SAINT LAURENT(サンローラン)のアートプロジェクト「SELF(セルフ)」の第7弾「SELF 07」が、2022年6月9日(木)~6月12日(日)の4日間渋谷の宮下公園 芝生ひろばにて開催されました。
このイベントは世界6都市で同時開催され、今回初開催となる東京では写真家・ホンマタカシ氏が選出されています。
サンローランのアートプロジェクト「SELF 07」と写真家・ホンマタカシ氏についてご紹介いたします。
サンローランのアートプロジェクト「SELF 07」について
フランスの人気ファッションブランドであるSAINT LAURENT(サンローラン)。
現在コスメや香水などを取り扱うYves Saint Laurent(イヴ サンローラン)から枝分かれしたブランドで、ディオール オムやセリーヌのクリエイティブディレクターとして活躍したことでも有名なエディ・スリマンの改革によって2012年にアパレルラインとして誕生しました。
ライダースジャケットやカバスなどのバッグ、ロゴをあしらった財布などが有名で中古市場でも常に注目度が高いブランドです。
イヴ サンローランの創業者でありモードの帝王と呼ばれたイヴ サンローランによるオートクチュールはゴッホやピカソなどの芸術作品から着想を得たものも多く、2017年にはパリにイヴ サンローラン美術館をオープンするなど長年にわたりアートと深い関りを持っています。
そんなサンローランで2018年に始動したアートプロジェクトが「SELF」です。
世界のアーティストの感性を通して「サンローランらしさ」を捉えることを目的としたプロジェクトで、第7弾となる今回の「SELF 07」では東京・上海・ソウル・ニューヨーク・ロンドン・パリの6つの都市で写真展を同時開催。
その都市や国とつながりのあるフォトグラファーが各1名選出され、各国でそれぞれの個性が反映された展示が同時期に開催されました。
初開催の東京では世界で活躍する写真家集団「マグナムフォト」より、東京都出身の写真家・ホンマタカシ氏がゲストフォトグラファーとして参加。
渋谷 宮下公園の芝生ひろばには周囲に鏡面を張り巡らせた円形の構造物が建てられ、会期中にはサンローランを愛用していることで知られる登坂広臣さんも会場を訪れています。
写真家・ホンマタカシとは
ホンマタカシ氏は1962年生まれの東京都出身の写真家で、現在東京造形大学大学院客員教授も務めています。
代表作には1999年に第24回木村伊兵衛写真賞を受賞した「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」があり、「Tokyo and My Daughter」、「ホンマタカシ TOKYO NEW SCAPES」など東京にまつわる作品を数多く発表。
写真を通して東京を始めとする都市の多様な姿を撮り続けるホンマタカシ氏は、今回のプロジェクトとテーマにまさにふさわしい人物といえます。
本展のテーマ「都市とファッション」についてホンマタカシ氏は次のようにコメントしています。
都市とファッション。東京という巨大な街に、僕らは暮らしている。洋服を着た僕らは、東京という環境の中で、生きて、そして行動している。
僕らの、行動は、実はその東京という街の圧によって、制約され、誘導されている。僕らの周囲にある東京という環境を、カメラオブスクラの手法を使って、写しとり、展示した。都市とファッションは、いつも一対一の関係で、成り立っている。私はアンソニー・ヴァカレロ監修による、サンローランSELF 07 に関われたことを光栄に思います
ホンマタカシ
SAINT LAURENT SELF 07 MAGNUM PHOTOS 6 人のフォトグラファー 6つの都市 アンソニー・ヴァカレロ監修
今回展示されたのはカメラ オブスクラと呼ばれるピンホールの原理を応用した手法で表現した東京の風景。
ホンマタカシ氏の作品とサンローランを着用したモデルを撮影した作品が交互に展示され、「都市とファッション」のテーマの通り両者の世界観を体験できる貴重なイベントとなりました。
まとめ
2022年6月に渋谷で開催されたサンローラン「SELF 07」と、写真家・ホンマタカシ氏についてご紹介しました。
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image source:ysl.com