こちらの記事では、ファッション業界を代表する伝説的デザイナーのひとりと言われているカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)についてご紹介いたします!
彼は、名だたる有名ブランドのデザイナーを務め、生涯にわたり大きな功績を残してきました。歴史に残る名言や代表的なアイテムなどもあわせてご紹介していきますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください!

伝説的デザイナーであるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。こちらの記事では、彼の生涯やブランドの歴史、名言などをご紹介いたします!
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とは?ロック×モードの帝王
伝説的デザイナーとして歴史に名を刻むカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。こちらでは彼の生い立ちや貫き通した哲学などについてご紹介いたします。
カールラガーフェルドのプロフィールと生い立ち

カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は、1933年にドイツ北西部のハンブルグに生まれ、両親が事業で成功し、裕福な家庭で育ちます。子どものころから絵を描いたり、美術館の絵を見ることが好きだった彼は、フランス絵画に出会ってからフランスの魅力にハマっていき、そのことをきっかけにフランス語を勉強するようになりました。
そして、ファッションデザイナーに興味を持っていたカール・ラガーフェルドの夢を叶えるため、14歳のころにパリに渡ります。16歳の時には、IWS(国際羊毛事務局)のコンクールのコート部門で優勝し、パリでのキャリアがスタートします。
彼が生涯貫いたスタイルと哲学

カール・ラガーフェルドの定番スタイルといえば、白髪のポニーテール、黒のサングラス、レザーグローブ。ポニーテールになったきっかけは、「長めのくせっ毛が邪魔になったために髪の毛をまとめたのがきっかけ」だと取材で話しています。サングラスはカメラのフラッシュから守るためや、年齢が出やすい手の甲を隠すためグローブを着けているという説があります。
彼は生涯を通して「流行を作るのではなく、時代を超越する」という哲学のもと、唯一無二のコレクションを生み出し続けました。自他ともに認めるクロムハーツ愛好家で、彼のデザインにはクロムハーツに通じる「強い個性」や「ラグジュアリー」との融合を垣間見ることができます。
また、多くの才能を持ち、ファッションデザイナーだけではなく、写真家としても有名でした。

カール・ラガーフェルドは一時期、体重が100kgを超えていたものの、ディオール オムの細身のスーツを着たいがためにダイエットに挑戦し、13か月で42kgの減量に成功したこともあります!
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デザイナーとしての軌跡|シャネル、フェンディ、そして自身のブランド
カール・ラガーフェルドは、数々の有名ブランドのデザイナーとして功績を残しており、「モード界の皇帝」とも呼ばれています。ファッションだけでなく、絵の才能も活かしアートのプロジェクトでも成功を収め、業界では知らない人がいないほど偉大な存在でした。
シャネルを蘇らせた革命家

いまでは世界的ブランドのひとつとして確立している「CHANEL(シャネル)」ですが、ブランドの創設者であるココ・シャネル(ガブリエル・シャネル)が亡くなって以降、低迷してしまった時期があります。当時、低迷したブランドが再興するということはほぼなかったため、シャネルからデザイナー契約の話がきた際、カールは周りの友人たちに止められたという逸話もあったそうです。
1983年、そんなシャネルからの契約を受けてクリエイティブ・ディレクターに就任し、オートクチュールやプレタポルテの制作を再開しました。クラシックなシャネルに「ロック」や「ストリート」を融合し、ツイード×モードなアレンジやロゴTシャツ、カールらしいブラックスタイルなどが登場し、若者からも支持されるようになりました。こうしてカールはシャネルを再興させることに成功しました。

カールが低迷した老舗ブランドを再興させるという偉業を成し遂げたことで、他の落ち込んでいたブランドも新進気鋭なデザイナーを採用するという手法を用いるようになったそうです!
フェンディとの関係|ファーを現代ファッションに再定義

カール・ラガーフェルドは、1965年からFENDI(フェンディ)で50年以上もデザイナーを務めました。伝統的なファーやレザーを新しい視点で再構築し、異素材をミックスさせる斬新なスタイルは、今もなお多くのファンに愛され続けています。
さらに、ズッカ柄と呼ばれるブランドの頭文字「F」を上下2つ並べたパターンもカールが生み出したものであり、別名「FFロゴ」とも言われています。
「カールラガーフェルド」ブランドの立ち上げとアイテムの特徴

1974年には、自身の名を冠したブランド「KARL LAGERFELD」を立ち上げます。1984年にブランドを再始動し、より個性的なコレクションを展開。モノトーン×ロックテイストのデザインが特徴的で、バッグやアクセサリー、ウェアなど幅広く取り揃えています。
ポニーテールにサングラスや、高い襟のシャツというカールの特徴的なビジュアルをモチーフにしたアイテムや、彼の愛猫をデザインしたアイテムなどが人気です。
カール・ラガーフェルドの歴史
年 | 出来事 |
---|---|
1933年9月10日 | ドイツ・ハンブルクに生まれる。裕福な家庭で育つ。 |
1954年 | ウールマーク賞受賞(コート部門)。この受賞がきっかけで、ピエール・バルマンのアシスタントとして採用される。 |
1955年 | バルマンのもとで経験を積み、ファッションデザイナーとしてのキャリアをスタート。 |
1958年 | ジャン・パトゥ(Jean Patou)のデザイナーに就任。オートクチュールの世界で活躍。 |
1964年 | パリを離れ、ローマで美術史を学ぶが、すぐにファッション界へ戻る。 |
1965年 | フェンディ(FENDI)のデザイナーに就任。毛皮(ファー)の再解釈を行い、ブランドの世界観を革新。 |
1974年 | 自身のブランド 「カール・ラガーフェルド」 を設立。 |
1983年 | シャネル(CHANEL)のクリエイティブ・ディレクターに就任。低迷していたシャネルを復活させる。 |
1984年 | 「カール・ラガーフェルド」ブランドを再始動し、より個性的なコレクションを展開。 |
1992年 | 一時シャネルのデザイナーを離れ、クロエ(Chloé)のデザイナーとして活動。 |
1997年 | 再びクロエを離れ、シャネルとフェンディでの活動に専念。 |
2004年 | H&Mとコラボレーションを発表し、ラグジュアリーブランドのファストファッション進出の先駆けとなる。 |
2010年 | 「カール・ラガーフェルド」ブランドのデザインを拡大し、グローバル展開を強化。 |
2018年 | パリ・オートクチュール・ウィークのシャネルショーを欠席し、健康不安が噂される。 |
2019年2月19日 | パリで逝去(享年85)。彼の死後も「カール・ラガーフェルド」ブランドは存続。 |

この年表は、カール・ラガーフェルドのキャリアのハイライトを時系列でまとめたものです。彼はシャネルやフェンディの復活を手掛けた伝説的デザイナーでありながら、自身のブランドやアート、写真の分野でも多才に活躍しました。
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のカリスマ性と影響力

クロムハーツ好きが惹かれる「型破りなカリスマ」
カール・ラガーフェルドは、クロムハーツ(Chrome Hearts)のジュエリーを愛用しており「男性が身に着けていいジュエリーはクロムハーツぐらいだ」と絶賛していました。
カールが生み出すロック×モードの融合はクロムハーツの精神と共鳴する部分があったのではないでしょうか。白髪のポニーテールにサングラス、そして指に重ね着けしたクロムハーツのリングは、彼を象徴するスタイルといっても過言ではありません。モード界において「唯一無二の存在」とされる理由は、彼の型破りなカリスマ性が所以なのかもしれません。
名言と人生哲学
ファッションデザイナー、そしてフォトグラファー、伝説的存在として君臨するカール・ラガーフェルドの人々を魅了する名言をご紹介いたします。
「私はファッションの過去に生きるのではなく、未来に生きる」
「自分をコピーするな。コピーされたくないなら、常に新しくあれ」
「ファッションとは生き方だ。それは服だけではない」
「写真は私の人生の一部。レンズを通して世界を見ています」

彼の、鋭く歯切れの良いコメントや名言は、帝王としてのカールの人柄がにじみ出ています。
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とクロムハーツの関係

カールラガーフェルドとクロムハーツに公式なコラボはあるのか?
クロムハーツの愛好家として知られるカールですが、正式なコラボレーションを行った記録はありません。 しかし、両者ともに「ロック×ラグジュアリー」の要素を持つブランドであり、ファッション性の共通点が多いため、クロムハーツ好きの間でもカールのデザインが注目されています。
カールラガーフェルドのクロムハーツ愛
「男性が身に着けていいジュエリーはクロムハーツぐらいだ」と明言しているほど、クロムハーツを愛し、日常的に愛用していたカール。ゴールドやプラチナよりも、シルバーが好みだった彼は、「クロムハーツは全部持ってる」と豪語するほどクロムハーツ愛に溢れていました。大きな高い襟のシャツにタイ、そしてその上からクロムハーツのロングネックレスを合わせるスタイルが定番でした。
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を象徴するアイテムとブランド
こちらでは、カール・ラガーフェルドが手掛けた代表的なアイテムや、アイウェア、レザーアイテムなどをご紹介いたします!気になる方はぜひチェックしてみてください!
代表的なアイテム

シャネル「マトラッセ」
シャネルの創設者であるココ・シャネルがデザインした「マトラッセ2.55」をリデザインしたアイテム。
ひし形にデザインされたキルティングとアイコニックなココマークの金具などが特徴的なショルダーバッグです。

シャネル「ドーヴィル」
リゾート地でも使いやすいキャンパス生地を用いたカジュアルなバッグです。
ブラックのほかにネイビーやグレー、ピンクやホワイトなどカラー展開が豊富にあります。

フェンディ「バゲット」
カール・ラガーフェルドが手がけたズッカ柄が特徴的なアイテム。
一目見てフェンディのアイテムだとわかるロゴデザインで、クラシックな印象が魅力的なバッグです。
シグネチャーアイウェア

KARL ロゴ アビエーター サングラス
スタイルと快適さを兼ね備えたスマートなアビエーターフレームが特徴的なサングラス。夏の日差しから目を守ってくれるマストアイテムのアクセサリーです。

KARL AUTOGRAPH サングラス
厚みのある長方形のフレームと、スタイリッシュなデザインが魅力のサングラス。KARL Autographのロゴもサイドにあしらわれています。

KARL ロゴ サングラス
エッジの効いた洗練されたデザインのサングラス。普段の装いをワンランクアップさせてくれるアクセサリーです。
ブラックグローブ&レザーアイテム

IKON ピン フィンガーレス グローブ
カールのファッションを彷彿させる、伸縮性のある履き口が特徴のフィンガーレスグローブ。どんなスタイルでもさりげなくグレードアップし、お揃いのキャップとも相性抜群です。

カールラガーフェルド「レザー 二つ折り財布」
エンボス加工でKARLモノグラムを施したレザーウォレット。普段使いしやすいシンプルなデザインのアイテムです。

カールラガーフェルド「バッグ」
ベージュをベースに、ブラックのアクセントラインが入ったショルダーバッグ。ゴールドの留め具にはブランドのロゴが刻印されています。

シンプルかつ洗練されたデザインは身に着ける人を選ばない、カールラガーフェルドならではと言えます!
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の購入方法・取扱店舗
正規取扱店・オンラインショップ

現在、カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のお取り扱い店舗は、滋賀県野洲市にあるセレクトショップ「4.444glad」など数少なく、正規店は日本にありません。そのためアイテムを探すなら、オンラインショップやリユースショップがおすすめです。カール・ラガーフェルドが手掛けたアイテムは廃盤になっているものも多く、リユースショップでしか手に入らないアイテムが見つかるかもしれません。
カールラガーフェルド(Karl Lagerfeld)についてよくある質問(FAQ)
- Qカールラガーフェルドはなぜ有名なの?
- A
シャネルのクリエイティブ・ディレクターとしてブランドを復活させたことが最大の功績です。また、フェンディやクロエ(Chloé)でも活躍し、自身のブランド「KARL LAGERFELD」も展開。独自の美学とカリスマ性で、ファッション界のアイコンとなりました。
- Qカールラガーフェルドとクロムハーツの関係は?
- A
公式なコラボレーションはありませんが、ブラック×シルバーのロックなスタイルや、個性を重視するデザイン哲学に共通点があります。そのため、クロムハーツ好きのファッション層にもカールのデザインが支持されています。
- Qカールラガーフェルドの名言は?
- A
彼の名言には、「私は過去に生きるのではなく、未来に生きる」「ファッションとは生き方そのもの」などがあります。クリエイティブな発想と鋭い視点を持ち、ファッション界の改革者でした。
- Qカールラガーフェルドの評判は?
- A
「モード界の皇帝」と称されるほどのカリスマ性を持ち、デザインの革新性が評価されています。ただし、歯に衣着せぬ発言が物議を醸すこともあり、賛否両論の人物としても知られています。
まとめ
こちらの記事では、ファッション業界を代表する伝説的デザイナーのひとりと言われているカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)についてご紹介いたしました!
彼が残した数々の伝説的な業績は、ファッション業界に大きな影響を与えました。いまなお、人気を集めるカールラガーフェルドをぜひこの機会にチェックしてみてください!
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こちらの記事ではカール・ラガーフェルドについて徹底解説いたしました!
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