「いつか手に入れたい靴」と聞いて、エドワードグリーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
エドワードグリーン(Edward Green)は、1890年にイギリス・ノーサンプトンで創業された、高級紳士靴ブランドです。
洗練されたシルエット、丁寧な作り、そして長く履ける丈夫さが特徴で、「英国靴の最高峰」と称されることもあります。こちら記事では、そんなエドワードグリーンの歴史や人気モデル、選び方のポイントまでをわかりやすくご紹介いたします。
はじめての方はもちろん、すでに持っている方にも楽しんでいただける内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

エドワードグリーン(Edward Green)は、靴選びにおいて“質の高さ”を重視する方におすすめのブランドです。
しかし、初めて購入を検討されている方は、モデル選びやサイズ感で迷うことも多いと思います。
この記事を読んでいただければ購入する際のお悩みが解決しますので、ぜひ最後までご覧になって、自分にぴったりの一足を見つけてみてくださいね。
エドワードグリーンとは?世界中を魅了する英国最高峰の紳士靴ブランド
エドワードグリーン(Edward Green)は、選び抜かれた素材と職人技、そして時を超えて愛されるエレガントな佇まいで世界中の人たちを魅了し続けています。
こちらでは、エドワードグリーンってどんなブランドだろう?と気になっている方に向けてご紹介いたします。
エドワードグリーンとは?

エドワードグリーン(Edward Green)は、1890年にイギリス・ノーサンプトンで創業した、世界的に有名な紳士靴ブランドです。
ノーサンプトンは古くから革靴産業の中心地として知られており、多くの名門靴ブランドが生まれた地でもあります。
その中でもエドワードグリーンは、品質・デザイン・職人技のすべてにおいて、ひときわ上質で美しい靴を作り続けている、まさに“英国紳士靴の最高峰”と呼ばれる存在です。
創業者エドワード・グリーンは、創業当初から「でき得る限りの上質を求める(Excellence without compromise)」という理念を掲げ、細部まで妥協を許さない靴作りを追求してきました。
その哲学は現代に至るまで受け継がれており、1足の靴を完成させるまでに数週間を要するほど、時間と手間を惜しまず、伝統的な製法とクラフトマンシップを大切にしています。
また、エドワードグリーンの靴は、グッドイヤーウェルト製法という伝統的な作り方で仕立てられています。
これはとても丈夫で、長く履き続けられるのが特長で、履けば履くほど足に馴染んでいくので、“育てる靴”とも言われています。
さらに、厳選されたやわらかくて美しいカーフレザー(仔牛革)を使用し、裁断から縫製、仕上げの細かいところまで手作業で仕上げられているので、見た目も履き心地も抜群ですよ。
加えてデザイン面でも、流行に左右されない普遍的なエレガンスを大切にしており、ドレスシューズに求められる洗練された英国靴らしい雰囲気があります。
たとえば「ドーバー(Dover)」や「チェルシー(Chelsea)」といった代表モデルは、世界中のビジネスマンや靴好きから長年愛されている定番です。
しかし、エドワードグリーンの靴は、ただの「 おしゃれな靴 」ではありません。
丁寧に作られた一足には、職人のこだわりや歴史がたっぷり詰まっていて、長く付き合える相棒のような存在となります。
履く人の魅力をそっと引き立ててくれる、そんな靴を探しているなら、エドワードグリーンはきっとぴったりの選択肢になるはずです!

エドワードグリーンは、靴好きの中では「いつかは履いてみたい憧れの一足」と言われるくらい有名なブランドです!
一見シンプルに見えますが、一足一足に職人の手仕事が感じられ、細部まで本当に丁寧に作り込まれているので、近くで見ると革の質感や、ステッチの丁寧さなど、もう「さすが!」の一言ですね。
エドワードグリーンの歴史

こちらでは、エドワードグリーンの歴史について年表でご紹介いたします!
年代 | 主な出来事 | 備考 |
---|---|---|
1890年 | エドワード・グリーン氏がイギリス・ノーサンプトンにて紳士靴工房を創業。 | 当初は手縫いの高級紳士靴を製造。ミリタリーブーツなども手掛けていたと言われています。 |
20世紀初頭 | 英国紳士のための高品質な靴ブランドとしての地位を確立。 | 優れた素材と卓越した職人技で評価を高める。 |
1930年代 | 創業者のエドワード・グリーン氏が引退。事業は息子たちに引き継がれる。 | |
第一次・第二次世界大戦中 | 軍靴の製造も行う。 | 厳しい時代ながらも、品質を維持し続けたと言われています。 |
1970年代後半 | イタリア人実業家ウバルド・トニーニ氏とジョン・フルスティック氏によって買収される。 | 財政的な困難に直面していた時期。この買収によりブランド再生の道が開かれる。 |
1980年代 | ジョン・フルスティック氏がブランドの再建に尽力。 | ラスト(木型)の改良やデザインの現代化を進め、国際的な評価を再び高める。特に「202ラスト」などがこの時期に開発・改良されたとされる。 |
1990年代 | 国際的な市場での評価を不動のものとする。 | 高品質な英国靴の代表格として、世界中の紳士に愛用されるようになる。 |
2000年 | ジョン・フルスティック氏が死去。 | ブランドの精神は引き継がれ、品質と伝統を守り続ける。 |
2000年代以降 | 伝統を守りつつ、新しいモデルやラストも開発。 | チェルシー、ドーバー、カドガン、バークレーといった代表モデルが引き続き人気を博す。 |
現在 | 英国最高峰の紳士靴ブランドの一つとして、世界中で高い評価を得ている。 | 伝統的な製法と品質を堅持し、多くの靴愛好家を魅了し続けている。 |

130年以上も続いてるブランドって聞くと、ちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、実際に手に取ると、作りも本当にしっかりしていて、昔から今までずっと職人さんが手作業で丁寧に作ってきたことが感じられるので、愛されている理由に納得できる一足です!
クラシックなデザインだけど、今の時代にも自然とマッチするので、若い世代の方にもおすすめしたいブランドです。
エドワードグリーン買取サービス
エドワードグリーンが多くの紳士に選ばれる3つの理由
なぜこれほどまでにエドワードグリーンが多くの男性に選ばれているのか?
ここでは、そんなエドワードグリーンが愛される3つの理由を、わかりやすくご紹介いたします。
01最高品質への徹底したこだわりが生み出す、芸術品のような佇まい

エドワードグリーンの靴を一目見ただけで、どこか特別な存在感を感じることがあります。
それはきっと素材選びから仕上げに至るまで、一切の妥協を許さないものづくりの姿勢が、靴そのものに表れているからでしょう。
まず注目すべきは、使用されている革の高品質さです。
エドワードグリーンでは、フランスのアノネイ社やドイツのワインハイマー社など、世界的にも評価の高いタンナーから仕入れた最高級のカーフレザーを使用しています。
しなやかでキメが細かく、手触りも美しいその革は、履き込むほどに味わいを増し、唯一無二の風合いへと育っていきます。
そして、その上質な素材を最大限に活かすのが、熟練職人による手作業の技術です。
なかでも、繊細なハンドソーンの工程や、丁寧なつり込み作業、ミリ単位で調整されたステッチなど、細部にまで神経を行き届かせた仕上げはまさに職人技です。
エドワードグリーンでは、大量生産では絶対に出せないこだわりと技術があります。
また、エドワードグリーンが誇る豊富な木型(ラスト)も、芸術品のようなシルエットを生み出す大きな要素となっています。
英国靴らしいエレガンスを保ちつつ、足に吸いつくようなフィット感を実現するために、さまざまな足型やスタイルに合わせた設計がなされています。
こうした細部へのこだわりが積み重なった一足は、もはや靴という枠を超えて、身につける芸術品と呼ぶにふさわしい存在です。
02時代に流されない、英国伝統の普遍的で洗練されたデザイン

エドワードグリーンのデザインが持つ魅力には、「時代に流されない普遍性」と「英国伝統の洗練さ」にあります。
ファッション業界は日々新しいトレンドが生まれ消えていく中で、同ブランドはその波に左右されることなく、英国伝統のクラシックな美学を守り続けています。
その理由は、英国靴づくりの長い歴史と、「本当に大切なものを追求する」という考え方にあります。
時間をかけて丁寧に作られた靴だからこそ、長く履き続けるほどに味わいが増し、履く人の人生に寄り添う存在になります。
エドワードグリーンでは、時代に流されないクラシックなデザインを大事にしているので、派手な飾りや流行のデザインを取り入れるのではなく、シンプルで洗練されたフォルム、そして足に自然と馴染むフィット感を大事にしており、見せかけの華やかさではなく本当に必要とされる機能と美しさを追求するという、イギリスならではの美意識が現れていますね。
ビジネスシーンはもちろん、カジュアルスタイルなどの場面でも使いやすく、幅広いシーンで活躍してくれますよ。
また、見た目の美しさだけじゃなく、履き心地や丈夫さにもこだわっているのがポイントです。
良質なレザーを使い、伝統的なグッドイヤーウェルト製法で作られているので、履けば履くほど足に馴染んで長く愛用できます。
エドワードグリーンの靴には、100年以上続く英国靴の歴史と、本当に良いものを届けたいという誠実な姿勢が、しっかりと息づいています。
その為、いつの時代でも色褪せることなく、どんなシーンでも活躍してくれる一足として多くの紳士に愛されるクラシックシューズの代表格となっています。
03長く愛用できる耐久性と、修理して履き続けられるサステナビリティ

エドワードグリーンの靴が「一生もの」と言われる理由のひとつとして、高い耐久性があげられます。
素材に使われるレザーは、世界中から選び抜かれた上質なレザーだけを使用しているのが特徴で、履き始めこそ少しハリがありますが、徐々に足に馴染んで、自分だけの一足へと育っていきます。
また、エドワードグリーンの靴作りの要となっているのが、伝統的なグッドイヤーウェルト製法です。
この製法は、靴底をしっかりと縫い合わせることで耐久性を高くすることが出来て、ソール(靴底)の交換も可能なのが特徴です!
どんなに大事に履いても、ソールはどうしても擦り減ってしまうものですが、ソールを交換し、きちんとお手入れをしながら、必要なタイミングで修理を重ねていけば、10年、20年とずっと履き続けることができますよ!
そして履き込むごとに風合いが増し、革ならではの深みやツヤが出てくるのも楽しみのひとつです。
時間をかけて自分だけの味わいを育てられる、それが「育てる革靴」と言われる理由なんですね。
流行の靴を毎年買い替えるのではなく、ひとつの良いものを大切に育て、直しながら使い続ける。
そんなエドワードグリーンの靴は、環境にもやさしいサステナブルな選択としても魅力があります。
もちろん、長く履くためには日頃のメンテナンスも大切なので、ブラッシングやクリームでの保湿など専用のケア用品を使って定期的に手入れをして革のコンディションを保ちましょう。
エドワードグリーンを代表する不朽の名作モデルを一挙紹介
英国紳士靴の最高峰と称されるエドワードグリーン(Edward Green)。
その魅力を語るうえで欠かせないのが、時代を超えて愛され続けている名作モデルの存在です!
こちらでは、エドワードグリーンの中でも特に人気の高い定番モデルや、不朽の名作と呼ばれるアイテムをご紹介いたします。
エドワードグリーンの靴が欲しいけど、どのモデルにするか悩んでいる方はぜひこちらをご覧になって参考にしてくださいね。
CHELSEA(チェルシー)- 内羽根ストレートチップの完成形

エドワードグリーンを語るうえで、絶対に外せない名作モデルが「CHELSEA(チェルシー)」です。
クラシックな内羽根ストレートチップという伝統的なデザインながら、完成度は高く、ビジネスシーンやフォーマルな場において、一歩先の上品さを演出してくれる一足です。
このモデルの魅力をさらに引き立てているのが、エドワードグリーンを代表する木型「202ラスト」です。
丸みを帯びたつま先と、土踏まずからかかとにかけての絶妙な絞りが、美しいシルエットと快適なフィット感で、クラシックでありながら野暮ったさを感じさせない、まさに「英国靴の理想形」と言える仕上がりと言えます。
また、チェルシーは、シンプルなデザインなので汎用性の高く、スーツスタイルとの相性はもちろん、少しカジュアルダウンしたコーディネートにも自然に馴染み、コーディネート全体を引き締めてくれます。
だからこそ、エドワードグリーンの初めての革靴としても、既に多くの靴を持っている方の「最後にたどり着く一足」としても選ばれることが多いモデルです。

チェルシーは、エドワードグリーンの中でも特に完成度が高いと感じるモデルです。
どんなスーツにもすっと馴染んでくれて、気取らず上品な印象を演出してくれます。
202ラスト特有の柔らかな丸みは、足に吸い付くようなフィット感があって、一日中履いていても疲れにくいのが嬉しいですね。
DOVER(ドーバー)- Uチップの最高傑作と名高いスキンステッチ

エドワードグリーンを代表する名作「DOVER(ドーバー)」は、“Uチップの最高傑作”とも言われるモデルです。オンオフ問わず使える汎用性の高さと、他のドレスシューズにはない独特の存在感を兼ね備え、多くの革靴ファンを魅了し続けています。
ドーバーのおすすめポイントは、モカ部分に施された「スキンステッチ(ライトアングルモカ)」です。
この技法は、熟練した職人が革の表面だけをすくい縫い上げる非常に高度なハンドステッチで、立体感と美しさが際立ちます。
一針一針丁寧に縫い込まれたその仕上がりは、まさに「 履く芸術品 」とも言えるでしょう。
量産品では味わえない、手仕事ならではの温かみを感じられる一足です。
また、DOVERは使用するラスト(木型)によって印象が大きく変わるのも特徴のひとつ。
例えば、クラシックで丸みのある「32ラスト」は柔らかく落ち着いた印象を、よりシャープでモダンな「606ラスト」はスマートで都会的な雰囲気を演出してくれます。
好みやコーディネートに合わせて選べるのも、DOVERの楽しみ方のひとつです。
ドレススタイルに合わせればきちんと感を出せますし、カジュアルなパンツに合わせれば程よく抜け感を出せるので、一足あればさまざまなシーンで履くことができるのが魅力ですね。

DOVERは、手縫いならではの立体感と繊細さのある美しいスキンステッチがとても魅力です。
ラストによって印象がガラリと変わるのも面白く、丸みのある32ラストはやわらかくクラシック、606ラストはより洗練された雰囲気で、どちらにも根強いファンがいます。
スーツにもデニムにも合わせやすいので、幅広いスタイルで楽しんでいただける一足ですよ。
BERKELEY(バークレー)- パンチドキャップトゥの気品

エドワードグリーンの「BERKELEY(バークレー)」は、クラシックな内羽根デザインに繊細な装飾を加えたパンチドキャップトゥモデルです。
セミブローグに分類されるデザインで、ブランドの定番「チェルシー」に比べてほんの少し華やかで、洗練された印象を与える一足です。
キャップ部分に施されたパーフォレーション(穴飾り)は、主張しすぎず、品よくまとめられているのが特徴です。
また、さりげない装飾がスーツスタイルにほどよいアクセントを加え、ビジネスシーンだけでなく、華やかな場や少しカジュアルなスタイルにもフィットし、長時間の着用でもストレスが少なく、足元から上質さを感じさせてくれます。
装飾のある革靴は派手になりがちと思われがちですが、エドワードグリーンのバークレーは控えめな華やかさで格式と遊び心をほどよく取り入れた、まさに大人のためのセミブローグと言えるでしょう。

チェルシーと並んで人気のあるモデルがバークレーです。
特に「 装飾があるけど品のある靴がほしい 」という方に、おすすめです!
パンチドキャップトゥのデザインは、一見するとさりげないのに、全体の印象をぐっと引き締めてくれます。
202ラストだと柔らかく英国的、82ラストなら都会的な印象があります。
ラストで選ぶ楽しみがあるのも、このモデルの魅力ですね。
CADOGAN(カドガン)- セミブローグの王道

エドワードグリーンの「CADOGAN(カドガン)」は、華やかさと上品さを絶妙なバランスで両立したセミブローグの名作です。
英国靴の伝統をしっかりと感じさせながらも、装飾性を活かしたデザインで、足元に程よいアクセントを加えてくれる一足ですよ。
つま先にあしらわれたメダリオン(飾り穴)と、キャップ部分や外側のパーフォレーション(穴飾り)は、繊細で上質な雰囲気があり、ドレッシーでありながら、ほんのりとカントリー調のニュアンスも感じさせるデザインが特徴です。
ビジネススーツとの相性も抜群で、堅苦しすぎず、でもきちんと感はある。
そんなバランスがカドガンの魅力といえるでしょう。
セミブローグというと少し華やかすぎる印象を持たれがちですが、カドガンはあくまで上品にまとまっているので、初めての装飾系ドレスシューズとしてもおすすめ。日常使いから特別な日まで、幅広いシーンで活躍する一足です。

CADOGAN(カドガン)は、セミブローグを語るうえで外せない“王道”モデルですね。
適度な装飾が足元に華を添えてくれて、シンプルなスーツスタイルもどこか洗練された雰囲気になります。
202ラストのおかげで、フォルムはクラシックですが、丸すぎずスマートすぎず、ちょうど良いバランスになります。
個人的には、「 装飾のある靴を試してみたいけど派手すぎるのはちょっと… 」という方にこそ、ぜひ履いてほしい一足です。
PICCADILLY(ピカデリー)/ DUKE(デューク)- 洗練されたローファースタイル

ドレスシューズの名門エドワードグリーンが手がけるローファー「PICCADILLY(ピカデリー)」と「DUKE(デューク)」は、上品さとリラックス感を見事に両立させたモデルです。
カジュアル過ぎず、かといって堅苦しくもないので、大人が履くにふさわしいローファーといえる存在です。
ピカデリーはブランドを代表するペニーローファーで、美しく流れるようなラインと、無駄のないすっきりとしたフォルムが特徴です。
スマートな印象ながらも足当たりは柔らかく、ローファー特有の「脱げやすさ」や「きつさ」が出にくいバランスの良さも魅力で、ビジネスカジュアルから上品なオフスタイルまで幅広く活躍します。
一方、デュークはよりミニマルな雰囲気をまとったタッセルローファーです。
装飾的なデザインながら、エドワードグリーンらしく控えめで気品ある仕上がりになっており、スラックスやジャケパンと合わせればグッと洒落た印象を受けます。
柔らかなレザーの質感やフィット感など履き心地の面でも高い人気があるモデルです。
どちらのモデルにも使われている「184ラスト」は、ローファー専用に設計された木型で、甲のフィット感と踵のホールド感に優れています。
ローファーはサイズ感が難しいと言われますが、エドワードグリーンのローファーは「まるで足を吸い付くように包み込む」と言われるくらい履き心地が良いのが特徴です。

ピカデリーとデュークは、それぞれ“ローファーの理想形”だと思っています。
ピカデリーはフォーマルすぎず、でもどこか気品があって、仕事でもオフでも本当に使いやすいです。
デュークはやや華やかなタッセル付きですが、決して派手すぎず、大人の遊び心を感じさせる仕上がりになっています。
自分に合うエドワードグリーンの選び方|ラスト(木型)とサイズ感を理解する
エドワードグリーン(Edward Green)のは、その美しいフォルムと履き心地の良さで多くのファンを魅了してきましたが、
実際に選ぶとなると「自分に合うモデルやサイズがわからない」と悩む方も多いかと思います。
エドワードグリーンの靴は、モデルごとのデザインだけでなく、ラスト(木型)によって足入れ感やシルエットが大きく変わってくるのが特徴です。
ローファーに適した「184ラスト」、英国的な丸みを持つ「202ラスト」、シャープでモダンな「82ラスト」など、ラストの違いを理解することが大事になります。
こちらでは、代表的なラストの特徴やサイズ感の違いをわかりやすくご紹介いたします。
こちらをご覧になって自分にぴったりなエドワードグリーンを見つけるための参考にしてくださいね。
代表的なラスト(木型)とその特徴
ラスト(木型) | トゥ形状 | 特徴・印象 | 履き心地 | 主な使用モデル例 |
---|---|---|---|---|
202 | クラシックラウンドトゥ | ブランドを象徴する代表的ラストです。 つま先に程よい丸みがあり、クラシックでバランスの取れたフォルムが特徴です。 フィット感も良く、英国靴らしさを体現しています。 | 足幅・甲周りが程よくゆとりがあり、履き心地は安定しています。 幅広めの方にも比較的合いやすいです。 | チェルシー、バークレー、カドガン |
82 | モダンラウンドトゥ | 202よりシャープなシルエットで、現代的でスマートな印象です。 都会的で洗練された雰囲気を求める方におすすめです。 | 202よりややタイトなフィット感で、甲のホールド感が強めなので足が細めの方に向いています。 | チェルシー、バークレーなど一部モデル |
32 | チゼルトゥ | シャープなスクエア気味のトゥが特徴です。 捨て寸が長めで、エレガントかつ繊細な印象になります。 | やや細身でスマートなフィット感です。 足先にゆとりがありますが全体的にタイト目な作りです。 | ドーバー |
606 | ラウンド寄りのチゼルトゥ | 32よりややボリューム感のある木型です。 丸みとエッジを併せ持つ絶妙なバランスで、安定感のある履き心地が特徴です。 | 32より足当たりが柔らかく、甲高の方にも対応しやすい。安定感のある履き心地。 | ドーバー |
184 | ショートノーズ・ラウンドトゥ | ローファー専用に設計された木型です。 | 甲が低めでかかとのホールド感が高く、ローファーの浮きを防止してくれます。 タイトなフィット感を好む方に。 | ピカデリー、デューク |
エドワードグリーン(Edward Green)には、代表的なラスト以外にも注目したい木型がいくつかあります。
例えば「888ラスト」は、とてもシャープでスリムなチゼルトゥが特徴なので、足が細めで甲が低い方にぴったりで、スマートでスタイリッシュな印象を好む人には特におすすめですよ。
一方、「915ラスト」は、少し幅が広めでゆったりした履き心地が魅力で、長時間歩いても疲れにくいので足にやさしい靴を探している方に人気があります。
こうしたラストの違いを知っておくと、自分の足にぴったり合う一足を見つけやすくなりますね。
エドワードグリーンは色々な足の形に対応できるようにラストを豊富に用意しているので、じっくり選んで長く愛用できる靴を見つけてくださいね。

エドワードグリーンはラストの種類が豊富なので、自分の足に合う一足がきっと見つかります!
特に202ラストはクラシックで履きやすく、初めての方にもおすすめですよ。
足が細めの方は82ラストや888ラスト、幅広の方は915ラストを試してみると良いですね。
長く履けることを考えると、フィット感はとても大事です!
こちらを参考に自分の足にしっかりフィットする靴を選んでみてください。
正しいサイズ選びのポイントとフィッティングの重要性

エドワードグリーン(Edward Green)は、サイズ選びを誤ると、履き心地が大きく変わってしまうため、サイズの選択とフィッティングがとても大事になってきます。
エドワードグリーンのサイズは、日本の一般的なスニーカーサイズとは異なり「UKサイズ」で表記されているので確認が大事です。
たとえば、普段スニーカーで27cmの人が、エドワードグリーンの靴を選ぶときはUKサイズでいうと6.5や7あたりが目安になります。
しかし、ブランドやモデルによってサイズかんが少し違うので、やっぱりフィッティングが大事ですね。
また、エドワードグリーンはウィズ(足囲)も展開しており、標準的なEウィズに加えて、細めのD、標準のE、広めのFなど、自分の足幅に合わせて選べるので無理なくフィットさせやすいのがポイントです。
革靴はスニーカーのように足を包み込む柔らかさが少ないため、フィッティング時には以下のポイントを特にチェックしましょう。
- 捨て寸(つま先の余裕)
足の指先に適度な空間があること。詰まりすぎると痛みの原因に。 - 指の当たり具合
指が靴の内部で窮屈にならず、自然に動かせるか。 - 甲の圧迫感
革の締め付けが強すぎないか。足の甲が痛くならないかを確認。 - 踵のホールド感
踵が抜けやすくないか。適度にホールドされていることが重要。
自宅でサイズだけで判断することもできますが、プロのフィッターは足の形状やクセを踏まえ、最適なサイズやウィズをアドバイスしてくれるので、専門店のフィッターに実際に足を見てもらいながら試着するのがおすすめです。
エドワードグリーンは履き込むほどに足に馴染む靴ですが、最初のサイズ選びが合っていないとその魅力が伝わりません。
ぜひ、サイズ確認とフィッティングをしながら、自分に足にあった靴を選んでくださいね。

エドワードグリーンは、サイズ選びが少し難しいですが、ウィズの展開があるので、自分の足幅に合った靴を見つけやすいのが魅力ですね。
試着するときは、つま先の余裕や甲の締め付け感、かかとのホールド感をしっかりチェックしてみてください。
専門店でのフィッティングを受ければ、サイズの不安も解消できるので安心ですよ。
長く履くほど足に馴染んで、自分だけの一足になるのがエドワードグリーンの魅力なので、焦らずにじっくり選んでくださいね。
エドワードグリーンを長く美しく愛用するためのお手入れ方法
エドワードグリーンの靴を長く美しく履き続けるためには、日々のお手入れが欠かせません!
最高級のカーフレザーは、正しいケアをすることで光沢や柔らかさを保ち、履くほどに味わいが増していきますよ。
こちらでは、日々のお手入れとメンテナンスからプロによるメンテナンスと修理についてご紹介いたします。
エドワードグリーンの美しさを長く楽しむためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
日々のお手入れと定期的なメンテナンス

エドワードグリーンの魅力を長く楽しむためには、日々のお手入れと定期的なメンテナンスがとても大切です。
履いた後は、柔らかい馬毛ブラシで表面のホコリや汚れを落とし、汚れが溜まりやすいつま先やコバ(靴底の縁)はより丁寧に行うことをおすすめします。
ブラッシングのあとは、シューツリーを入れると型崩れを防ぎ、湿気をしっかり吸収してくれるので、これをするだけで靴の寿命が大きく変わってきます。
雨に濡れてしまったときは、すぐに乾いた布で軽く水分を拭き取り、シューツリーを入れた状態で風通しの良い日陰でゆっくり自然乾燥させましょう。
ドライヤーなどで無理に乾かすと、革がひび割れる原因になるので注意が必要です。
また、1〜2週間に一度のペースで、定期的にレザーのメンテナンスするのもおすすめです。
メンテナンスする際は、まず専用のクリーナーで古いクリームや汚れを落とし、次に保革クリームを薄く均等に塗って革に栄養を与えます。
その後、豚毛ブラシでしっかり磨き、最後に乾拭きして仕上げると、自然なツヤが出てきますよ。
- 柔らかい馬毛でブラッシングする。
- 専用のクリーナーで汚れを落とすし、保革クリームを薄く塗り保湿して乾拭きする。
- シューツリーを使用して型崩れを防ぐ。
- 雨で濡れた際は、乾いた布で拭き、風通しの良いところで自然乾燥させる。
日々のちょっとしたひと手間と、定期的なケアを続けることで、エドワードグリーンの靴はより深みのある風合いへと育ち、長く愛用できる一足になります。

エドワードグリーンは、しっかりお手入れするほどに味わいが増していくので、育てる楽しさのある革靴です。
履いた後のブラッシングやシューツリーの使用はとても大事で、特に木製の純正シューツリーは型崩れ防止だけでなく、湿気を吸ってくれるのでとても重宝しますよ。
定期的にクリームで栄養を与えてあげれば、革のしなやかさとツヤがキープできて、見た目も美しく保てます。
多少の雨に当たっても、慌てずに正しい対処をすれば問題ありません。
丁寧なケアを続けていくことで、何年経っても履いていただくことが可能です。
プロによるメンテナンスと修理について
エドワードグリーンを長く大切に履き続けるなら、日々のお手入れに加えてプロのメンテナンスを取り入れることをおすすめします。
自分でのケアだけでも十分ですが、プロにお願いすると革の状態を細かくチェックしてもらえたり、自分では気づかない乾燥や小さな傷にも対応してもらえます。
数年履いて「そろそろ靴底がすり減ってきたかな…?」というときは、オールソール交換のタイミングかもしれません。
エドワードグリーンはしっかりした作りなので、ソールを張り替えれば、長く履いていただくことが可能です。
この作業は技術が必要なので、経験豊富な修理専門店にお願いするのが安心です。
また、プロのクリーニングや磨きは仕上がりが一味違います。革にぴったり合ったクリーム選びから、ツヤを引き出す磨きまで、細部まで丁寧に仕上げてくれるので、靴が見違えるように美しくなりますよ。
お気に入りの一足を“育てていく”ような感覚で、定期的にプロの手も借りながら、大切に履いていきましょう。そうすれば、エドワードグリーンは10年、20年と頼れる相棒になってくれます。

エドワードグリーンの靴は、数年おきにプロのメンテナンスを取り入れてみるのがおすすめです。
プロのメンテナンスでは、革のコンディションを見極めて、的確にケアしてくれるので、仕上がりの美しさが変わってきます。
日々のお手入れは自宅で行い、ソールの減りが気になった時や、自分のお手入れだけではケアできない部分はプロに任せるとより長く愛用することができますよ。
エドワードグリーン コーディネート紹介
こちらでは、エドワードグリーンの靴を使用したコーディネートをご紹介いたします。
ぜひこちらをご覧になってエドワードグリーンを購入したあとのファッションの参考にしてくださいね。

大人カジュアルなスタイル。
ネイビーのマンダリンジャケットにショーツを合わせたセットアップでほどよく力の抜けた大人の綺麗めカジュアルスタイルです。
足元は、エドワードグリーンのローファーに白ソックスを合わせており、シンプルだけどセンスが光るコーディネートです。

ミリタリー×トラッドの絶妙ミックス。
ラフな雰囲気のジャケットにカラフルなシャツを合わせて、パンツはベージュのワイドパンツでリラックス感のあるシルエットに仕上がっています。
服の色味に合わせたエドワードグリーンのレザーシューズを合わせることでカジュアルすぎない絶妙なバエランスに仕上がっています。

大人のシンプルコーディネート。
かっちりと合わせがちなエドワードグリーンのレザーシューズを古着のハーフジップとワイドな黒パンツと合わせることで、抜け感のありつつも品のある印象に仕上がっています。
飾らないけどセンスを感じる、力の抜けたヴィンテージミックスが魅力のコーディネートです。
エドワードグリーンの革靴は、トレンドに左右されずに長く寄り添ってくれる一足として、コーディネートをワンランクアップさせてくれる存在です。
様々なスタイルにマッチするので、ビジネスシーンからフォーマルなシーンはもちろんのこと、上記のようなラフな着こなしにも自然に溶け込み、着こなし全体に品を与えてくれますよ。

エドワードグリーンの靴は、ただの高級靴にとどまらない魅力があります。
スーツに合わせてももちろん格好良いですが、カジュアルなスタイルに取り入れたときの上品な抜け感は、現代の多様なファッションスタイルにも自然に溶け込みますね。
よくある質問(FAQ)
- Qエドワードグリーンの定価はどれくらいですか?
- A
モデルや素材、購入場所によって異なりますが、一般的に新品で20万円前後からが目安となります。限定モデルや特殊な素材のものはさらに高額になることもあります。
- Qエドワードグリーンはどこで購入できますか?
- A
国内では直営店のほか、高級百貨店やセレクトショップなどで取り扱いがあります。また、海外のオンラインストアや現地の店舗、中古専門店でも購入可能です。
- Qエドワードグリーンにレディースモデルはありますか?
- A
はい、数は少ないですがレディースモデルも展開されています。メンズ同様の高品質な作りで、クラシックなデザインが特徴です。
まとめ
エドワードグリーンは、見た目の美しさだけでなく、履き心地や耐久性まで計算し尽くされた、まさに“大人のための一足”です。
流行に流されないクラシックなデザインは、ビジネスでもプライベートでも活躍してくれますし、長く履くほどに革の風合いが深まっていく魅力があります。
「良い靴を長く履きたい」「自分だけの一足を育てていきたい」そんな思いがある方にこそ、ぜひ手に取ってほしいブランドです。
ぜひこの記事を参考にしていただいて、自分にぴったりの一足を見つけてみてくださいね。
また、エドワードグリーン買取ページでは、買取強化モデルや買取実績などエドワードグリーンに関する買取情報を詳しくご案内しておりますので、お時間がありましたらぜひこちらもご覧ください!
ブランド古着買取専門店LIFEでは、エドワードグリーンのアイテムを高価買取しております。
日本全国どこからでも送料無料で利用いただけて、経験豊富なエドワードグリーン専門の買取アドバイザーが、一点一点丁寧に査定しております。
また、査定料や返送料も当店が負担いたしますので、お客さまには安心してご利用いただけます。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
LIFE実店舗紹介
-
- LIFE中倉店
- 〒984-0821 宮城県仙台市若林区中倉3丁目17-57
- 営業時間 11:00〜19:00
-
- LIFE六丁の目店
- 〒984-0004 宮城県仙台市若林区六丁の目東町6-25
- 営業時間 11:00〜19:00
-
- LIFE宅配買取センター
- 〒984-0821 宮城県仙台市若林区中倉3丁目17-57
- 受付時間 11:00〜19:00