100年以上の歴史を持つアメリカの老舗ブランド「ウエスコ(WESCO)」。
今もなお一点一点をハンドメイドで仕上げるその姿勢に、世界中のブーツ愛好家が魅了されています。
中でも人気が高いのは、ブランドを代表する「BOSS(ボス)」と「JOBMASTER(ジョブマスター)」。
どちらも頑丈なつくりと履き心地の良さで知られていますが、実際に選ぶとなると「見た目以外の違いは?」「どちらが自分に合っているの?」と迷う人も多いはずです。
この記事では、ウエスコブーツの歴史から「BOSS」と「JOBMASTER」の違い、カスタムオーダーの楽しみ方、お手入れ方法まで詳しく解説いたします。
長く愛用できる一足を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください!

ウエスコ(WESCO)は、履けば履くほど自分だけのブーツに育つブランド。ソール交換やリビルドにも対応しているため、10年、20年と長く付き合えるのが魅力です。
ウエスコ ブーツとは?キングオブブーツと称される理由
ウエスコ(WESCO)のブーツは、どんな過酷な環境でも耐え抜くタフさ、そして職人の手による圧倒的な品質の高さから「キングオブブーツ」として世界中のファンから愛されています。
ここでは、そんなウエスコブーツの魅力と、その称号の背景にある歴史をご紹介していきます。
ウエスコブーツとは

ウエスコ(WESCO)は、1918年にアメリカ・オレゴン州で創業した、世界最高峰のワークブーツブランドです。
「キングオブブーツ」と称される理由は、すべての工程を自社工場で職人が一足ずつハンドメイドで仕上げる圧倒的な品質の高さにあります。
木こりや消防士、機械作業員など過酷な環境で働くプロフェッショナルたちから絶大な支持を受け、現在ではバイカーやアメカジファッション愛好家、さらには芸能人まで幅広い層に愛用されています。
ウエスコの最大の特徴は、耐久性と機能性を追求したがっちりとした作りでありながら、長年履き込むことで持ち主の足に完璧にフィットする経年変化にあります。
ウエスコの歴史と伝統の継承

ウエスコの創業者、ジョン・ヘンリー・シューメイカーは、1918年にオレゴン州で最初のブーツ工房「West Coast Shoe Company」を設立しました。1929年のアメリカ大恐慌により一時閉鎖を余儀なくされましたが、家族7人で1日8足という生産体制で再起を果たします。
第二次世界大戦後、アメリカの好景気とともにエンジニアブーツの需要が急増し、ウエスコは事業を拡大。
現在でも、100年以上前と同じ製法と哲学を守り続ける数少ないブランドのひとつです。歴史の中で培われた職人技術は、現代においても「一生物のブーツ」として多くの人々を魅了し続けています。
ウエスコ(WESCO)買取サービス
ウエスコの代表モデル|BOSSとジョブマスターの違い
ウエスコの代表的なモデルには、エンジニアブーツの最高峰「BOSS(ボス)」と、レースアップブーツの定番「JOB MASTER(ジョブマスター)」があります。
「BOSS(ボス)」はプルオンタイプのエンジニアブーツで、バイカーや現場作業員に圧倒的な人気を誇り、その武骨で迫力あるデザインが特徴です。
一方、「JOB MASTER(ジョブマスター)」はレースアップ仕様で、よりクラシックなワークブーツスタイルを好む方に支持されています。
両モデルともカスタムオーダーが可能で、レザーの種類、ソールの選択、ハイトの調整など、39億通り以上の組み合わせから自分だけの一足を作ることができます。
BOSS(ボス)|エンジニアブーツの最高峰

ウエスコ(WESCO)を象徴するブーツ「BOSS(ボス)」は、世界中からアメリカ製エンジニアブーツの最高峰として認知されているモデルです。
高い防水性と安全性を兼ね備え、9~11インチまで選べるハイト、ダブルステッチ、そして足を守る頑丈な作りが特徴としてあげられます。
カスタムオーダーではトゥの形、レザーの種類(ブラック、ラフアウト、茶芯など)、バックルの種類などを自由に選択でき、完全に自分好みのブーツを作り上げることができる点も魅力。
ワークシーンはもちろん、日常のカジュアルスタイルにも抜群の存在感を発揮します。

BOSSは見た目の存在感だけでなく、履き込むほどに革が足になじむ変化の楽しさも魅力のひとつ。ソール交換を繰り返しながら一生モノとして愛用するファンも多いモデルです。
JOB MASTER(ジョブマスター)|ウエスコの代名詞

「JOB MASTER(ジョブマスター)」もBOSS(ボス)と同様、ウエスコの代名詞として最も人気のあるレースアップブーツです。
レースアップ仕様により足へのフィット感を細かく調整できるため、長時間の作業や歩行にも適しており、様々なワーカーたちの足元を守ってきました。
こちらのモデルも6インチから12インチまでのハイト選択が可能で、ビブラムソールやカスタムソールなど、用途に応じたカスタマイズができます。
また、100周年記念モデルとして発売されたホースハイドレザー仕様は、地下から発見されたヴィンテージラスト(木型)を使用した特別な一足として、現在でも高値で取引される希少モデルとなっています。

ジョブマスターは「実働ブーツ」としての完成度が段違いです。レースアップの調整が効くため、フィット感を重視する人やアウトドアでガシガシ履きたい人におすすめのモデルです。
その他の人気モデル(ハーネス、モリソン、ロメオ)

HARNESS(ハーネス)

MORRISON(モリソン)

ROMEO(ロメオ)
ウエスコにはBOSSやJOB MASTER以外にも魅力的なモデルが数多く存在します。
- HARNESS(ハーネス)
エンジニアブーツを象徴するモデルでBOSSよりもややシンプルなデザインが魅力。ハーネス部分に大きなリングを配しスタイリッシュなデザインに仕上がっています。 - MORRISON(モリソン)
JOB MASTERをベースに、よりクラシックな印象を持たせたモデルで、ウエスタンボス(WESTERN BOSS)とも呼ばれています。尖った足先とヒールを持ち、カウボーイスタイルを好む方に人気があります。ドレッシーなスタイルにも自然に溶け込む万能型のブーツです。 - ROMEO(ロメオ)
スリッポンタイプのショートブーツです。脱ぎ履きのしやすさと軽快な履き心地で、普段使いにぴったり。コアなファン層に支持されているモデルです。
それぞれのモデルにカスタムオーダーの選択肢があり、用途やスタイルに合わせて最適な一足を選ぶことができます。
ウエスコ ブーツのカスタムオーダー方法と値段
ウエスコブーツの最大の魅力のひとつが、自分だけのオリジナルブーツを作れるカスタムオーダーシステムです。サイズの計測からモデル選択、レザーの種類など、細部に至るまで自由にカスタマイズできます。
カスタムオーダーの基本プロセス

ウエスコブーツの最大の魅力のひとつが、自分だけのオリジナルブーツを作れるカスタムオーダーシステムです。
一人ひとりの足型・好み・用途に合わせて、理想の一足をゼロから作ることができます。基本の流れは次のとおりです。
まずは正確なサイズを測定します。
ウエスコではUS2~US16(約20cm~34cm)までの幅広いサイズ展開に加え、ワイズもAAAからEEEまで対応しており、一人ひとりの足型に完璧にフィットするブーツを作ることができます。
BOSS(ボス)、JOBMASTER(ジョブマスター)、HARNESS(ハーネス)などベースとなるモデルを決めます。
レザーの種類(ブラックドメイン、ブラウンドメイン、ラフアウト、ホースハイドなど)、ソール(ビブラム、カスタムなど)、ハイト(高さ)、トゥの形状(ボストゥ、ハーネストゥなど)を選択します。
ステッチカラーの変更やバックルの種類など、細部にまでこだわることができます。
サイズ・モデル・カスタム内容が決まったら見積もりを確認し、正式にオーダーします。
自社工房で職人が一足ずつハンドメイドで丁寧に仕上げます。

ウエスコのカスタムオーダーは、まさに作品づくり。革の種類やハイト、ソールひとつで印象がガラッと変わるため、じっくり時間をかけて選ぶのが楽しみのひとつです。
カスタムオプションと価格の目安

ウエスコのカスタムオーダーでは、選択するオプションによって価格が変動します。
基本価格はBOSS(ボス)で約15万円前後、JOBMASTER(ジョブマスター)で約14万円前後からスタートします。
レザーの変更(ホースハイドや特別なラフアウトなど)には追加料金がかかり、ステッチカラーの変更もチャージ料金が発生します。
また、ハイトを標準より高くする場合や、特殊なソールを選択する場合も追加費用が必要です。最近では値上げも実施されており、カスタムオーダーの総額は20万円を超えることも珍しくありません。
ただし、この投資により一生使える最高品質のブーツを手に入れられることを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
納期と注文時の注意点

ウエスコのカスタムオーダーは現在、本社製作期間が約18ヶ月以上かかることを理解しておく必要があります。さらに完成後、日本までの配送に約2週間を要するため、注文から手元に届くまで1年半以上の期間を見込む必要があります。
また、税込15万円以上のオーダーでは内金5万円からの受付となる店舗が多く、支払い方法は銀行振込、クレジットカード、PayPalなどが利用できます。オーダー後のキャンセルは基本的にできないため、サイズやカスタム内容は慎重に決定することが重要です。
正規ディーラーでは足型計測を無料で行っているため、複数回試着してサイズを確認することをお勧めします。

ウエスコのカスタムオーダーは、既製品では味わえない特別な体験です。
サイズや完成までの期間などをしっかり把握して、自分好みの一足を仕上げてみませんか?
ウエスコ ブーツのサイズ選びとフィッティングのコツ
自分に合ったサイズをしっかり選ぶことは、長く快適に履き続けるために最も重要なポイントです。
ウエスコでは同じ長さのサイズにおいて、幅と甲周りの大きさを段階的に表示するワイズ(width)システムを採用しており、「AAA < AA < A < B < C < D < E < EE < EEE 」という順で広くなります。
また、ウエスコのブーツは履き込むことで幅・甲周りが伸びる特性がありますが、縦方向にはほとんど伸びないため、長さは慎重に選ぶ必要があります。
ワイズ(width)の選び方

ウエスコのサイズ選びで最も重要なのが、「ワイズ(width)」足の幅です。
一般的な日本製のスニーカーや革靴では足長のみでサイズを選ぶことが多いですが、ウエスコでは、AAA~EEEまでの幅を選択できるため、日本人特有の甲高・幅広タイプでも快適なフィット感を狙うことができます。
一般的に、日本人の多くはD〜EEワイズが合いやすい傾向にありますが、モデルやレザーの種類によってもフィット感は変化します。また、履き込むことで多少伸びる可能性があるため、種類によってはやや窮屈に感じる程度のサイズを選ぶのがポイントです。
オーダー時は、実際に店舗で試し履きや採寸を行い、足の長さ・幅・甲の高さを測定してもらうのがおすすめです。

ウエスコのブーツの魅力は足に吸い付くような抜群のフィット感。最初は少し窮屈なくらいが理想で、履き込むほどに自分だけの形に育っていきます。
サイズ感と他ブランドとの比較

ウエスコのサイズ感は、レッドウィングやホワイツなど他のワークブーツブランドと比較すると、やや大きめに作られている傾向があります。
例えば、レッドウィングで「US8.5」を履いている方は、ウエスコでは「US8.0 または US8.0D」がちょうど良いことが多いです。また、ホワイツブーツと比較すると、ホワイツはハーフサイズ小さめを選ぶことが多いのに対し、ウエスコは通常のサイズで問題ないケースが多いとされています。
ただし、カスタムオーダーの内容(特にトゥの形状やインソールの有無)によってもサイズ感は変わるため、必ず実店舗で試着してから決定することを強くおすすめします。
| ブランド | 一般的なサイズ感の傾向 | ウエスコの対応目安 |
|---|---|---|
| レッドウィング(RED WING) | 標準的(やや大きめ) | 同サイズ または 0.5サイズ下 |
| ホワイツブーツ(WHITE’S BOOTS) | つま先ゆとりあり | 同サイズでOK |
| ダナー(Danner) | タイトめ | 0.5〜1サイズ上 |

数字よりもフィット感重視がウエスコ流です。足先にすこし余裕があっても、甲やくるぶしがしっかりホールドされていればOKです。
インソールの活用とサイズ調整

実は、ウエスコのブーツはインソールを入れることを前提とした設計がされています。
ホワイツブーツが独自のアーチイーズシステムで土踏まずをサポートするのに対し、ウエスコはインソールを活用することでフィット感を調整します。
長時間の立ち仕事やバイクライディングで使用する場合は、衝撃吸収性の高いインソールを併用することで、疲労軽減効果が期待できます。また、履き込むうちに革が伸びてフィット感が変わる場合もあるため、シーズンごとに中敷きの厚みを変えるのも効果的。
サイズ選びの際には、使用予定のインソールを持参し、痛くない範囲のタイトさを意識して選ぶことをおすすめします。
ウエスコ ブーツの手入れ・メンテナンス方法
ウエスコのブーツを一生物として長く愛用するためには、適切な手入れとメンテナンスが不可欠です。
ここでは基本的なお手入れ方法からメンテナンスの仕方までご紹介いたします。
日常的な手入れの基本

ウエスコのブーツを長く愛用するために欠かせないのが、日常のちょっとしたケアです。
タフなレザーを使用しているとはいえ、汚れや乾燥を放置するとヒビや色ムラの原因になるため、履いた後のひと手間を習慣にしましょう。
- ブラッシング
ヴァンプ(甲部分)、シャフト(筒部分)、ソール周りなど、ブーツ全体の汚れやホコリを丁寧に取り除きます。特にレザーの縫合部分やストラップ裏、バックル周りは汚れが溜まりやすいため、歯ブラシを使って細かくブラッシングしましょう。 - 洗浄~乾燥
ソールとアッパーをつなぐダブルステッチ部分など特に汚れがひどい箇所は、歯ブラシにレザーローションや水で薄めた中性洗剤をつけて洗浄します。その後は乾いたウエスで拭き上げ、陰干しでしっかりと乾燥させます。 - 保管
型崩れを防ぐためシューツリーを入れて、風通しの良い場所で保管することで、レザーの状態を良好に保つことができます。
クリーニングとオイルアップの手順

定期的なクリーニングとオイルアップは、レザーの柔軟性を保ち、ひび割れや色褪せを防ぐために重要です。
- 汚れ落とし:ウエスコ純正のクリーナー「Leather Amore」などを使用し、ブーツ全体の汚れを拭き取る。
- 乾燥:風通しの良い場所で軽く陰干しして水分を飛ばす。
- オイル塗布:完全に乾いたら「Bee Oil(ビーオイル)」を少量ずつ薄く広く塗り込む。
- 浸透・拭き取り:数時間から一晩おいてから余分なオイルを拭き取り、柔らかい布で軽く磨く。
オイルの塗りすぎは革を柔らかくしすぎて型崩れの原因となるため、薄く伸ばすことがポイントです。
オイルアップのタイミングは、履き込んでレザーが乾燥した手触りになったとき、または雨や雪で水分を含んだ後に陰干しして完全に乾燥させた直後が適切です。
ラフアウト(裏革)のメンテナンス

ウエスコでは、スエードのような質感のラフアウトレザー(裏革)のモデルも人気があります。
この素材は、通常のスムースレザーとは異なるメンテナンスが必要で、オイルを塗らずにブラッシング中心でケアします。
- 専用の真鍮ブラシで汚れを落とす
※頑固な汚れはクレープブラシや生ゴムを使用して擦り取る - 裏革専用の防水スプレーを薄く吹きかける
- 再度、真鍮ブラシでブラッシングして毛並みを整える
オイルを塗ると毛並みが潰れて質感が損なわれるため、乾燥防止と防水対策はスプレーで対応するのが基本です。
ラフアウトは通常のスムースレザーに比べて汚れが目立ちにくく、独特の風合いが楽しめる反面、水染みができやすいため、定期的な防水スプレーの使用が重要です。

ウエスコは、手をかけた分だけ応えてくれるブーツ。オイルの香り、革のツヤ、履きジワなど、どれもその人の人生と共に刻まれていきます。手入れをしっかりして、大切に愛用してください。
ウエスコ 限定モデルとコラボレーション
ウエスコは定番モデルに加えて、記念モデルや他ブランドとのコラボレーションモデルも数多くリリースしています。
100周年記念モデルの魅力

2018年、ウエスコ創業100周年を記念して、複数の特別モデルが発売されました。
最も人気が高いのは「JOBMASTER 1st 100th Anniversary Limited Model」で、本社の地下から発見されたヴィンテージラスト(木型)を使用し、肉厚なホースハイドレザーで仕上げられた特別な一足です。
このモデルは発売当時から入手困難で、現在では中古市場で15万円以上の高値で取引されています。
また、「Century BOSS」は1966年6月に使用されていたヴィンテージラストを採用した限定モデルで、通常のBOSSとは異なる履き心地と希少性から9万円以上の価値があります。
さらに「1939’s HORWEEN HORSEHIDE」は、1940〜50年代に使用されていた「Vintage Nailed Sole」を採用し、ホーウィン社のブラックホースハイドレザーを使用した超希少モデルとなっています。

限定モデルは、ウエスコの伝統的なクラフトマンシップに加えて、特別なレザーや希少なパーツを使用しており、コレクターズアイテムとしての価値も高く、中古市場では常に高値で取引されています。
LIFEではウエスコの買取に力を入れております。アイテムをお持ちの方はお気軽にご相談ください。
ウエスコ(WESCO)買取サービス
クロムハーツとのコラボレーション

ウエスコとクロムハーツ(Chrome Hearts)のコラボレーションは、2013年に青山のクロムハーツで開催された「CHROME HEARTS×WESCO BOOTS Custom Order Show」から始まりました。
このイベントでは限られた人のみが参加でき、クロムハーツのアイコンモチーフであるダガー、クロスボール、スクロールラベルなどをウエスコのブーツに落とし込んだ特別なカスタムオーダーが可能でした。
この両ブランドのコラボレーションブーツは非常に人気が高く、現在でも中古市場では高値で取引されることが多いアイテムです。
その他の注目コラボレーション

クロムハーツ以外にも、ウエスコは様々なブランドやショップとコラボレーションを行っています。NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)とのコラボでは「BOSS.STITCH」や「2FACE Jobmaster」などが展開され、その特別仕様モデルが多くのファンに人気があり、現在でも高値で取引されているほどです。
また、LYNCH SILVERSMITH(リンチシルバースミス)とのコラボレも過去3回にわたって実施され、シルバーアクセサリーとブーツの革新的な融合が話題となりました。
日本国内の正規ディーラーである「EMPTY GARAGE」や「HOPESMORE」などのショップ別注モデルも人気が高く、独自のレザーカラーやカスタムオプションが選択できることから、コレクターの間で高い評価を得ています。
ウエスコ ブーツの中古相場と買取価格
ウエスコブーツは新品価格が高額であるため、中古市場も活発に取引されています。
一般的な定番モデルのBOSSやジョブマスターは、状態にもよりますが中古で5万円から10万円程度で取引されることが多く、100周年記念モデルやクロムハーツコラボなどの限定モデルは15万円から22万円以上の高値で取引されています。
買取価格については、ブランド買取専門店LIFEでは状態・サイズによりますが、定番モデルで2万円から6万円程度、限定モデルやコラボモデルでは14万円から22万円の高額買取となっております。
ウエスコブーツの中古価値が下がりにくい理由は、一生物としての品質と修理可能な構造、そして根強いファンベースがあるためです。
高く売れるモデルと条件

ウエスコブーツを高く売るためには、いくつかの条件があります。
まず、モデルとしてはBOSSとジョブマスターが安定した需要があり、特に100周年記念モデルやクロムハーツコラボなどの限定モデルは非常に高値で取引されます。
サイズは26cm~27cm前後の「黄金サイズ」が最も需要が高く、通常よりも高い買取価格が期待できます。
状態については、使用感はあってもレザーに大きな傷やダメージがなく、ソールが減りすぎていないものが好まれます。
また、箱や保証書などの付属品が揃っていること、カスタムモデルであっても派手すぎない配色やデザインであることが高価買取のポイントとなります。
売却前には簡単なブラッシングとクリーニングを行うことで、査定額が上がる可能性があります。

ウエスコは、履き込むほどに味が出る一生モノのブーツとして人気が高く、中古市場でも安定した需要があります。特に、BOSSやジョブマスターなどの定番モデルはリセール価値が落ちにくく、状態次第では新品価格の半分以上で買取できるケースもあります。
買取相場の推移と今後の見通し

ウエスコブーツの買取相場は、近年のアメカジブームの再燃とともに上昇傾向にあります。
特に2020年以降、ヴィンテージアイテムへの関心が高まり、ウエスコのような本格的なワークブーツへの需要が増加しています。
新品価格の値上げも相次いでおり、それに伴って中古市場の価格も上昇しています。
今後も一定の需要が見込まれるため、ウエスコブーツの資産価値は安定すると予想されます。
特に限定モデルや100周年記念モデルは希少性が高く、今後さらに価値が上がる可能性があります。
売却を検討している方は、ウエスコの価値を理解している専門バイヤーが在籍する当店LIFEへ査定をご依頼下さいませ。

ここ数年、ウエスコブーツの人気は再び高まっており、特に状態の良い個体や限定モデルの査定額は上昇傾向にあります。新品価格の値上げによって中古でも価値が下がりにくいブランドの代表格といえるでしょう。定番モデルはもちろん、100周年モデルや希少なカスタム仕様は、コレクター需要が強く高額査定のチャンスです。
ウエスコ ブーツの修理・リペアサービス
ウエスコブーツの大きな魅力の一つは、何度でも修理して使い続けられる構造にあります。
日本国内の正規ディーラーでは、ソール交換、ヒール交換、レザーの補修、ジッパーの交換など、幅広い修理サービスを提供しています。
特に初回購入時に付属するギャランティーカードを持っていると、初回のヒール交換が無料、初回の全ソール張替えが9,000円で行えるなど、お得なサービスが受けられます。
定期的なメンテナンスと適切な修理により、ウエスコブーツは20年、30年と履き続けることができる真の一生物となります。
ソール交換・カスタムの選択肢

ウエスコブーツのソール交換では、オリジナルのソールに戻すことはもちろん、用途に応じて異なるソールへのカスタムも可能です。
ビブラムソールへの変更は、グリップ力と耐久性を求める方に人気があり、特にバイクライディングやアウトドアでの使用に適しています。
また、ホワイツ社のカスタムソールやクッション性の高いソールへの交換も可能で、履き心地を大きく改善できます。
さらに、先芯の抜き取りや追加、ハーフソールの追加なども対応しており、使用環境に合わせた最適なカスタマイズができます。
ソール交換の価格は、選択するソールの種類にもよりますが、1万5千円から3万円程度が一般的です。
レザー補修とカスタマイズ

長年使用したウエスコブーツは、レザーに傷や擦れが生じることがあります。
専門のリペアショップでは、レザーの色補正、傷の補修、ステッチの修理などが可能です。
特にバーガンディやブラウン系のレザーは、適切なケアと補色により、新品時の美しさを取り戻すことができます。
また、使用中にバックルが破損した場合や、ジッパーの不具合が生じた場合も、パーツの交換が可能です。
さらに、レザーの保護と防水性向上のために、トゥキャップの追加やレザーの張り替えも行えます。
これらの修理により、ウエスコブーツは何年経っても現役で活躍し続けることができます。
ウエスコブーツについてよくある質問(FAQ)
Qウエスコのエンジニアブーツで一番人気のモデルは何ですか?
ウエスコで最も人気が高いのは「BOSS(ボス)」です。BOSSは世界中でアメリカ製エンジニアブーツの最高峰として認知されており、その武骨で迫力あるデザインと高い防水性・安全性から、バイカーや現場作業員、ファッション愛好家まで幅広い層に支持されています。9インチから11インチまでハイトを選べ、カスタムオーダーでレザーやトゥの形状、ソールなどを自由に選択できる点も人気の理由です。日本でもバイク乗り、飲食業、アメカジスタイルを好む方々から絶大な支持を受けている定番モデルです。
Qウエスコとホワイツのブーツ、どちらがおすすめですか?
ウエスコとホワイツはそれぞれ異なる魅力があり、好みや用途によって選ぶべきモデルが変わります。ウエスコは武骨で迫力のあるデザインが特徴で、レザーが柔らかく履きやすいため、初めてワークブーツを購入する方やバイクライディングに使用する方におすすめです。一方、ホワイツは独自のアーチイーズシステムによる土踏まずサポートが特徴で、長時間の立ち仕事や歩行に適しており、クラシックで洗練されたデザインを好む方に向いています。迷った場合は、両ブランドを扱う正規ディーラーで実際に試着して、フィット感とデザインの好みで決めることをお勧めします。
Qウエスコブーツのカスタムオーダーにかかる費用と納期はどのくらいですか?
ウエスコのカスタムオーダーの基本価格は、BOSSで約15万円前後、ジョブマスターで約14万円前後からスタートします。ただし、選択するレザー(ホースハイド、特殊なラフアウトなど)、ステッチカラーの変更、ハイトの追加、特殊なソールなどのオプションにより、最終的な価格は20万円を超えることもあります。納期については、現在ウエスコ本社での製作期間が約18ヶ月以上かかり、完成後日本への配送に約2週間を要するため、注文から手元に届くまで1年半以上を見込む必要があります。一生物のブーツとして考えれば、この期間と投資は十分に価値があると言えるでしょう。
Qウエスコブーツのサイズ選びで失敗しないコツを教えてください
ウエスコブーツのサイズ選びで最も重要なのは、足長だけでなく足幅(ワイズ)も正確に測ることです。日本人の足型は幅広・甲高の傾向があるため、DウィズまたはEウィズが適合することが多いです。また、ウエスコブーツは履き込むことで幅・甲周りが伸びる(DウィズがEウィズに近づく程度)特性がありますが、縦方向にはほとんど伸びないため、長さは慎重に選ぶ必要があります。他ブランドとの比較では、レッドウィングよりもハーフサイズ小さめを選ぶことが多いです。最も確実なのは、正規ディーラーでブラノックデバイスを使った計測と試着を行い、インソールを入れた状態でのフィット感を確認することです。
Qウエスコの100周年記念モデルは今でも手に入りますか?価値はありますか?
ウエスコの100周年記念モデルは2018年に限定生産されたため、新品での入手は非常に困難です。現在では中古市場やオークションで時折見かける程度で、希少性が高いため価格も高騰しています。特に人気の「JOB MASTER 1st 100th Anniversary Model」は中古市場で15万円以上、「Century BOSS」は9万円以上、「カスタム BOSS 100周年記念 BKH1939」は8万円以上の価格で取引されています。これらのモデルは本社の地下から発見されたヴィンテージラストや、1940〜50年代に使用されていたネイルドソールなど、特別な要素を持つため、コレクターズアイテムとしての価値が非常に高く、今後さらに価値が上がる可能性があります。
まとめ
こちらの記事では、世界中のブーツ愛好家から支持されている、アメリカの老舗ブーツブランド「ウエスコ(WESCO)」についてご紹介いたしました!
100年以上の歴史を誇り、今もなお一点一点をハンドメイドで仕上げるその姿勢や耐久性、機能性、無骨なデザインから「キング・オブ・ブーツ」と称されています。
代表モデルのBOSSやジョブマスターはもちろん、豊富なカスタムや限定モデルも人気の理由。長く履き続けることで唯一無二の味わいが生まれ、日頃からのお手入れ次第で一生モノとして愛用できます。近年では、中古市場でも高値で取引され、資産価値の高いブーツとしても注目されています。
また、ブランド古着買取専門店LIFEでは、ウエスコ(WESCO)の全アイテムを高額買取いたします!過去モデルをお探しの方も、使用しなくなったアイテムを買い取って欲しいという方も、ぜひ当店をご利用くださいませ!
ブランドの専門知識が豊富なバイヤーが在籍しており、相場に合った最適な買取価格を算出いたします。

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