新しい価値を生み出すことに挑戦し、限定数で展開される希少性の高いアイテムが誕生しました。
モノグラムやダミエといったルイ・ヴィトンの象徴に、NIGOらしい遊び心や温かみを重ねることで生まれたアイテムたちは、二人の友情の証のようでもありました。
伝統を尊重しながら新しい息吹を吹き込むデザインは、ただ“かっこいい”だけではなく、そこに込められたストーリーを感じ取れるものだからこそ多くのファンの心を掴んだのだと思います。
特にバッグやレザー製品は、発売直後から高額で取引されるケースが続き、二次市場での価値も急上昇しました。
NIGOの遊び心あふれるデザインと、ルイ・ヴィトンの伝統的なモノグラムが融合したLVスクエアードは、単なるファッションアイテムではなく、資産価値の高いコレクションピースとしても評価されています。
希少性とブランド力が両立しているため、今後もリセール市場での注目度は高く、投資対象としても見逃せないシリーズとなっています。

LVスクエアードは、NIGOさんとルイ・ヴィトンのブランド力とストーリーが反映された、非常に市場価値の高いコレクションです。
限定生産で希少性が高く、バッグやレザーアイテムは発売直後から二次流通で定価を大きく上回る価格で取引されています。
このようにファッションとして楽しむだけでなく、資産的な価値も持つため、コレクションとして手に入れる人が多いのも納得ですね。
ルイ・ヴィトンとのコラボレーション人気モデル紹介

LVスクエアード モノグラム バッグ
コレクションを象徴するアイテムのひとつ。ルイ・ヴィトンの伝統的なモノグラムに、NIGO独自のストリート感覚をプラス。クラシカルなデザインに遊び心が加わっており、どんなコーディネートにも合わせやすく、発売当初からファンの注目を集めました。

LVスクエアード スウェットシャツ
カジュアルながら存在感抜群のスウェットシャツ。NIGOならではのポップなグラフィックが前面に配されており、ブランドの伝統とストリートカルチャーの融合を象徴するアイテムです。着るだけでコーディネートが一気に華やぐ人気モデルとなっています。

LVスクエアード キャップ
日常使いにも最適なキャップは、シンプルなデザインながらもフロントのLVロゴとスクエアードの遊び心あるアレンジが目を引きます。限定感のあるアイテムとしても注目され、コレクションの中でも手に入れたいファンが多い一品です。
どのモデルも、NIGOならではの遊び心やストリートと、ルイ・ヴィトンの伝統的なデザインがうまく組み合わさった特別な仕上がりになっています。
普段のコーディネートで楽しむのはもちろん、限定性や希少性の高さからコレクションとしても価値が高いのでファッション好きだけでなく中古市場でも注目され続けるシリーズとなっています。
NIGOと音楽の関係 – ファッションを超えた才能
NIGOさんの魅力は、洋服づくりだけにとどまらず、音楽の世界でもプロデューサーやDJとして活躍し、独自の存在感を放っています。
Teriyaki Boyzでの活動や、国内外のアーティストたちとのコラボレーションは、ファッションと音楽を別々のものではなく、一つの文化として独自のカルチャーを築き上げてきました。
ここからは、そんなNIGO(ニゴー)のTeriyaki Boyzでの活動や、音楽やファッションの融合について深掘りしていきたいと思います!
Teriyaki Boyzとしての活動

NIGOはプロデューサーとして、国内外の豪華アーティストを迎えながら楽曲を手がけ、ファッションだけでなく音楽の世界でも存在感のあるNIGOですが、
その中で象徴ともいえるのが、2005年に結成された「TERIYAKI BOYZ」です。
このユニットは、ヒップホップを軸にしながらも遊び心を大切にしたスタイルで話題を集めました。
代表曲の「Tokyo Drift(Fast & Furious)」は、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の主題歌として世界的に大ヒットしました。
日本発のヒップホップユニットがハリウッド映画の顔となったことは、多くの人に衝撃を与えました。
そのほか「HeartBreaker」や「Work That!」といった楽曲でも、エッジの効いたサウンドとポップな感覚を合わせた曲で独自の存在感を示しました。
TERIYAKI BOYZを通して見えるのは、NIGOが単にファッションデザイナーにとどまらず、カルチャー全体を動かすクリエイターであるということです。
音楽とファッションを自由に行き来しながら、新しい価値を生み出し続ける姿勢は、今も多くの人を魅了し続けています。
音楽とファッションの融合

NIGOのキャリアを語るうえで欠かせないのが、音楽とファッションを同じ熱量で扱ってきた姿勢です。
彼にとっては音楽とファッションはまったく別のものではなく、常にリンクし合いながら形づくるものでした。
BAPEを立ち上げた90年代から、ヒップホップの世界観をファッションに取り込み、東京発のストリートスタイルを世界に広めてきましたが、
それと同時に、自身がプロデュースする音楽や「TERIYAKI BOYZ」の活動を通じて、サウンドとビジュアルを一体化させる表現方法も身に付けました。
音楽があるからこそファッションが映え、ファッションがあるからこそ音楽が広がるという相互作用を自然に形にしてきたのです。
こうしたNIGOの姿勢は、単なる服作りや楽曲制作を超え、カルチャー全体を動かす原動力になってきました。
音楽とファッションを行き来し新しい価値観を生み出すことで世代や国境を越えて多くの人々を惹きつけているのです。

NIGOさんのすごいところは、ファッションと音楽を自然に一つのカルチャーとして表現できるところだと思います。
『TERIYAKI BOYZ』の活動をはじめ、Pharrellやカニエとのコラボも、彼のセンスだからこそ生まれたものですよね。
音楽と服を別々に考えるのではなく、どちらも自分の表現の一部として楽しむ姿勢が、多くの人を惹きつける理由だと思います。
NIGOアイテムの買取市場と投資価値
NIGOがこれまでに生み出したアイテムは、いまでは単なるファッションを超えて「資産」としての価値を持ち始めています。
A BATHING APEの初期モデルやルイ・ヴィトンとのコラボレーション、HUMAN MADEの限定リリースなどは、リセール市場で年々評価が高まり、希少性とともに価格が上昇傾向にあります。
ここからは、A BATHING APEとHUMAN MADEの買取相場の動向について詳しく解説いたします。
また、高く売るためのポイントについても紹介しますので、一緒に見ていきましょう!
A BATHING APE買取相場の動向

A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)のアイテムは、ストリートファッションを象徴する存在として高い人気があります。
買取市場での相場は時代やトレンドとともにゆるやかに変化しており、特に初期のシャークパーカーやカモ柄アイテム、人気アーティストやブランドとのコラボレーションモデルは、発売から時間が経っても高値で取引される傾向があります。
一方で、定番のTシャツやスニーカーなどは需要が安定しているため、状態が良ければ安定した査定額が見込めるのも安心できるポイントです。
リセール市場では、コレクターの需要や発売時の数量によって価格が大きく動くこともあり、まさに「ファッションと投資の両面」を楽しめるのがBAPEならではの魅力といえますね。
HUMAN MADEアイテムの市場価値

HUMAN MADE(ヒューマンメイド)のアイテムは、NIGOの感性が色濃く反映された“カルチャーの結晶”として、近年ますます注目を集めています。
ヴィンテージのエッセンスを取り入れたデザインや、こだわり抜かれた素材使いは、単なるファッションを超えてコレクターズアイテムとしての価値を高めています。
市場価値に目を向けると、数量限定でリリースされたアイテムや、世界的なアーティストやブランドとのコラボレーションモデルは高騰しやすく、発売直後からリセール価格が定価を大きく上回るケースも少なくありません。
しかし、定番ラインも安定した需要があり、中古市場では状態の良いものから優先的に動く傾向があります。
こうした背景から、A BATHING APEと同様にHUMAN MADEは「今楽しむファッション」であると同時に、「将来に残せる資産」としても期待できます。
高く売るためのポイント

A BATHING APEやHUMAN MADEなどNIGO(ニゴー)のアイテムを少しでも高く売りたいなら、日頃のちょっとした工夫が大切です。
まず一つ目に状態の良さは査定額に大きく関わってくるので、服やスニーカーはシワや汚れを避け、付属品があればきちんと揃えておくことが大事です。
次に、人気アイテムは発売から時間が経っても需要が続くことが多く、市場の相場が上がっている時期や、注目コラボの直後などは、高値で取引されやすい傾向があるので、売却のタイミングを見極めることも重要です。
さらに、専門店を利用することで、ブランドやシリーズに詳しい査定士が価値を正しく見極めてくれるので、安心して取引できるのもメリットです。
- 状態を良く保つ:シワや汚れを防ぎ、使用後はクリーニングや簡単なお手入れを。
- 付属品を揃える:箱、タグ、ギャランティカードなどがあると評価アップ。
- トレンドを意識する:人気が高まっている時期や注目のニュース直後に売るのが◎
- 限定品や初期モデルはタイミングを逃さない:リセール価格が跳ね上がるタイミングを狙う。
- 専門店で査定を受ける:知識豊富な査定士が正しい価値をつけてくれるため安心。

買取専門店でも高額査定の対象となりやすく、保管状態や売却のタイミング次第では、驚くほど大きなリターンにつながることも少なくありません!
ファッションを楽しみながら、投資の一部として考えられるのもNIGOアイテムならではの魅力ですね。
日頃から手入れをして手放すタイミングを見極めながら高く買い取ってもらいましょう!
NIGOの影響と後継者たち
NIGOの存在が残したものは、ただ有名なブランドやヒットアイテムだけではありません。
彼がつくり出した空気感やスタイルは、今でも多くの若いデザイナーたちにインスピレーションを与えています。裏原宿から広がったムーブメントは国境を越えていまのストリートシーンが出来上がりました。
そして、その流れを自分なりの表現で新しいカルチャーとして形にし続けていく後継者たちがいます。
ここからは、裏腹系の遺産とNIGOに影響を受けたデザイナーたちにスポットを当てて解説していきます!
裏原系の遺産 – 現在への影響

裏原系が生み出したカルチャーは、ただの一時的な流行ではなく、いまのストリートファッションの土台としてしっかりと息づいています。
90年代当時の独特な熱気や遊び心は、そのまま新しい世代のデザイナーやブランドに受け継がれ、SNSやグローバルな舞台でさらに広がっています。
あの頃の「好きなものを自由に形にする」というNIGOのこだわりは、いまもストリートの根っこにあり、若いクリエイターたちが新しい表現をするうえでの大きな指針となっています。
NIGOに影響を受けたデザイナーたち

NIGOのスタイルや生き方に影響を受けたデザイナーは、今のファッションシーンに数えきれないほどいます。
藤原ヒロシをはじめとする裏原宿世代との交流からはじまり、その後はヴァージル・アブローやファレル・ウィリアムスといった世界的なクリエイターたちも、彼の感性から多くを学んできました。
NIGOが示した「自由に楽しむ姿勢」や「カルチャーを横断する発想」は、若い世代にとっても強いインスピレーションとなり、新しいブランドやコラボレーションへとつながっています。
いま活躍する多くのデザイナーの中に、NIGOの遺産がしっかりと息づいているでしょう。

NIGOの影響力は、ただブランドを作っただけでなく、ストリートカルチャーそのものにしっかり根付いています。
国内外のデザイナーたちが彼の感性を参考に、自分のスタイルに取り入れているのを見ると、それがよくわかりますね。
NIGOアイテムを手に入れると、ファッションを楽しむだではなく、そのカルチャーの流れを身近に感じられるのも魅力のひとつです。
NIGOについてよくある質問(FAQ)
QNIGOとは何者ですか?
NIGO(ニゴー、本名:長尾智明)は、1970年生まれの日本のファッションデザイナーです。1993年にA BATHING APEを創設し、裏原系ファッションブームの火付け役となりました。現在はKENZOのアーティスティック・ディレクターとしても活躍しています。
QA BATHING APEはいつからNIGOが関わっていないのですか?
NIGOは2013年にA BATHING APEのディレクターを退任しました。2011年に香港のI.T社に買収された後も2年間ディレクターを続けましたが、現在は直接的な関与はしていません。
QHUMAN MADEはいつ設立されたブランドですか?
HUMAN MADEは2010年にNIGOによって設立されました。A BATHING APEとは異なるアプローチで、より成熟したファッション表現を目指したブランドです。
QNIGOのルイ・ヴィトンコラボはいつ発表されましたか?
NIGOとルイ・ヴィトンのコラボレーション「LVスクエアード」は2021年に初回コレクションが発表され、2022年には第二弾も展開されました。
QNIGOのアイテムはなぜ高く売れるのですか?
NIGOのアイテムが高値で取引される理由は、限定生産による希少性、独創的なデザイン、ブランド価値の継続的な上昇、コレクター需要の高さなどが挙げられます。
QA BATHING APEとBAPEの違いは何ですか?
A BATHING APEが正式名称で、「A BATHING APE IN LUKEWARM WATER(ぬるま湯につかった猿)」の意味です。BAPEは略称として広く使われています。
まとめ
こちらの記事では、NIGO(ニゴー)とはどんな人物なのか?
生い立ちや経歴、そしてブランドの人気アイテムなどを交えながら分かりやすく解説させていただきました。
NIGOがこれまでに築いてきたストリートカルチャーや魅力について知っていただけたでしょうか?
ファッションとカルチャー、そして投資の両面を楽しむことができるので、ぜひ手に入れてみてくださいね!
また、BAPEやHUMAN MADEの人気アイテムは、リセール市場でも価値が上昇しやすく、状態やタイミングによっては高額で取引されることもあります。
ブランド古着買取専門店LIFEでは、NIGOが携わるブランドアイテムを高価買取しております。
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